平成29年5月1日より、なごみ薬局本店の営業時間を誠に勝手ながら、
9:00-19:00に変更させていただきます。
朝ご利用の方にご迷惑をおかけしますが、これからもご利用いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。
心から患者さんを元気にする薬局です。
平成29年5月1日より、なごみ薬局本店の営業時間を誠に勝手ながら、
9:00-19:00に変更させていただきます。
朝ご利用の方にご迷惑をおかけしますが、これからもご利用いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。
全国の中学校図書室に置かれるということで、インタビューうけました。なごみ薬局が本になると嬉しいです!!( ´ ▽ ` )ノ
私も薬剤師になろうと始めて思ったのは、中学のときでした。両親が一生懸命働いている姿をみて、もしも体調を崩したときには、自分が治してあげたいと思っていたのがきっかけで薬剤師を目指すようになりました。
高校で勉強する化学がとても好きで、新しい薬を作れたら沢山の人が救える!と思って薬学部に進学し、生化学研究室で嫌というほど研究した思い出があります。好きなことを仕事にできたら、一生好きなことをして生きていけます。
毎年中学生を受け入れて、薬の面白さ危なさの両面から正しい知識を知っていただき、社会に貢献できる仕事であることを伝えています。
最近の調剤薬局の仕事は、地域の多職種と連携できるコミュニケーションスキルだけでなく、専門性を発揮し、積極的に関わることが求められています。医療の供給インフラとして、医療情報の窓口としてやり甲斐のあるお仕事です。
薬が口の中に入る直前に止めることができるのは薬剤師です。
なごみ薬局は健康に豊かな社会にするために、毎日頑張っています。
なごみ薬局では、薬剤師の育成に力を入れています。
医療に貢献することで患者さんから信頼され、地域に根ざし、自信とやりがいを感じてもらえるようにするためです。
なごみ薬局は、年に6人薬学実習生を受け入れています。受け入れられる最大の人数です。なぜ、私たちは教えるのに時間もかかるし、11週間で大学に戻っていくのに、受け入れ続けるのでしょうか。私たちは、コストがかかっても、経営に負担が生じても、医療の専門家としての薬剤師を社会に送り出すことが、「患者さんが心から元気になれる」と思っているからです。
また、未経験の薬剤師や若い薬剤師も積極的に受け入れて育てています。私たちは、笑顔を増やすために、この薬剤師に会えてよかった、信じて薬を飲んでみよう!そんな、些細なきっかけが患者さんの人生を大きく変えることもあるからです。私たちはDrの処方通り薬を出すだけでなく、しっかりと薬の使い方と効果を伝え、効果を確認し不安を取り除くコミュニケーションが薬剤師の専門家としての大事な仕事です。知識を丹念に補充していくことを続けていけば、巣立っていった薬剤師も次の職場で勉強を続け、しっかりと社会から求められる人間になってくれるのではないかと思います。
同じ患者さんはいません、それぞれに出会いがあり、それぞれの背景があって、病気や症状になっています。だから同じ服薬指導では、うまくいきません。新しい薬もどんどんでてきます。国家試験で勉強したことを現場でどう使うか。自分を高めることは、一人では限界があります。私たちはみんなで助け合って勉強していける職場環境を目指します。
人は、できなかったことができるようになったとき、成長を感じることができます。初めはわからないことばかりですが、ほんの少しずつの挑戦の積み重ねで、積もり積もれば、地域や本当に大切な人を「心から元気にする」薬剤師になれると思っています。
どんなに辛くても、批判されても、育成することから逃げず、なごみ薬局は人を育てる薬局でありたいと思っています。
また、それが、笑顔であふれる薬剤師の生き方だと思ます。
在宅医療や他職種連携にご興味のある薬剤師さんのエントリーをお待ちしております。是非、ご連絡ください。採用情報はこちら。
内閣府 地方創生推進室主催のハッカソンで最優秀賞いただきました!
