帯状疱疹予防のワクチンについて

上高田勉強会
・帯状疱疹予防のワクチンについて

【帯状疱疹】
・主に小児期に水痘にり患し潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により引き起こされる。(水痘を発症していなくてもウイルスが神経節に潜伏している可能性が高い)
・帯状疱疹の発症は50歳以上に多く、約7割を占める。
・帯状疱疹は急性期の痛みだけでなく、長期に痛みが持続する帯状疱疹後神経痛(PHN)に以降する場合もある。
・50歳以上の患者の約2割がPHNへ移行すると言われている。

【乾燥弱毒性水痘ワクチン「ビケン」】
・2016年3月 50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防に適応追加
・ワクチン増産可能な体制になったためプロモーション開始
・現在は自費(薬剤費約4000円)、7000円程かかる
・2018年4月まで費用対効果を調査中
(中野区では国が対応する前に、接種に補助金を出す動きあり)
・帯状疱疹の年代別患者割合は50歳以上の方が約7割(免疫低下が原因)
・有効性:ワクチン接種により51.3%が発症を抑制、61.1%が重症化を抑制
・安全性:小児に接種されているワクチン量と同用量であり、安全性は確立
・繰り返し帯状疱疹を発症する方への摂取:安全性は認められるが有効性のデータなし
・1回の接種で10年間程効果あり(7年間までデータあり)

【所感】
・ペインクリニックの患者さんが多く来局する西荻では、PHNの為に数年に渡り、痛み止め等を服用する患者さんが多い。インフルエンザワクチン同様、完全に発症を抑制することは不可能であるが、重症度を下げるという点においてもワクチン接種にメリットを感じる。
・生ワクチンのため接種不適当者の中に、ステロイドや免疫抑制剤を投与中の患者さんが該当する点に注意が必要。
・現時点では、当該ワクチンの接種に国の補助はないが、今後(特に中野区)は、費用対効果が認められれば、接種が推奨される可能性が高い。加齢、ストレス等免疫力の低下等が引き金となり発症するため、老老介護等ストレス環境に身を置かれている方は特に帯状疱疹の予防は重要になると考える。

《11月度分プレアボイド報告》

●本店より5件●
①ビラノア錠20mg初回処方の方、1T/1×夕食後の指示だったため問い合わせ。
→夕食1時間前に変更となった。
●本剤は食事の影響で吸収が悪くなり、効果が半減するため、添付文書上「1日1回空腹時」となっています。
一般的には「食事のおよそ1時間前、または食後2時間以上後」のようです。
同じ時期(H28年11月頃)に薬価収載された類似薬にデザレックスがありますが、こちらは服用時間がいつでもよいタイプです。

②FAXで処方箋を受けて、後日配達している方の定期処方箋中に、久しぶりにムコダインDSが追加されていた(春先まではわりと定期的に出ていた)ため、急ぎで配達が必要か、あるいはストック分か、確認のためご家族へ連絡。
いつも追加があれば医師が家族に声かけして下さるようだが、今回はいつもと違う医師であり、特別声かけはなかったこと、特に該当する症状はないことから、不要なのではないかとのことで、家族より問い合わせ希望あり。→問い合わせし、ムコダインDSは削除となった。

③いつもウルソ100mg 6T,ユベラN100mg 6C/3×だった方が、今回6T,6 Cのまま/2×に用法変更となっていた。
ウルソは適応により900mg/日まで可、ユベラNも適宜増減の記載があるため、それぞれ300mg/回となることはありえることから、1日量はかえずに用法のみ3→2回/日にかえた可能性あり。
ただ、単純に昼だけなくして、4T,4C/2×にするつもりだった可能性も考えられたため、患者へ声かけしたところ、自分は後者だと思っていた、先生が間違えたのではないか、とのこと。→問い合わせし、4T,4C/2×に変更となった。

