〜食事からSDGsを考える〜

調剤薬局 薬剤師の新卒入社日記③

〜食事からSDGsを考える〜

 今年の夏を振り返ると、梅雨明けが6月27日ごろで平年より22日早かったそうです。東京の6〜8月の猛暑日は計16日あり、異常気象を疑うような暑い夏は記憶に新しいところではないでしょうか。体の疲労は猛暑で知らずに蓄積していることでしょう。夏に比べてやや涼しくなってきた秋に英気を養いたいものです。

そこで最近よく耳にする「ヴィーガン」を体験してみようと考えました。薬局でヴィーガンの方の栄養相談依頼がきた話を栄養士から聞いたこともあります。そもそもヴィーガンとは何を指すのか、調べてみました。 

ベジタリアンは「健全な、新鮮な、元気のある」という意味のラテン語“vegetus

”に由来します。ベジタリアンを分類すると大まかに以下のようになります(さらに細かく分類されることもあるそうです)。

「ヴィーガン」:植物性食品のみ

「ラクト・ヴィーガン」:植物性食品、乳製品

「ラクト・オボ・ベジタリアン」:植物性食品、乳製品、卵

「ペスコ・ベジタリアン」:植物性食品、乳製品、卵、魚

認定NPO法人日本ベジタリアン協会HP参照

このような食事を摂る理由として自身の健康、宗教上の理由、SDGsの目標へ向けて貧困や飢餓の課題解決、家畜による環境問題、海産物の環境保護など、様々あることを知りました。

ベジタリアン対応のレストランやレシピを掲載するサイトがいくつかありました。中野区にヴィーガン対応のレストランがいくつかあることがわかり、早速食事してきました!

 この日のメニューはおからサラダ、蓮根と小松菜の炒め物、野菜の洋風煮、メインはファラフェル(揚げ物)、味噌汁、玄米などでした。食材は緑や赤、黄色、オレンジ、茶、白とカラフルで、まずは目で楽しみました。野菜は大きくカットされており、自然とよく噛んで食べるので満腹感・満足感が大いにありました。タンパク質はお肉やお魚の代わりに大豆製品で補っているようでした。味は薄すぎず濃すぎず、ちょうど良かったです。自分で品目数を数えてみたところ、おそらく25種類前後だと思います。普段の食生活を振り返り、1食で25種類も摂取していないなと痛感しました。副菜を入れると品目数を増やすことができるため、実生活で取り入れられそうです。

 

 ヴィーガンの食事を体験後、スーパーマーケットで植物性食品に気づくようになりました。最近は植物性食品を見つけると購入して試食しています。オーツミルクは飲んでみるとほんのり甘く、コーンフレークとの相性は良かったです。大豆肉(大豆ミート)の挽肉でハンバーグを作ってみると、焼く前の形成はしやすい印象でした。食感はお肉よりすこし弾力があり、脂っこくなくさっぱりしていました。ただし何も聞かされなければお肉と間違えると思います。

自分の食生活を見直すだけでなく社会勉強にもなった1日でした。

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