なごみ薬局の薬剤師が、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が地方創生の実現に向けて、地域に紐付いた官民ビッグデータ(産業、人口、観光、農業等)を分かりやすく「見える化」したシステムを使って、新しいビジネスモデルを評価いただきました。
チームメンバーのデザインやWEBアプリの深夜の作り込み、データクレンジングが素晴らしかったです。なごみ薬局の薬剤師が患者さんからのご意見を参考に、システム構築をチームリーダーとしてリード・発表させていただきました。
作ったものは「つれだつ」というアプリ。
寝たきりのシニアを外に連れ出し、同じ疾患同士のコミュニティーイベントにて社会参加につなげる試みです。
Railsで地域のシニア向けイベントと対応疾患別検索、RESASデータ(観光資源情報、年齢別人口密度)、DCPデータ、65歳以上の密度ヒートマップ、病院&薬局&福祉施設をESRIさんのArcGISにマッピングしました。外に行きたいときは介護士に情報が発信されます。
このアプリで、健康な人が増え、長生きしてよかった、あなたに会えてよかった、心から元気に笑顔になれる世界を作れるのではと思い、熱く語ってきました。
賞品がすごく、今後、Startup Hub Tokyoの事業化支援、開発サポート、ESRIジャパンのArcGIS for Developers を用いた継続開発サポート、日本マイクロソフトのサポート、チームラボさんのデモブース展示券が・・。個人的には、使えるオープンデータを知れたのと、丸の内で3ヶ月の事業化支援が本気で嬉しいです。
メンバーと運営側のみなさまに、心より感謝申し上げます。2日間ありがとうございました!!
地域と連鎖する、#中野 #なごみ薬局 #薬剤師募集 しております!
気軽にメッセージいただけたらと思います。
ご説明会や、店舗見学、薬剤師採用ページはこちらへどうぞ。
情報を扱う専門職の葛藤
個人情報保護や秘密保持について
ソーシャルワーカーやケアマネジャー(以下、援助職、等と記載します)の仕事には葛藤がつきものです。何でも相談してくださいねと言いながら、これ以上はできません、と言ってみたり、あなたの味方ですと言って情報を聞き出しておきながら、虐待の通報をする際には敵のようになってみたり、そのような態度を取った経験は対人援助職者であれば誰しもが経験したことだと思います。しかし、そのような対応をするのには大きな理由があります。利用者を守るという専門職としての大前提があるからです。そのために、自分ができもしないサービスを提供するかのような期待を持たせないよう限界を伝えること、加害者に本音を語ってもらいつつも被害者の安全確保は絶対に譲らない、というスタンスを貫くことになります。この事が時に葛藤を生み出します。
この葛藤は個人情報の取り扱いにおいてもみられます。相談内容は本人の同意なしに他人には開示しないという前提がある一方で、生命の安全確保のために情報公開に踏み切ることもあります。業務上知り得た情報を外部に漏らさないという守秘義務自体は、どの職種にも発生しますが、場合によっては開示する倫理的責任があるというのが援助職における守秘義務の特色です。
倫理的責任という意味では、開示する情報を最小限に留めるということもあります。情報は出来るだけオープンにした方がより良い援助につながるのではないか、と思われがちなため、他職種からはいろいろと情報を求められますが、援助職者は利用者を守るために、情報提供や情報共有が適切かどうか、常に注意しなければなりません。アメリカのHIPAA法や日本の個人情報保護法では、利用者の個人情報の共有は目的と共有先について必要最小限かつ限定的に留めることとされています。利用者の個人情報を知ることで得た「力」を援助者が乱用したり、利用者が搾取されたりする事がないようにという配慮ですが、一歩踏み込んで解釈するならば、援助職者がつい過度に情報を共有してしまいがちだということです。
情報はとても貴重であり大切なものです。ある演習があるので紹介します。グループでの演習なのですが、数名が輪になって座ります。各々が紙とペンを持っています。自分もその一員で参加していると考えてください。演習を仕切っている者から「自分の最大の秘密を紙に書いてください」「書いたら小さく畳んでください」「ではそれを隣の人に渡してください」と言われます。みなさんならどうしますか?他人にすんなりと紙を渡す事ができますか?この演習の目的は、自分の秘密を他人に託してしまうという無力感と、他人の秘密の運命を手中にする責任の重さを味わうことでした。守秘義務なんて信用してないから何も書いてないという人もいました。手の中の紙が重たすぎて怖くて手を開けないという人もいました。受け止め方は人それぞれだと思いますが、秘密を人に預ける、預かるというのはそのくらい大変なことなのだと思います。薬局でも日常的に多くの情報を取り扱っています。折に触れてその重さを思い返したいものです。
1つ提案(プレアボイド報告を始めましょう という内容)があり、説明させていただきます。
「プレアボイド」という言葉をご存じでしょうか?