④目と手先が不自由なため、処方がない日でも 以前当局でお渡しした点眼薬を持参して、溶解や開封を依頼される方(カタリンK、ベストロン、溶解はないが開封のみでクラビット1.5%も)。
来局日にどの薬剤を開封希望なのか、基本的にはご自身で把握されており、今回カタリンKは溶解希望がなかったが、薬歴記載上+持参された本体の開封日記載から、カタリンKも新規溶解日と思われたこと(かつ手元の在庫ないため、今回の処方分からの溶解が必要)、他の点眼液処方本数からすると再診日が1ヶ月先と予想されたがカタリンK(溶解後3週間が期限)は1本しか処方がなかったことから、本人へ確認。
再診は4週間後で、医師が2本処方しておくと言った際、本人は本日カタリンは溶解日ではないと思っていたことから、1本でよいと断ってしまったとのこと。
→医師に報告し、2本に変更となった。
●持参の在庫を見れば分かりますが、溶解時に残数含めPC上に記録を残していたことで本人への確認に至りました。

⑤施設のカンファレンス時に、今回の定期からアローゼンを外すと話が出ていた方。
後日処方箋が届いた際、酸化マグネシウムもなしになっていたため、カンファレンス後にそのようなやりとりが生じたのかどうか、施設スタッフへ確認。
→特になかった、現在便がゆるいわけではないとの返答にて、医師へ問い合わせし、酸化マグネシウムは継続の指示となった。

●西荻店より2件●
①ラベプラゾール10mg 3T/1×眠前 との処方がきたため、問い合わせ。
→1Tに変更となった。
●ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助で20mg/2×、PPIによる治療で効果不十分な場合の逆流性食道炎に20or40mg/2×で使われることもありますが、通常5or10or20mg/1×の薬剤です。
上記照らし合わせでは30mg/日は用量的には可能な範囲内ですが、分1では20mgまでとなるため問い合わせに至りました。

②抗生剤の処方がない方に、ビオフェルミンR錠が処方されたため、問い合わせ。
→ビオフェルミン錠に変更となった。
●ちなみに、抗生剤が処方されていたとしても、その種類によってはR錠が適応外になる場合もあります。

過活動膀胱の診断と治療について(2017.11.30)

 

過活動膀胱の診断と治療について(2017.11.30)
→東邦大学医療センター大橋病院 泌尿器科 教授

【過活動膀胱(OAB)】
・重篤な疾患によらない(≒原因不明の)機能的異常で症状に対するもの(確定診断でない)
・尿意切迫感を必須とし+頻尿又は夜間頻尿があるもので尿失禁は必須でない。
・過活動膀胱はOAB-SS(過活動膀胱症状スコア)の設問3の「尿意切迫感スコアが2点以上かつ合計3点以上」で診断できる。
・原因は加齢、膀胱容量減少、排尿筋過活動であり、医療従事者の勧めによる水分過剰摂取も原因になりうる。

【薬剤に関して】
<抗コリン薬>
・米国FDA 高齢者において疾患・病態によらず一般に避けることが望ましいと表明
http://www.bmj.com/content/332/7539/455>
→軽度認知症誘発?
・副作用:抗コリン作用(口腔乾燥、便秘など)
・M3受容体への親和性:オキシブチニン>トルテロジン>ソリフェナシン>プロピベリン
・抗コリン薬の累積投与量↑→認知症リスク↑(休薬による帳消しなし)
・7.3年で2.3%に認知症発生(データ根拠不明)

【ネオキシテープ(オキシブチニン)】
・肝初回通過効果↓、唾液量は経口薬よりプロファイルが良い
(口腔乾燥:オキシブチニン貼付剤(6.5%)、プロピベリン(13.2%)、プラセボ(1.8%))
・貼付部位による中止が5.4%あり、オキシブチニン中止例の38%に該当するが、CNS系の副作用は低い

