なごみ薬局は「資格取得」を支援しています。

なごみ薬局では、社員の資格取得を支援し続けています。

ご自身で選んだ資格の書籍代、受験費、登録代をお支払いしています。
この6ヶ月で写真がない方も含めて9名が取得いたしました。

なごみ薬局は資格取得を支援している理由は、知識を整理し、物事の考え方を深める訓練になります。
管理栄養士×簿記、薬剤師×ビジネスマネジャ、医療事務員×デザイナーなど、通常の業務に深みを与え、多角的な付加価値を生み出すことにつながります。

また、資格は一生モノ。仮に私達の会社を巣立っていった後も社会に貢献するためにいつか役に立ちます。なごみ薬局以外の地域の患者さんに役に立つかもしれません。本当に人を大切にする会社として、将来を少しでも良いものに変えられるよう引き続き人材育成に投資をしていきます。

中野区薬剤師会より感謝状をいただきました。

弊社2名の男性薬剤師が中野区薬剤師会より休日のコロナ接種対応で感謝状をいただきました。

コロナ相手に役職も資格も関係ありません。会社を超えて人として何ができるか、できることは何か?常に考えて行動する社員がいることに嬉しく思います。
引き続きみんなで頑張って働くことで、社会に貢献できたらなと思います。

管理栄養士の社内報(8月)

冷房の効いた涼しい部屋にずっといたり、冷たいものを食べがちな夏はお腹を壊しやすかったりしますよね。またそれとは反対に、室内外の温度差による自律神経の乱れや身体の冷えによる血行不良によって便秘に悩まされる方もいると思います。そこで今月のテーマは、『下痢・便秘時の食事について』です。 

☆下痢の時の食事 

下痢の時はやはり消化の良い食材を選ぶのが望ましいです。おかゆやうどんなどの炭水化物だけではなく、ほかの栄養素もバランスよく摂取することが大切です。特に、傷ついた粘膜の修復に大切なたんぱく質や、水分と一緒に失われるナトリウムやカリウムなどのミネラルの摂取を心掛けましょう。 

消化の良いエネルギー源のうどん、必須アミノ酸をバランスよく含んだ優秀なたんぱく源の卵、手軽にエネルギー摂取が出来てカリウム豊富のバナナ、カリウムとビタミンがとれるかぼちゃ、胃腸にやさしくたんぱく質摂取も出来る豆腐、水分・カリウムが豊富なりんごなどがおすすめです。逆に、脂質を多く含むバターや油、食物繊維が豊富なゴボウやレンコンのような根菜類、きのこや海藻類は消化が悪いため注意が必要です。 

また、下痢が続くと便と一緒に水分や栄養素も失われるので体力も消耗しやすくなります。そのため水分摂取が重要ですが、コーヒーや炭酸飲料、お酒などの刺激物は避けましょう。紅茶に含まれるタンニンは下痢止めの作用があると言われており、飲みすぎには注意が必要ですがおすすめです。 

☆便秘の時の食事 

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく食べましょう。不溶性は穀類や豆類、根菜類などに多く、水溶性は野菜や海藻、果物などに多く含まれます。 

中には不溶性食物繊維をとりすぎると腹痛を起こす人もいるので、その場合は不溶性食物繊維は控えて水溶性食物繊維を中心に摂取しましょう。また、便が硬くなるのを防ぐには、水分とともにマグネシウムの摂取を心掛けましょう。 

不溶性食物繊維が豊富なしいたけ、水溶性食物繊維もマグネシウムも含まれている海藻類、食物繊維が多く善玉菌を助ける納豆菌が含まれている納豆、精白米の4倍の食物繊維が含まれる玄米、食品の中で特にマグネシウムの多い木綿豆腐、ビフィズス菌入りのヨーグルト、食物繊維とともにオリゴ糖も豊富なゴボウなどがおすすめです。 

決まった時間にトイレに入る習慣をつけることも大切です。起床後、コップ一杯の冷たい水や牛乳を飲むと胃腸の働きが活発になり、排便が促されるので効果的です。 

また、どちらにも共通することですが、腸内の悪玉菌が増えると正常に腸が動かなくなり便秘や下痢の要因になります。乳酸菌一種であるビフィズス菌とオリゴ糖を積極的に摂取して腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えましょう。 

お腹を大事にして毎日元気に過ごしましょう! 

