謹んで新しい年をお祝い申し上げます。
本年も宜しくお願いいたします。
年末年始の営業について
12月28日(火)~1月3日(月)休業 1月4日(火)~通常営業
03-6454-0596
GS-1チェッカーを導入しました。
なごみ薬局は「資格取得」を支援しています。
なごみ薬局では、社員の資格取得を支援し続けています。
ご自身で選んだ資格の書籍代、受験費、登録代をお支払いしています。
この6ヶ月で写真がない方も含めて9名が取得いたしました。
なごみ薬局は資格取得を支援している理由は、知識を整理し、物事の考え方を深める訓練になります。
管理栄養士×簿記、薬剤師×ビジネスマネジャ、医療事務員×デザイナーなど、通常の業務に深みを与え、多角的な付加価値を生み出すことにつながります。
また、資格は一生モノ。仮に私達の会社を巣立っていった後も社会に貢献するためにいつか役に立ちます。なごみ薬局以外の地域の患者さんに役に立つかもしれません。本当に人を大切にする会社として、将来を少しでも良いものに変えられるよう引き続き人材育成に投資をしていきます。







中野区薬剤師会より感謝状をいただきました。
管理栄養士の社内報(8月)
冷房の効いた涼しい部屋にずっといたり、冷たいものを食べがちな夏はお腹を壊しやすかったりしますよね。またそれとは反対に、室内外の温度差による自律神経の乱れや身体の冷えによる血行不良によって便秘に悩まされる方もいると思います。そこで今月のテーマは、『下痢・便秘時の食事について』です。

☆下痢の時の食事
下痢の時はやはり消化の良い食材を選ぶのが望ましいです。おかゆやうどんなどの炭水化物だけではなく、ほかの栄養素もバランスよく摂取することが大切です。特に、傷ついた粘膜の修復に大切なたんぱく質や、水分と一緒に失われるナトリウムやカリウムなどのミネラルの摂取を心掛けましょう。

消化の良いエネルギー源のうどん、必須アミノ酸をバランスよく含んだ優秀なたんぱく源の卵、手軽にエネルギー摂取が出来てカリウム豊富のバナナ、カリウムとビタミンがとれるかぼちゃ、胃腸にやさしくたんぱく質摂取も出来る豆腐、水分・カリウムが豊富なりんごなどがおすすめです。逆に、脂質を多く含むバターや油、食物繊維が豊富なゴボウやレンコンのような根菜類、きのこや海藻類は消化が悪いため注意が必要です。
また、下痢が続くと便と一緒に水分や栄養素も失われるので体力も消耗しやすくなります。そのため水分摂取が重要ですが、コーヒーや炭酸飲料、お酒などの刺激物は避けましょう。紅茶に含まれるタンニンは下痢止めの作用があると言われており、飲みすぎには注意が必要ですがおすすめです。

☆便秘の時の食事
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく食べましょう。不溶性は穀類や豆類、根菜類などに多く、水溶性は野菜や海藻、果物などに多く含まれます。
中には不溶性食物繊維をとりすぎると腹痛を起こす人もいるので、その場合は不溶性食物繊維は控えて水溶性食物繊維を中心に摂取しましょう。また、便が硬くなるのを防ぐには、水分とともにマグネシウムの摂取を心掛けましょう。
不溶性食物繊維が豊富なしいたけ、水溶性食物繊維もマグネシウムも含まれている海藻類、食物繊維が多く善玉菌を助ける納豆菌が含まれている納豆、精白米の4倍の食物繊維が含まれる玄米、食品の中で特にマグネシウムの多い木綿豆腐、ビフィズス菌入りのヨーグルト、食物繊維とともにオリゴ糖も豊富なゴボウなどがおすすめです。
決まった時間にトイレに入る習慣をつけることも大切です。起床後、コップ一杯の冷たい水や牛乳を飲むと胃腸の働きが活発になり、排便が促されるので効果的です。
また、どちらにも共通することですが、腸内の悪玉菌が増えると正常に腸が動かなくなり便秘や下痢の要因になります。乳酸菌一種であるビフィズス菌とオリゴ糖を積極的に摂取して腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えましょう。
お腹を大事にして毎日元気に過ごしましょう!