「ネオキシテープ」の画像検索結果

【ベシケア(ソリフェナシン)】
・患者さんの求めに応じて増量(Flexible Dose)が可能、半減期が38hour

「ベシケア」の画像検索結果

【トビエース(フェソテロジン)】
・4mg→8mgへ増量可能。
・トルテロジンの活性代謝物。
・BBBを通過しない&高齢者に投与可能(65歳以上で臨床試験済)
・PhaseⅢ試験で虚弱高齢者での研究実施
(尿意切迫感≧6回/日 or 切迫尿失禁≧3回/日をinclusion、他剤は尿意切迫感1~2回/日)

「トビエース」の画像検索結果

<β3受容体作動薬>
・時代はこちらにシフトしつつある。
・レセプト情報データベースにて1年継続率が26%、他は16~21%(服薬遵守率が高い)

 

【ベタニス(ミラベグロン)】
・膀胱のβ3アドレナリン受容体に結合し、蓄尿期の膀胱平滑筋弛緩作用を増強させることにより膀胱容量を増大させ、OAB症状を改善する。
・n=1252の市販後調査にてOAB消失56%、SE:口渇0.26%、便秘1.67%と低い
・循環器系に対する安全性も確認
・75歳以上での安全性を12weekの市販後臨床研究にて確認
・Risk Benefitを考えると高齢者ではミラベグロン!

「ベタニス」の画像検索結果「ベタニス」の画像検索結果

【OTC化】
・プロピベリン(バップフォー®)10mgがOTC化の予定
(75歳未満の女性で1週間の投与10mgに限る)
→薬剤師は「尿がひどく出にくくないか」尿の勢いについて必ず確認が必要。

【イベントお知らせ】第10回アイケアユーCafe  〜言語聴覚士とコミュニケーションで支えナイト!〜


今回のアイケアユーCaféは「言語聴覚士」をテーマに開催いたします。

今回のゲスト坪井郁枝さんは、言語聴覚士として急性期病院にて7年、病棟の最前線に立ちながら様々な患者さんとつながり、福祉施設勤務を1年、就業支援経験を通してご自身なりの生き方を模索されてきました。
話す、聞く、表現する、食べる・・誰でもごく自然に行っていることが、病気や事故、加齢などで不自由になることがあります。また、生まれつきの障害で困っている方もいます。こうした、ことばによるコミュニケーションや嚥下に問題がある方々の社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援するのが言語聴覚士の仕事です。
現在は、教育や福祉の分野にも活動の場が広がっていますが、ビジネスマンや元気のない方、社会参加にお悩みの方、言葉を通してお仕事をする人にとって大変有益な内容になります。病気や障害があっても自分らしく生きる。それって、自分達にも当てはまるのではないでしょうか。支える自分を支えるものは何か。支援者として理解者として、人と接する基本的なスキルを通して、自己否定している自分から抜け出せる、自己効力感を引き出す、そして人の本質に迫る。一生に一度きりの出会った参加者と、対話を通して人生の分岐点になるような時間にできればと思います
Life is Art! 健康で誰もが笑顔で過ごせる未来を楽しく語りましょう。元気があればなんでもできます。^^

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▼イベント概要
日 時:2017年11月27日(月) 19:00-21:00〈18:40開場〉
会 場:なごみ薬局 上高田店
住 所:東京都中野区上高田1-8-13
※東中野駅より徒歩10分 落合駅より徒歩9分
参加費:1,000円〈お菓子、ソフトドリンク代〉
定 員:20名
対 象:テーマに関心があれば誰でもokです

お申し込みはこちら:
https://goo.gl/forms/tNuNwJeBplvzJKvI3


■本申込みは上記リンクよりお願い致します。今回は、「イベントページの参加ボタン」をクリックしただけでは登録完了にはなりませんのでご注意ください
■定員に達した場合は、フォーム記載が早かった方から順番にご案内させて頂きますのでご了承ください。キャンセル待ちをご希望の方は、イベントページにコメントをお願い致します
■お申込み後、キャンセルされる方は3日前までにイベントページにコメント、またはメッセージにてご連絡をお願い致します