【参考文献】 

・『一生役立つ きちんとわかる栄養学』 2020.03.25第2版 西東社発行 

R3.6.16日経メディカル主催「口腔内崩壊錠 “のみやすい” 以外のメリットは?」


オンライン勉強会に参加しました。まとめましたのでよかったらご覧ください🙂

●薬が飲めない原因
・認知機能の低下
・嚥下機能の低下
・服用薬の影響:薬の味、匂い

●口腔内崩壊錠(OD錠)の利点とは?
・味、匂いがマスクされているのが特徴。
・OD錠は崩壊剤を含有する。錠剤が水に濡れると、崩壊剤の吸水により崩壊する。OD錠はより少量の水で崩壊するよう設計された剤形である。

●錠剤をとろみ剤で飲むと?
・とろみ剤と一緒に飲むと崩壊時間が遅くなることがある。
・理由として、①とろみ剤は水分量が少ない、②とろみ剤自身が錠剤の吸水する導路を塞ぐことが考えられている。その結果、溶出率が低下する。
・とろみ剤を使用する場合、フィルムコートされた錠剤を選択すると良い。

●錠剤と水
・本人は薬を服用した実感があるが、実は口腔内・舌下に残っていることがある。
・健常者でもカプセル剤が食道にくっつき残っている(服用後、なんとなく違和感がある場合はこれに該当することが多い)ことがあるため、薬を飲むときはコップ1杯程度の水と一緒に飲むことを推奨。

●薬剤上、粉砕できない薬剤もある。
・徐放性製剤
例)レぺタブ(内核錠に腸溶性コーティングを施し、速放性の外層を組み合わせた有核錠):デパケンR
メチルフェニデート:0時速度。潰すのはベストではない。
・胃ろうの方には簡易懸濁法も一つの手段。しかし薬剤を約55℃の湯に溶かしたり10分程度待ったりするなど、準備を要する。
・上記の問題を解決できるのがOD錠と考えられる。

●OD錠は健常者にも有益
・OD錠は普通上より速く崩壊し、効果を発揮できる。
・服薬指導のポイントとして、錠剤を消化管へ早く到達させるために、可能ならOD錠も水で飲むことを推奨する。

【勉強会参加報告】

令和2年度 薬・薬連携推進研修会(がん領域)
東京都薬剤師会主催
「副作用マネジメントの基礎」
2021.3.6 13:30〜18:55 @Zoom
●がん医療を取り巻く現状と、求められる薬剤師の職能
がん=国民病
早期発見や早期治療で多くが治る時代、がんと共存し社会復帰できる時代になった
1つの病院や1人の医師ではがん診療は完結しない→直接がんに関わらない医療スタッフもがんに対する知識と患者が抱える悩み等の理解が求められる
薬局薬剤師はがん患者を地域で支えていく上で、患者背景やレジメンの理解、共通言語での情報共有が求められる(CTCAEでの副作用評価など)
例)レゴラフェニブ服用患者day9からの来店(電話)相談
「昨日から指先が赤くなってきて、チクチクして痛む。昨晩から保湿剤を使い始めた。このまま服用を継続していいか?」
→×:「副作用ですね、医師に相談してください」
 ×:「医師に連絡しますね」→「患者さんがこう言っています、どうしたらいいですか?」
 ◎:「手を見せてください。いくつか質問するので答えてください」
    CTCAEを用いて評価した上で医師に相談
   「昨日から両手指先にグレード2のHFSが起こっています。足はまだ発現していないようです。レゴラフェニブは明日から減量ですか?継続ですか?保湿剤に加えて〇〇外用剤を処方してください。」
何コース目の治療なのか、どういう目的の化学療法なのか(術前、術後など)によって、副作用発生時に減量すべきか、延期すべきか、中止すべきかなどの判断が異なるため、治療方針、経過、ゴールを理解した対応が必要となる


●感想
病院を離れてからあまり知識をアップデートできていなかったがん領域を振り返る良いきっかけとなりました。概要から症例検討、病院薬剤師と薬局薬剤師それぞれの立場からのお話が聞けて大変充実した内容でした。
各レジメンやCTCAEでの副作用評価などは、薬局にいると、自分から学ぼうとしないと難しい内容かもしれませんが、できる人だけが知っていればいいものでは決してありませんし、全体のスキルアップの必要性を感じました。
各演者の充実したスライド資料、データでありますので欲しい方はお声かけください。
連携充実加算を算定している病院は、レジメン公開や薬局薬剤師対象の研修会の開催が必須になっていますので、薬剤部ホームページを除くと色々と資料が見られます。