「PREvent and AVOID the adverse drug reaction」の略称で、「副作用の未然回避」にあたります。
ただし、実際には副作用回避のみに限定せず、「薬剤師がその専門性を実践した結果、既知の副作用を回避できたり、早期に発見したため大事に至らなかったなど、薬物療法の安全性を守ることができた事例や、経済的に貢献できた事例」とされており、日本病院薬剤師会では、その事例を報告する制度があります。
また、都道府県によっては、その病院薬剤師会内において、プレアボイド報告に対し「最多報告賞」や「ベストプレアボイド賞」等表彰もあります。
調剤薬局でも報告制度があるのかどうか調べてみましたが、中野区薬剤師会、東京都薬剤師会、日本薬剤師会では規定の報告制度や専用の報告書はないようでした。
一方、一部地域や薬局で独自に行われている例はあります。
今回、なごみ薬局内でもプレアボイド報告を行ってみてはどうかと考え、報告書原本を作成してみました。
多忙な業務の中 報告書を記載しなければならないという負担・デメリットはありますが、下記メリットが期待できるのではないかと思われます。
①プレアボイド事例は、重複投与・相互作用等防止加算の対象となる場合もあり、加算=増収 につながる可能性がある。→会社のためになる。
②プレアボイド事例を共有することで、注意すべき観点が洗い出され、皆が共通のレベルで対応できるようになる(当初自分では気づかなかったプレアボイド事例にも、気付けるようになる)。→各個人のレベルアップ、会社としての底上げになる。
③今後 新卒入職者がでた場合、蓄積されたプレアボイド事例が教育ツールにもなる。
→個人かつ会社のためにもなる。
④何といっても患者様のためになる!
現時点では「報告=報告書を記入する」であり、前出の通りそれを外部に報告する制度はありませんが、重複投与・相互作用等防止加算の観点から、世の流れとして今後プレアボイド報告は必然になってくるのではないかと思います。
今後の運用次第によりけりのため、やってみないことにはまだわかりませんが、例えば下記方法により更なるメリットもあれば幸いです。
・優良なプレアボイド事例を店内に掲示したりHPにアップしたりすることで、
a) 患者様のお薬手帳利用率↑(医療費削減に貢献)、信頼性↑により当店利用者・利用率↑
b) 薬局のアピールになり、求職者問い合わせ件数↑
プレアボイド報告はある意味インシデント・アクシデント報告とも紙一重ですが、インシデント・アクシデント報告が主に反省を含め再発防止のためのもの(これもとても重要なことです!)であるのに対し、プレアボイド報告は薬剤師の職能アピールという要素から、患者も薬剤師も会社もwin-win-winな関係になれる前向きな作業であり、インシデント報告とプレアボイド報告の両方を行うことで、より なごみ薬局の質を高められるのではないかと思います。
報告書記入時間は新規発生してしまいますが、患者様からの聞き取りや医師への問い合わせを含め元々日常業務として行っていたことを「報告する=文書化する」だけであり、特別身構える必要はありません。
プレアボイドの定義上 通常 報告者は薬剤師に限ったことになりますが、残薬有無・重複投与・患者の訴え等は受付時・入力時に事務の方々が把握し、薬剤師にその旨声掛けして下さっており とても助かっていますので、事務職も報告者の対象として始めてみようと思います。
日本病院薬剤師会でのプレアボイド報告内容は、基本的には患者に介入したことによって発見されるものである(※下記参照)ことから、1枚の処方箋のみで気付いたもの(通常1日1回の薬剤が1日2回で処方されている、空腹時投与薬が食後指示になっている、等)は通常の疑義照会にあたり報告対象外となりますが、今回はそれも対象として まずは幅広く報告を収集したいと考えています。
※日本病院薬剤師会でのプレアボイド報告対象例
・複数の医療機関からの処方箋を同時に持参された際 併用禁忌薬があった
・体重の聞き取りをしたところ 薬剤がかなりの過量だった
・過去の患者登録情報から禁忌と思われる薬剤が 今回処方されている
・残薬があるため処方日数調節や処方削除を患者から依頼された
・患者の話や様子から副作用が疑われた
・PCの薬歴上orお薬手帳上 別の日に他科・他医療機関より同一薬剤又は同効薬が処方されており 今回増量ではなく重複投与が疑われる、等
記入用の報告書は、クリアファイルに入れて 欠品薬ファイルの並びにあります。 報告書提出用クリアファイルに入れて下さい(報告日の古いものが下になるよう、上に重ねていって下さい)。
以上です。
社員が自発的に初めた取組ですが、一人でも多くの人を心から元気にするため、少しでも行動を発信しようと思っています。
地域があってのなごみ薬局ですので、皆様の健康増進のために、真摯に誠実に、継続していきたいと思います。引き続き、なごみ薬局をどうかよろしくお願いします。