▼ゲスト紹介
◯坪井 郁枝 Ikue Tsuboi
なごみ訪問看護ステーション 言語聴覚士(ST)。
失語・高次脳機能障害領域 認定言語聴覚士。
大学で英語言語学を専攻、「ことば」の構造に興味を持つ。「ことば」に関わる仕事がしたいと強く思い、言語聴覚士を志す。
大学病院に勤務する中で、様々な診療科・疾患のリハビリを経験。がんや難病、重症例で死期を迎える方と多く接し、リハビリの在り方について深く考える機会を得る。
その後、NPOで失語・高次脳機能障害者の集団訓練、就労支援に携わる。当事者同士で認め合い、自己効力感を持つことの重要さを学ぶ。
現在は、在宅で言語聴覚士として臨床を行いながら、地域で言語聴覚士の活躍の場を広げること目標としている。モットーは、言語聴覚療法という枠から「その人が輝ける人生を投影」すること。
趣味は、ものつくり、阿波おどり。
☆ご依頼はお電話又はHPから。
03−6383−3189
https://www.nagomizaitaku.jp/

▼主催者紹介
○渡邊 輝 Hikaru Watanabe
アイケアユーCafe コーディネーター
昭和薬科大学卒業
順天堂大学医学部附属病院 薬剤部 勤務
株式会社 なごみ薬局 代表取締役
株式会社 SENSECARE 代表取締役(平成28年度創業・第二創業促進補助金採択事業)
なごみ薬局 上高田店管理薬剤師 実務実習認定指導薬剤師
薬剤師、ケアマネジャー、Fullstack Ruby Engineer、経営学修士(MBA)
2017/2/6 内閣府 地方創生推進室主催のハッカソン 最優秀賞
早稲田大学 eコマースのためのA.I.活用研究コンソーシアム メンバー
グロービスベンチャーチャレンジ2016 ファイナリスト

○和泉裕之 Hiroyuki Izumi
アイケアユーCafé ファシリテーター
和泉ワークショップデザイン事務所 代表
NPO法人Educe Technologies「FLEDGE(フレッジ)」チーフディレクター
看護師/保健師

日本赤十字看護大学を卒業し、看護師と保健師の国家資格を取得。同時に在学中から学習環境デザインについて学び、卒業後フリーのワークショップデザイナーとして活動。行政,大学,企業,NPOなど多様なフィールドでのワークショップデザイン経験を積んだ後、現在は多職種連携やアイデア創発を目的とした医療介護系ワークショップやコミュニティーデザインを複数手がける。
http://izumi-ws.com/

▼アイケアユーCafeについて
一人一人が最期まで心から元気に笑顔で、長生きしてよかったと思える世界を作りたい。
そのために多職種みんなで集まり、悩みや知恵を出し合い、発信し地域を活性化させることを目的としたCafeを月1回開くことにいたしました。
もし新しい知見が創造できれば、本にしたり在宅医療学会で発表などを考えています。小さな薬局のささやかなイベントです。どなたでも参加できるイベントです。私たちと一緒に未来を考えてみませんか?

▼注意事項
イベント内で写真や映像を撮らせて頂く場合があります。写真記録はイベントレポートとしてブログ等に掲載させて頂く場合がありますので、ご了承ください。

H29/10/27(木)第9回アイケアユーCafe 〜漢方薬でつながらナイト〜

H29/10/27(木)第9回アイケアユーCafe 〜漢方薬でつながらナイト〜を開催させていただきました。
漢方というと、薬剤師でもどんな世界なのか深く知らない方も多く、緊張しながらのスタートでしたが、ゲストの小岩井 慎哉 (Shinya Koiwai)さんの準備され尽くしたわかりやすい説明で理解し、漢方薬局へ行きたい!と思った方も多かったのではないでしょうか。今回は、初参加の方が多かったのですが、はっきりいって、参加者全員と仲良くなれる自信があります。それくらい個性的で愉快な方がお集まりになり、最後はお祭り騒ぎでした・・