薬剤師 K

【読書感想文】

※なかなか過激な本なので、会社のメンバーに紹介するのに適した本ではないかもしれません。。※
最近、小田桐あさぎさん関連でいくつか本を読んだのですが、自分としてはものすごく学びや発見が多く、
感想やアウトプット、学びをまとめて書きます。
・「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本 小田桐あさぎ著
https://www.amazon.co.jp/「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本-小田桐-あさぎ/dp/486621287X
・「嫌なこと全部やめたらすごかった」 小田桐あさぎ著
https://www.amazon.co.jp/嫌なこと全部やめたらすごかった-小田桐-あさぎ/dp/4866211318/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&keywords=嫌なこと全部やめたら&qid=1614552611&sr=8-1
・ストレングスファインダー→「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」 トム・ラス著
・VIA→「強みの育て方」 ライアン・ニーミック博士, ロバート・マクグラス博士, 鈴木 健士, 松村 亜里 著
結論としては、私はなごみ薬局で働くにあたり、「なごみのファンを1人でも増やす!」という(勝手な)使命感で働くことにしました。
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●著者の主張
著者の主張は一貫していて
・感覚は持って生まれたギフト。唯一無二。
・1人1人が特別。普通の人なんていない。
・それなのに普通のふりをしようとするから疲れる。
・世間の目を気にしたり、他人の価値観で生きるな。自分のしたい人生を生きよう。
・世間の常識は一度疑おう。常識だから、普通こうだから、ではなく、自分で調べ、「自分はどうしたいか」を考えよう。
・自分の感覚にもっと正直に生きよう。自分を幸せにするために時間を使おう。
・いきなり人は動かせない。みんなコミュニケーションが下手すぎる。もっと意見を言おう。話し合おう。
・弱点を克服するより、強みを活かそう。強みで助け合おう。
ということでした。
なんだかものすごく納得感があったので、
そこから「自分の強み・個性・好きなこと・幸せを感じることって一体なんだろう?」と思い、
本に載っているワークをしたり、ストレングスファインダー(仕事上の強み診断)やVIA(性格の強み診断)をしてみました。
●強み診断
ストレングスファインダーの結果、自分のトップ5は
「収集心、内省、学習欲、慎重さ、着想」でした。
VIA診断のトップ5は
「親切心、知的柔軟性、好奇心、誠実さ、希望」でした。
「なんだかインプット過多の行動できない人間みたいで嫌だな…」と落ち込んだり、
「誰でも自分くらいの親切心はあるのでは?」と思いましたが、
思い切って「これが自分の強みだ!」と思い込むことにしました。
ちなみに、強みに上がってくるものが「他の人も普通にできているんじゃない?」「特別頑張ってないけど?」と思うことだったら、
自然すぎて気づかないだけ(=つまり、その人の生まれ持っての強み!)なのだそうです。
逆に言うと、他人にも「それが普通でしょ?」と押し付けてしまいがちになるので、注意が必要なのだそうです。
●充実していた仕事とその理由
また、本に載っていた「今までの仕事で一番充実していた仕事は?その理由は?」というワークをしてみました。
自分が仕事で充実感を感じた瞬間を思い返すと、
・在宅で関わった、亡くなった患者さん(1人で出歩くことが出来ない、世間話が好きな患者さんで、よく薬をセットしている間などに世間話をしていました)が、亡くなる少し前に自分のことを「明るくていいね」というようなことを言ってくれていたこと。
・最初はよくクレームを言っていた患者さんが、だんだん散歩で薬局に立ち寄ってくれたり、心を開いてくれるようになったこと。最近は食品を買ってくれたり、院内処方の病院の処方を院外処方に変えてまで持ってきてくれるようになったこと。
に思い当たりました。
理由はそれぞれ
・亡くなる前に、私との世間話で少しでも楽しい時間を過ごしてもらえたのかな?と思えたから。
・自分達のしたことが「間違ってなかった」と認められたような気がしたから。信頼してもらえるようになって嬉しかったから。
です。
●強み・性格と繋がった
ここで、点と点が繋がるような感覚がありました。
私は2人の患者さんに特別な薬学的知識を使ってはいません。
きっと自分の強みである「親切心」や「誠実さ」、どうしたらもっと良くなるかな?と考える「内省」「好奇心」、患者さんはどんな人かなと無意識にデータを集めた「収集心」、失敗しても次に活かそうとした「学習欲」の積み重ねなどが活きた結果なのかもしれないと思いました。
自分は薬学的知識は誇れるほどないですし、薬剤師としては勉強不足で模範的ではないかもしれません。
ですが、強みを活かすことで、なごみで働きながら自分らしく充実感を得ることができると感じました。
そして「自分が関わったことで人が少しでも嬉しい気分になってくれること、喜びを感じること、何か状況が少しでも前進すること」=「自分自身も充実感・幸せを感じること」ということに改めて気づきました。
●「働く使命」を勝手に決める→そこから見えてきたこと
冒頭に書いた通り、私は「なごみのファンを1人でも増やす!」という(勝手な)使命で働くことにしました。
なごみのファン(なごみに関わることで幸せになる人)が増えることで、自分も幸せな気持ちになると思ったからです。
(「勝手でも、まずは決め打ちする」と著者の本に書いてありました)
まず、1日患者さん1人には「相談してよかった!」「なごみに来てよかった!」と思ってもらえることを目標に投薬することにしました。
これを繰り返せばファンになってもらえると思ったからです。
そのためにはどうしたら良いか考えました。
基本的には、お待たせしない。早く出す。何かトラブルなどあれば早めに患者さんに伝える。患者さんの時間を大切にする。
患者さんから相談があった時はじっくり傾聴する。患者さんの主張を自分でも繰り返し、共感する。わかりやすく結論から答える。
こちらから決めつけず、相手にも「どうしたいか?」を聞いてみたり、「個人的にはこう思う」「こういう方法もある」と提示したり。日々勉強です。
「話を聞いてくれてありがとう」「聞いてよかった」と(たまにですが)言ってもらえるととても幸せな気分なりますし、疲れたとしても「いい1日だったな〜」と充実感を得ることができるようになりました。
また患者さんだけではなく、周辺病院の医師・スタッフ、卸さん、見学にくる学生さんなどにも「ファンを増やす!」という気持ちで対応していると、それまでとは少し心持ちが変わりました。
「関わってくれてありがとう」という感謝の気持ちが生まれたり、
こちらの主張だけでなく「お互い気持ちよく働ける関係を築くにはどうしたらいいかな?」と考えるようになりました。
●まとめ
今回は私の一例であり、人により強みや充実を感じる仕事は全然違うのだと思います。
みんなそれぞれの強み・個性を活かし、お互いを助けあえるような組織になったら素敵だなと改めて感じました。
皆さんも自分の強みを調べたり、私はこんな仕事に充実感を感じるよ!という話があれば、知りたいのでぜひシェアして欲しいです。