【参考文献】
・『一生役立つ きちんとわかる栄養学』 2020.03.25第2版 西東社発行
お薬予約はメディカルペイ
R3.6.16日経メディカル主催「口腔内崩壊錠 “のみやすい” 以外のメリットは?」
オンライン勉強会に参加しました。まとめましたのでよかったらご覧ください🙂
●薬が飲めない原因
・認知機能の低下
・嚥下機能の低下
・服用薬の影響:薬の味、匂い
●口腔内崩壊錠(OD錠)の利点とは?
・味、匂いがマスクされているのが特徴。
・OD錠は崩壊剤を含有する。錠剤が水に濡れると、崩壊剤の吸水により崩壊する。OD錠はより少量の水で崩壊するよう設計された剤形である。
●錠剤をとろみ剤で飲むと?
・とろみ剤と一緒に飲むと崩壊時間が遅くなることがある。
・理由として、①とろみ剤は水分量が少ない、②とろみ剤自身が錠剤の吸水する導路を塞ぐことが考えられている。その結果、溶出率が低下する。
・とろみ剤を使用する場合、フィルムコートされた錠剤を選択すると良い。
●錠剤と水
・本人は薬を服用した実感があるが、実は口腔内・舌下に残っていることがある。
・健常者でもカプセル剤が食道にくっつき残っている(服用後、なんとなく違和感がある場合はこれに該当することが多い)ことがあるため、薬を飲むときはコップ1杯程度の水と一緒に飲むことを推奨。
●薬剤上、粉砕できない薬剤もある。
・徐放性製剤
例)レぺタブ(内核錠に腸溶性コーティングを施し、速放性の外層を組み合わせた有核錠):デパケンR
メチルフェニデート:0時速度。潰すのはベストではない。
・胃ろうの方には簡易懸濁法も一つの手段。しかし薬剤を約55℃の湯に溶かしたり10分程度待ったりするなど、準備を要する。
・上記の問題を解決できるのがOD錠と考えられる。
●OD錠は健常者にも有益
・OD錠は普通上より速く崩壊し、効果を発揮できる。
・服薬指導のポイントとして、錠剤を消化管へ早く到達させるために、可能ならOD錠も水で飲むことを推奨する。
【勉強会参加報告】
令和2年度 薬・薬連携推進研修会(がん領域)
東京都薬剤師会主催
「副作用マネジメントの基礎」
2021.3.6 13:30〜18:55 @Zoom
●がん医療を取り巻く現状と、求められる薬剤師の職能
がん=国民病
早期発見や早期治療で多くが治る時代、がんと共存し社会復帰できる時代になった
1つの病院や1人の医師ではがん診療は完結しない→直接がんに関わらない医療スタッフもがんに対する知識と患者が抱える悩み等の理解が求められる
薬局薬剤師はがん患者を地域で支えていく上で、患者背景やレジメンの理解、共通言語での情報共有が求められる(CTCAEでの副作用評価など)
例)レゴラフェニブ服用患者day9からの来店(電話)相談
「昨日から指先が赤くなってきて、チクチクして痛む。昨晩から保湿剤を使い始めた。このまま服用を継続していいか?」
→×:「副作用ですね、医師に相談してください」
×:「医師に連絡しますね」→「患者さんがこう言っています、どうしたらいいですか?」
◎:「手を見せてください。いくつか質問するので答えてください」
CTCAEを用いて評価した上で医師に相談
「昨日から両手指先にグレード2のHFSが起こっています。足はまだ発現していないようです。レゴラフェニブは明日から減量ですか?継続ですか?保湿剤に加えて〇〇外用剤を処方してください。」
何コース目の治療なのか、どういう目的の化学療法なのか(術前、術後など)によって、副作用発生時に減量すべきか、延期すべきか、中止すべきかなどの判断が異なるため、治療方針、経過、ゴールを理解した対応が必要となる
●感想
病院を離れてからあまり知識をアップデートできていなかったがん領域を振り返る良いきっかけとなりました。概要から症例検討、病院薬剤師と薬局薬剤師それぞれの立場からのお話が聞けて大変充実した内容でした。
各レジメンやCTCAEでの副作用評価などは、薬局にいると、自分から学ぼうとしないと難しい内容かもしれませんが、できる人だけが知っていればいいものでは決してありませんし、全体のスキルアップの必要性を感じました。
各演者の充実したスライド資料、データでありますので欲しい方はお声かけください。
連携充実加算を算定している病院は、レジメン公開や薬局薬剤師対象の研修会の開催が必須になっていますので、薬剤部ホームページを除くと色々と資料が見られます。
薬剤師 K