 

 

https://www.facebook.com/pg/icareyou.jp/photos/?tab=album&album_id=493676874335437

まとめ。
小岩井さんの、最近思うこと・・患者さんは薬を飲みたいのだろうか?
そうではなく、患者さんは病を気にせず健康に過ごしたいのではないだろうか?
そんな問いかけから、保険外の漢方薬局の秘密?を的を絞ってご説明頂きました。
・煎じ薬を専門に扱う。
・効果実感に主点。長く飲まないと効かないは間違い
・明確な料金設定
・訪問相談
3大アレルギー性疾患について
・アレルギー性鼻炎
・アトピー性皮膚炎
・気管支喘息(小児喘息)
「共通の原因は痰飲」痰飲・・体に溜まって古くなったお水
解決方法は運動して汗をかくこと。
高齢者の廃用にも漢方の考え方を通して動機づけることで、西洋医学では治癒が難しいところを解決できる可能性をとても感じました。養生という考え方は、自立を支援していく上で、日本人に合ったやり方かもしれません。日本人用に作られた和漢方が儒教ベースで生きている日本人に合わないわけがない・・。正しく生きる。自分を高める。食と健康。健康を支える薬剤師としてもケアマネジャーとしても、たくさんの考える機会になりました。

そして、某メーカーの添付文書に書かれている適用、風邪のひきはじめ、が実はあまり効果がなかったり、、エキス顆粒と煎じ薬では効き目が違う、食後でも効果同じなど。
ミニパネルディスカッションでは、保険外の漢方薬局を持続させる成功要因は?という意地悪な質問に、きっぱり「他に手を出さないこと」と言い切った小岩井さんのカッコよさは半端なかったです。選択と集中です。漢方薬局の未来は?と伺うと、中国産の原価が上がっていて厳しいが、自分と同じ世代がちょこちょこ開店もしており、需要があり無くなることはないと思うとのこと。
認知症・頻尿1日100回で薬でもお手上げだったが、八味地黄丸で改善したケースや、小児に便秘陰陽が未熟のケース、更年期障害、温経湯のケース。をご紹介いただきました。

そしてバルーンシャンデリアの下でダイアローグ。
いきなりLife is Art !!と言い出す薬剤師、台湾の薬科大で働いていた方、中国に住まわれていた方、ネパールで公衆衛生をされていたZさん。ヘルスケアマガジン企画開発ですが過去に未来科学館な方。カフェを開きたい薬剤師、西荻で介護食のイベントをされている管理栄養士、ライフプランナー、公認会計士ですが実はアトピーSNSベンチャー経営者、ガンサバイバー、食育コンサルタント(MBAホルダー)、在宅医療クリニック事務長&医療情報技師&空き家・空きスペース活用イベント企画な方、グローバル・マーケティング・リサーチ会社のオペレーティングマネジャー、という個性的なメンバーで「わたしは、自らの健康とどう向き合っているか?」という問を通して、対話いたしました。
・トレーニングウエアを来て寝る。そのまま朝起きて走り出すようにしている。
・ATM(明るく楽しく前向きに)な人を探す。
・ネパールは肩こらない。そもそもそんな健康の概念がないから。
・自分のリミッターを知る。
・自分も相手も許してあげられる心構え
・健康のルール化して仕組み化(習慣化)する。
・睡眠Iotバンドでレムとノンレムを測定
・薬で心身をある程度コントロールできるが、社会参加は意識して行動している。
などなど面白い意見が他にも沢山でていました。
台湾では西洋医学と東洋医学が選べる。中国の漢方と日本の漢方の違い。
薬がなくても、体質が変わる理由がわかり、漢方や養生への興味がわきました。
保険外の漢方薬にご高齢者をつなげることができれば、残存機能を引き出す考え方と大変近いこと、日本人らしい生活スタイルに落とし込みやすいこと、何より美味しく楽しくつながるきっかけにもいいなと思いました。
認知症Cafeとかでも漢方バーを開いたりすると、きっと医療費も減るし認知機能や頻尿も改善される可能性も感じます。特に、エビデンスを積み上げにくい予防医学的な領域でもあるからこそ、そのブラックボックスのまま機械学習で解析することに向いていると思います。(インプットするデータに主観的なバイアスがかかるからそこさえ定量化できれば・・)
僕からは、お土産で、儒教の大切にしているもの、武士道で大切にしているものを知ることで漢方がメインだった江戸時代の思想に触れ、和漢方&養生とのツナガリ、哲学的な日本人が大事にしていることに改めて触れることでじいちゃんばあちゃんの気持ちを汲み取れるようになれると思いご紹介させていただきました。

