「アトピー治療見える化アプリ-アトピヨ」AppStoreからリリース!

なごみ薬局でもご紹介頂いたアトピー専用SNSがついにリリース。
作られたRyota Akoさん自身のアトピーでの苦い経験が役に立っています。子育てをしながらのアプリ作成、とても大変だったと思います。なごみ薬局でも連携しながらテクノロジーを積極的に取り入れて、患者さんの役に立てるようになっていきたいです。なごみ薬局でもカードを設置して勧めています。 テクノロジー×薬局

https://itunes.apple.com/app/id1407586408

以下引用>>

「アトピー治療見える化アプリ-アトピヨ」AppStoreからリリースしました!
治療経過を画像で見える化したアプリです。私が、昔アトピーがあったため自分で開発しました。
①治療を自分でコントロールし、②お互いの情報を交換し合う場となり、早期回復のサポートになることを目指しています。

出来るだけ多くの方に無料で使ってもらいたいと思っています。よろしかったら、是非シェアをお願いいたしますm(_ _)m

日本唯一のアトピー特化 iPhoneアプリが遂に7月25日リリース!
\夏汗がつらいアトピー。手・顔・ごはん・薬を撮るだけ。みんなでラクラク記録/
無料・広告なし・匿名制!

https://itunes.apple.com/app/id1407586408

★なごみ薬局 先輩紹介 第5回目★

先輩紹介 第5回目は林さんです。

1、自己紹介
初めまして、薬剤師の林です。
6年制1期目で卒業し、東京の大学病院に就職しました。大学病院では医療の最先端にいながら薬の勉強をし、薬剤師としての能力を高めていきました。
4年間病院に勤務したあと、医療現場で使える経営の勉強をしたいと思い、経営の大学院に通いだしました。その時に病院からドラッグストアへと転職いたしました。ドラッグストアでは、 OTC販売に従事し、接客やサービス業について学べたと思います。
なごみ薬局へは社長の渡邊さんに大学院で知り合い、声をかけていただき来ることになりました。新しいことへ挑戦していく社長の前向きな志に共感し現在いっしょに仕事をさせていただいています。

2、なごみの良いところは?
社員全体が若く、トップまでの距離が近いため自分の意見が通りやすい点は特徴的だと思います。
同世代の職員の中で互いに協力しながら社員ひとりひとりが本当に一生懸命働いている事もなごみ薬局の良いところだと思います。
社長がMBAの資格を持っていて考え方が経営者視点であることも仕事をしていて面白いところです。

3、今何が楽しい?
自分の意見の通りやすい職場で患者さんのため、会社のために何ができるかを考えて実行に移していく事。それができる職場で働けている事を楽しんでいるように思います。

4、目標は?
薬剤師として患者個々の医療から地域医療、医療費といった国の問題にまで意識して働けるようになりたいと思っています。

 

【なごみ薬局・夏採用あります】

2018 日本在宅薬学会に参加してきたので報告

7/15、16と日本在宅薬学会に参加してきたので報告します。
在宅医療、地域包括ケアシステム、ポリファーマシーをはじめ幅広い発表がありましたが、講演ごとではなく項目ごとにまとめ直してみました。

(なごみ薬局では、学会への参加費を助成しています。薬剤師募集中です!)

◯薬剤師の業務のこれからについて
これまでは、処方せん鑑査→調剤(鑑査)→服薬指導、の流れで完結していた。AIの発達により、これらの業務は今後はロボットでも代替できるようになる可能性が高い。
重要になるのは患者さんが薬を飲んだ後までフォローする事で薬物治療の質を向上させる。例えば薬剤師もバイタルサインチェックを行い、前回処方の妥当性評価、次回処方への提案・処方設計への介入をしていく必要がある。薬剤師の介入により医師の診断に薬学的知見を組み込む。
薬剤師によるバイタルサインのチェックについては賛否あるが2014年に改正された薬剤師法第25条-2を根拠の一つとして、違法ではないと認識されている。
今年度の診療報酬改定で新設された「服用薬剤調整支援料」も薬剤師による処方提案を後押しする材料。

◯ポリファーマシーについて
高齢化に伴いポリファーマシーが問題になっているが、ポリファーマシー対策のアウトカムは何か?薬を減らすことが目的になってはいないか?あくまで患者の健康状態の維持・向上を目的として処方見直し、薬物療法の適正化を行う。アンダーユース(使うべき薬が処方されていない)などの問題もある。「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015」という書籍(本店に一冊あります)に開始を考慮すべき薬のフローチャート、総コリン負荷、SCAP法(クロルプロマジン換算)など載っているため参考にする。薬剤師の役割に言及されいる部分は必読。