薬剤師 S

【読書感想文】「小さな会社の儲かる整頓 」

発行:日経BP社、著者:小山 昇 本店休憩室にある本。

〈読もうと思ったきっかけ〉

前の職場で5S活動をしていたが、それに関連しつつ売り上げ↑にまで言及している本なのだろうなと思い、興味を持ったため。

〈内容・感想〉

前の職場で行っていた5S(整理、整頓、清潔、清掃、躾)は左記内訳で、かつその順番に行わなければならなかった(不要物を廃棄する整理を行って、実際に必要な物が定数まで決まってから、その置き場・置き方を決める整頓を行う)が、この本では環境整備(整理、整頓、清潔、礼儀、規律)で考えており、破棄可否を検討するというレベルの高いことをやるより、考えずに誰でもできること、即ち整頓から着手すべきとしている。特に、「儲かる現場をつくる」観点からすると、モノの要否を判断して不要なものを捨てる整理は「戦略」、モノが使いやすいように置き場を定め 置き方を工夫する整頓は「戦術」。環境整備では判断者は全部署共通して社長の1人、ただし各部署それぞれ1人付き添い、指摘箇所の証拠写真を撮ることで、価値観の擦り合わせを行い、評価にクレームがつかないようにしている。売り上げに直結する数字はあえてアナログに貼り出して、皆が目にするようにしておく等、なごみ薬局でも採択されている方法が記載されていた。薬局も病院の薬剤部も 薬の在庫を抱える場所として、他業種・他部署に比べモノを減らす作業はしにくいのが現状だが、だからといって全く着手しないのではなく、在庫が過剰とならないようにしたり、薬ではなく文具から試してみたりすることで、仕事のパフォーマンスを上げる努力はするべきだと思った。

〈本書の内容を今後活かしたいこと〉

以前本店で文具の場所を決めて表示したことがあったが、月日の経過に伴い表示がとれてしまったようで、使いたい時にホチキスが見当たらず、他の場所から借りてくる、という状態が最近頻発している気がするため、全ての物について行うのは厳しいが、メインの文具だけでも再度整頓したいと感じた。

なごみ薬局 薬剤師 T