一歩踏み出すことで、保険外の漢方薬局を5年も経営されてきた小岩井さんに実際にお会いすることで、大変なパワーをいただいたような気がします。心より感謝申し上げます。
また、お忙しい中ご参加いただいた皆様のお陰で、Life is Artで素敵な漢方ナイトになりました。本当にありがとうございました。

なごみ薬局 アイケアユーCafeのワークショップPVができました♪

毎月、月末になごみ薬局で開催されているワークショップです。

どんな方でも参加できます。

参加者は、患者さんはもちろん、医療や福祉を学ばれたい方、専門職の方、企業の方、元気になりたい方、薬剤師、訪問看護士、歯科医師、大学教授、中野区役所の方まで、様々です。

*アイケアユーCafeとは?
医療や介護に関心のある人々を対象とした、なごみ薬局主催の対話型ワークショップ・コミュニティです。

薬剤師や介護士といった専門職から、他職種のデザイナーやプログラマー、中野区の地域住民の皆様など、多様な方々がご参加されています。

東京都中野区における多職種連携を目的に、在宅医療・認知症・緩和ケア・地域包括ケア・介護旅行など、様々なテーマで毎月開催しています。

*参加を希望される方へ
下記のFacebookページから毎月イベントページを立てているので、そこから参加申し込みをお願いいたします。
どなたでも参加可能なイベントですので、お気軽にお越し下さい。
https://www.facebook.com/icareyou.jp/

主催:渡邊 輝(株式会社 なごみ薬局 代表取締役)
和泉 裕之(和泉ワークショップデザイン事務所 代表)
場所:なごみ薬局 上高田店(http://www.nagomipharmacy.co.jp/
撮影・編集:moeko matsuzaki( https://moeko-m.com/

《9月度分プレアボイド報告》

《9月度分プレアボイド報告》
本店より2件
①クラビット500mg 2T/1×の処方箋を受けたため、問い合わせ。
→1T/1×に減量となった。
●添付文書上「500mg/1×、適宜減量」となっており、基本500mg上限となります。
むしろ腎機能に応じて減量が必要であり、高齢者では腎機能低下を考慮して「初日のみ500mg、翌日以降250mg/1×」あるいは「初日のみ500mg、3日目以降2日に1回250mg」とすることもあります。
また、以前世の中に100mg錠が存在した頃は3T/3×で使われていましたが、その後PK-PD理論に基づき1日1回大量投与となった薬剤です。
添付文書上にも「分割投与は避け、必ず1日量を1回で投与」と記載されています。

②エディロールも含めいつもの継続処方を投薬した際、本人より「別病院でフォルテオ開始となったので、エディロールは中止すると先生が話していた」との申し出あり。
→問い合わせたところ、エディロール中止となった。
●フォルテオと活性型VD製剤は併用注意(相加効果による血清Ca値上昇に注意)であり、禁忌ではないため、併用しているケースもあるかと思います。
今回は本人が申し出て下さったことで問い合わせに至ったようです。