◯オンライン服薬指導
以前から過疎地に限り医師によるオンライン診療ができるようになっていたが、ここ2〜3年で国としてオンライン診療を推進する方向に舵を切り、ガイドラインも整備されつつある。今回改定から新たに評価の対象になっている。
それに伴いオンライン服薬指導についても政府の規制改革推進会議が早期実施を提言し、今年度中に愛知県、福岡市の離島、山間部と兵庫県養父市全域で実証実験が始まる。薬剤師の場合は薬機法で服薬指導を対面でおこなうことが義務付けられており、国家戦略特区での実証実験実施ということで、地域は限定する。
また、アメリカではAmazonがネット薬局を買収し話題になっている。

オンライン診療のシステムについて追記。
既にオンライン診療で使われているシステムYaDocは「モニタリング」「問診」「診察」の機能を有する。問診内容は患者の疾患ごとに設定され、バイタルサインと共にスマホ上で入力しておくと医師が診察前にしっかりと患者の症状を把握することができ、データも経時的に確認することも可能。
https://www.yadoc.jp/

◯在宅でのICTの活用
三重県の事例。ICTの活用により夜間救急クリニックや介護関係の多職種との連携強化につながった。
深夜の電話のやりとりに医師がストレスを抱えていたのが導入のきっかけ。電話やFAXを使用せずスマホ等でリアルタイムでの情報共有ができ、多職種間でも気軽に相談できるようになった。
とても有用だが、課題は他の医療機関の参入がないこと。医師が積極的でないと難しい。他の事例で千葉県柏市ではうまくいっているが、こちらは自治体主導で医師会が全面協力している。
発表者のおすすめは帝人ファーマのバイタルリンク。何社か試したが使いやすいとのこと。
https://medical.teijin-pharma.co.jp/zait…/product/vitallink/

以上です。長くなりすぎないよう、省略した部分も多々あります。
質問、疑問がありましたら気軽にお声がけ下さい。

(なごみ薬局では、学会への参加費を助成しています。薬剤師募集中です!)
Hさんも参加。感想とスライドを共有します。
地域包括ケアを積極的に推進している地域の講演では、地域を巻き込むリーダーになるのに役職は関係なく、医師、薬剤師、ケアマネージャーなどそれぞれの立場の人が積極的に行動し、計画を推進していた。他職種の連携、協力は必要となるが、行動を起こすのに立場は関係ないことを学んだ。
今回の学会では今後薬局薬剤師がどうあるべきかを、どのようになっていくべきかを考えさせられた。薬局にいてできることは減ってきており、今行っている業務の半分位はIT化されより正確に行えるようになっていき、今までのビジネスモデルでは立ち行かなくなることが目に見えている状況で、薬剤師の強みを活かして医療に貢献していく覚悟が必要と感じた。
以上になります。

勉強会報告:依存症治療について〜薬物依存とプロセス依存〜

7/19に豊島区薬剤師会による研修会「依存症治療について〜薬物依存とプロセス依存〜」に参加しました。
睡眠薬の依存の話を期待していたところ、実際にはそのような話ではなかったのですが、統合失調症や認知症の他 依存症治療も手掛けている精神科医師による興味深い内容でしたので、報告です。

(なごみ薬局では、勉強会の参加費を助成しています。薬剤師募集中です!)

【依存症と精神疾患の一種である強迫性障害は別物】
・強迫性障害:例えば 手洗いや施錠確認等を何度もしてしまう
その行動をしないと不安、している最中は苦しいが行為終了後に安心する
・依存症:大麻、ギャンブル、痴漢など
行為中は気持ちいいが、終わったら後悔・落ち込む

【依存症の種類、原理、ドーパミン関連ワード】
・物質依存症:覚醒剤、大麻、阿片、危険ドラッグ、お酒、タバコ、カフェイン
・行為依存症:痴漢、盗撮、ギャンブル、万引き、露出
・これらにより脳内でドーパミン(三大神経伝達物質の1つで 快感ややる気に関与、通常の生活では 食事・性行為・業務の完了により放出される)が放出される→同じ刺激が続くと、やがて放出されにくくなる=耐性
・ストレス?味?
ストレスがあるからついついタバコを吸ってし
まう→では喫煙中はストレスがないのかという
とそうではない 依存しているだけ
アルコール中毒の人はお酒の味が本当に好きな
わけではない これも依存しているだけ
・時間×量、依存物資×依存体質 で依存形成
・再発、感作
中断後の再開で4〜6倍のドーパミンが放出され
るが、その後はそれほど出ない
・ストレス時にも分泌される

【睡眠薬の依存】
・デパス、ロヒプノール、マイスリー
・アモバンやベルソムラで起こした人(予定より早く再診に来てしまった人)は、このクリニックではいない

【行為依存】
・行為依存症とは、プロセス依存症
ビギナーズラックから始まる
(初めてのギャンブルで大損した人はギャンブ
ル依存症にはならない)
のるかそるかのドキドキ依存症
(満員電車で痴漢行為をする人に風俗を勧めて
も行かない、ガラガラの電車内でもやるのかと
問うとやらないと返答する→風俗は触れるのが
当然だから、ガラガラの車内ではすぐに見つか
るから/満員電車という 見つかるか見つからな
いかの状態でできたという恍惚)
・心:海馬、扁桃体→欲望のアクセル
ビギナーズラックによりここに回路形成
・脳:前頭前野→欲望のブレーキ
飲酒により前頭前野の血流↓
お酒を飲むとラーメンを食べたくなるのは、
この部分のブレーキが落ちただけであり、本当
はいつも食べたい

【ドーパミンの特徴】
・痴漢でも盗撮でも露出でも万引きでも、「バレないように」で始まり「バレるまで」エスカレートしていく
そしてたとえ自分で中断しても、刺激にさらされたなら、ドーパミンは放出され行動化となり、感作される

【行動療法】
・自ら引き金を潰す→「THE TPO」を事前に意志の力で潰しておくこと
例えば盗撮の患者だと、
T:ツール→カメラ(盗撮用品、スマホ)
H:ヒューマン→仲間、ターゲット、親
E:エモーション→イライラ、悲哀、空虚、退屈
(イライラよりも他の3つの感情の方がドーパ
ミンを出したい状況)
T:タイム→休日、通勤時、営業の合間
P:プレイス→駅、公衆トイレ
O:オケイジョン→盗撮、ポルノを観ること
・自ら「二次ブレーキ」をつくる
どんなに努力をしても、年単位の経過の中で、
いつかは「引き金」が引かれる可能性がある
(ex.満員電車は避けてきたけれど…)→こうし
た事実を踏まえて、条件が 揃い「あっ」と意識
にあがった瞬間に何をするか事前に決めておく(ex.満員電車を見たらダッシュで逃げる)

【精神療法】
・専門医による動機づけ面接
・疾患について正確な知識を理解

【心理療法】
・原因論ではなく目的論で生きる
フロイト:原因論(精神分析)
AというイベントがBという症状を作り出す
アドラー:目的論
Bという目的を果たすためにAという症状を
作り出す(ex.学校に行きたくないからお腹が痛
くなる)
なぜ再発したのか?→したかったから、できたから、依存症だから
・自己肯定感について理解する
自己肯定感の低い人は、自分を否定する人を求める(普通自分を褒めてくれる人を求めるが、自己肯定感が低いと、そのダメな自分をダメな人間だと分かってくれる人 つまりお前はダメなんだと否定する人を選ぶ)

なぜ治療が難しいのか?
治りたい(再犯したくない)自分と治りたくない(またやりたい)自分とが同居しているから→人間の行動原理(痛みを避けて快楽を求める)に従って開始する

【最後に】
・人は幸せになるために生きている
例えば「こんな猛暑の中ゴルフに行ってしまった、でもいい汗をかいて気持ちよかったな」→後悔はしていない、幸せになっているため、夏にもかかわらず休みのたびにゴルフに出かけてしまうことは依存症ではない
言うなれば毎日メガネをかけていてもメガネ依存症にならないのと同じ→メガネをかけることで生産性↑、よかったな となる
・「条件付きの愛」の養育環境を経験すると人の心は病んでしまい、成長する過程で 怒りのコントロールができず、仲間に強く依存して、自己破壊的な人間になってしまう

【感想】
依存という暗くてとっつきにくいテーマ、かつ資料皆無の勉強会でしたが、例え話の面白い先生で、実際の診療上での経験談も含めてお話しして下さり、客席からは「趣味も一種の依存症ですか?」(ゴルフのくだり)と質問も出て、会場全体が聞き入っていました。
ちなみに「睡眠薬をなるべくやめた方がいいと分かってはいるけど なかなかやめられない」と言う患者には、アドバイスよりはとにかく共感の意を示すとよいとのことでした。

 

なごみ薬局では勉強会への参加費を助成しています。(なごみ薬局では、薬剤師募集中です!)

薬局の最適在庫量にマシンラーニングを実務実装しました。

マシンラーニングっぽく、薬局の最適在庫量を実務に実装しました。バックヤードを多変数(天気・曜日・配送時間・欠品データ・配達データ・季節・発注者・店舗位置・処方Dr・薬から疾患分類など)で設定し教師ありニューラル・ネットワークに置き換え、ハイパーパラメータの設定次第で予測精度が上がりそう。。深層強化学習は次の次のステップ・・^^;

#薬剤師 募集中

なごみ薬局は、アート×専門性×テクノロジーに力を入れています。

武蔵野美術大学で行われた社会人向けのデザインスクール1日講座に参加しました。

個人的にポップ作りなどに活用できるかと思い参加したので共有して活かせる内容ではないのですが、楽しかったのでデザインを意識してまとめてみました!
本講座ではないので内容は簡単なものでしたが、言語化はデザイン以外でも大切だということ、意識して空間やパッケージの印象を言葉にすることで感性を磨いて作品に活かしていく→心地よい薬局作りに繋がると思いました。
興味があればご覧ください。

なごみ薬局は、アート×専門性×テクノロジーに力を入れています。

旅行介護士医介塾@中野でのライトニングトーク。

旅行介護士医介塾@中野で加藤さんのライトニングトークを拝聴しました。
介護で旅行は贅沢。保険外でやるしかない。
陽が沈むのを見たらパーキンソンの方も一歩足が前に出るかもしれない。桜をいつか見に行こうと、でもその「いつか」は行動を起こさない限り絶対に来ない。ご本人もご家族も、たった2時間の外出でこんなにも笑顔になることもあります。
人は最期、ゆっくり衰弱していく。だからADL(日常生活動作)は下がっていく。でも、死ぬ直前まで、QOL(生活の質)は上げることができる。長生きしてよかった。そう思ってもらえる人が一人でも多くなりますように。
これは、私の志でもありますが、最近は祈りに近いです。


なごみ訪問看護ステーション、なごみ薬局、保険外のアイケアユー(R4.みつけあになりました)と、
今更ですがお会いした方にご紹介させていただきました。やさしい手さんとお話して、11年前営業しに行ったなぁとか、思い出して感極まりました。前橋の介護メンバーとも再会。看護師のハチスさんも元気でお会いできてよかったです。
今日は中野のいろんな事業をなされている方とつながれて本当に良かったです。
引き続き中野のために精進して参ります。

薬科大学で調剤薬局のお話をしてきました。

今日は朝から薬局前の薬科大学で調剤薬局のお話をしてきました。ロボットやAIで未来はどう変わるのか。薬剤師はこれから何を学んでいくべきか。死生観のお話を交えながら、ざっくりお話しました。スライド80枚を超えて、反省。。

2030 年には約 1000 万人の人口が減少し、高齢化率(65 歳以上)は 32%に達し、2007 年生まれの半分は 107 歳まで生きるとも言われており、このよう な「人生 100 年時代」においては、健康寿命が延び 70 歳以上まで働くことが可能となる中、キャリアを通じて一つの組織で働くといった「昭和の標準的人生」は終焉し、複数の組織で働く副業・複業が増え、また、学んで働くというサイクルを複数回繰り返すことがより一般的になることも想定される。 そうなると、単独の「組織・薬局」を中心とした社会参画から「個人」としての社会参画への変化が進み、価値観の多様化やライフデザインの多様化が広がっていく。

「その時どう動く?」「何を学ぶ?」「何を基準に生きる?」

地域包括や共生社会、ケアマネや福祉の話、介護の話、在宅医療の関わりの中で、薬で治せないこと、社会参加に力を入れるコミュニティーファーマシーとしての地域の関わり方、先月の調査でわかった衝撃的な分析結果(西荻店は1日の12%しか服薬指導してない)など。薬局経営の話から大学時代の恋愛の話まで。

人工知能時代に生き残るには、「オートメーションをオートメーション化する薬剤師」「オーダーメイドで一人ひとりに寄り添えるクリエイティブな薬剤師」「チームをコーディネートして組織として個人ではできない力を発揮できる薬剤師」が求められるということを熱く語ってきました。薬剤師に限ったことではないのかもしれませんが。。

一度きりの人生をどう生きるか。そんなことを整理してお互い見つめ直す貴重な時間になりました。口だけじゃなく、自分ももっと攻めていかないといけない・・学ぶと行動を一致させたいです。

元気があれば何でもできる、バカになれ、一歩踏み出せば道となる。師匠からいただいた、そのことを伝えられてよかったです。学生には、自己限定しないで欲しい!!可能性を信じて欲しい。

最後、質問も今の学生はガンガン鋭いのをしてくるので、焦りましたが、今日の1日を通して、何か一つでも持ち帰っていただけたならなと思います。毎年、薬剤師としてシメの講演の場をご用意いただき、誠にありがとうございます。鈴木先生とお時間いただいた薬学部学生に心から感謝です。