病院から薬局に転職して感じたこと。

弊社の薬剤師の半分以上が大きな病院経験者です。
突然、薬局に見学にこられていつの間にか馴染んで働き始めていることが多いです。10月からも千葉の大きな病院から男性薬剤師が入社いたします。

そこで、先輩薬剤師のAさんが忙しい合間に「病院から薬局に転職して感じたこと。」をまとめていただいたので、一部シェアいたします。続きは、入社してから!ということでご了承下さい。

Aさんは地方の大学病院でお仕事をされていましたがご結婚を期になごみ薬局へ転職。もう3年が経とうとしていますが、プライマリー認定薬剤師を取得したり、管理薬剤師を経験したり地域の薬剤師として在宅医療に関わり、薬の安定供給に大きな貢献をされています。

Medical-Payに対応しました。

なごみ薬局 西荻南口駅前店で試験的にMedical-Payに対応いたしました。

事前に処方せんを薬局へ送るアプリです
https://medical-pay.jp

特徴は、

・リアルタイムで調剤状況がわかります。
・薬剤師とチャットができます。
・事前にお薬代金の一部振込みができます。
・地図で薬局の場所がすぐにわかります。
・患者さんアンケートを一度すれば薬局でしなくて済みます。
・無料です。

このような使い方はいかがでしょうか?

・お薬の在庫があるか事前に確認する。(1ボタンでできます)
・病院から処方せんを送っておいて、後でとりにいく。
・事前に薬剤師とやりとりすることで、お渡しをスムーズにしたい。
・時間のかかる薬をお願いしてネットで確認してできていたら薬をとりに伺う。
・薬局との処方せん履歴管理、やり取りの記録として使う。

https://medical-pay.jp

プレスリリース・メディア掲載のお知らせ

マイナビ取材特集をしていただきました。

なごみ薬局取材がアップされました。
新卒の方や正社員入社希望の方へご参考になれば幸いです。

https://job.mynavi.jp/21/pc/corpinfo/displayPremium/index?corpId=221978&optNo=213629

FNNプライムニュース(フジテレビ)に掲載されました。


https://www.fnn.jp/posts/00046790HDK/201906161800_TomoyaMorishita_HDK
1500万円の貯金ではなく、最初の資金(借入れ含む)額です。
社長の伝え方が悪かったようです。ご了承ください。。
なんとヤフーニュースでアクセスランキング1位になりました。

MacFanに掲載されました。

令和1年6月28日発売に2P掲載されました。
薬局での自動化にフォーカスしていただきました。

今年で6年連続、薬科大学で90分講演いたしました。

2018年6月

今日は朝から薬局前の薬科大学で現場の薬剤師として調剤薬局のお話をしてきました。ロボットやAIで未来はどう変わるのか。薬剤師はこれから何を学んでいくべきか。死生観のお話を交えながらお話しました。

社長の渡邊と鈴木先生

~世界の薬局③~

前々回はヨーロッパと北米、前回はイスラム圏について紹介させていただきました。

今回はいよいよ最終回、中南米です。

 

キューバでは 街の景観保護のためか、社会主義故か、国の方針で首都ハバナの旧市街中に大きな看板はなく、薬局に限らず各店基本看板が出ていませんでした。

よって、薬局に気づけず、残念ながら写真がないのですが、乗り継ぎで利用したメキシコの空港より1枚。

Farmacia(ファルマスィア)はスペイン語で「薬局」(sは恐らく複数形)。

中南米では殆どの国がスペイン語を公用語としています。

電光看板の上半分、緑色の広告に「ASPIRINA」とありますが、日本でも市販薬として扱われている解熱鎮痛薬のアスピリンです。

日本では同成分薬の「バファリン」の認知度が高いですね。

次はブラジル。

ブラジルは南米において珍しく非スペイン語国であり、公用語はポルトガル語です。

看板の「farmácia」(ファルマシィア)がポルトガル語で「薬局」。

ブラジルはプロポリス(蜂ヤニ)の産地で、ドラッグストアの棚にはプロポリス製品がたくさん

日本ではのど飴やサプリメントのイメージが強かったのですが、ブラジルでは喉に直接噴霧するスプレーも多数販売されており、他にも日焼け止めや化粧品としても用いられているようです。

レジ前はこの様な感じで、市販の内服薬の箱が陳列されていました。

それにしても、他国の薬、しかも英語でもないとなると、さっぱり分かりません

とある地方の町にて、朝で開店前のためシャッターが閉まっていますが、看板からすると、両サイドの2軒が薬局。

ヒュギエイアの杯マークを載せた看板もありました。

帰りの空港で見かけた表示。

アスクレピオスの杖が見えることから、恐らく救護所関係かなと予想がつきます。

英語表記を直訳すると健康監視所なので、やはり医療関係ですね。

これも空港内にて、薬局店頭で一押しされていたタイレノール。

「空腹時にも服用できて効果のある頭痛薬」として、日本でも販売されています。

 

次はペルーより。

入口左脇の看板に、BOTICAの横にDRUGSTOREと併記されていますね。

また、入口上の看板には、ヒュギエイアの杯マークも見えます。

BOTICA(ボティカ)はスペイン語で「薬局」。

FARMACIABOTICAの違い、単語としての使い分けについては検索しても詳細情報がないのですが、恐らくFARMACIAは薬剤師がいて調剤をしている薬局、日本で言ういわゆる保険調剤薬局としての機能がある店舗、BOTICAは保険調剤機能のないいわゆるドラッグストア的な店舗かと思われます。

お次はボリビア。観光地としてウユニ塩湖が人気の国。

これは首都ラパスのロープウェーの駅にあった薬局。

看板中央のマークの色が、国旗の3色だなぁと。

地方都市の薬局を2枚続けて。

看板に、アスクレピオスの杖マークや、ヒュギエイアの杯マークがありますね。

擬人化されたカプセルが歩いている、かわいい看板もありました。

最後に、アジア圏(はあまり旅行していないため、シリーズとしての写真はありません)の話になるので余談ですが、シンガポールの空港で見かけたものについて小話を1つ。

なごみ薬局でも扱っているエンシュア・リキッドという栄養剤は、処方箋をもとに調剤する缶入りの液体で、1250mLなので 本数が多いと重くて持ち帰りに大変だろうなと思うのですが、「海外では粉末タイプがある」という話を聞いたことがありました。

昨年シンガポールに行った際、空港内の薬局でエンシュアの粉末タイプを見かけました。

自分で溶解して調製する手間はあるにしても、液体タイプよりも軽くて長持ちするでしょうから、便利だなぁと思いました。

 

いかがでしたか?

世界の薬局、共通点や違いがあり、移動中の車窓から眺めているだけでも結構面白いですよ。

皆さんも、海外旅行の際は、車窓から、あるいは街歩き中に、そして空港での待ち時間に、ぜひ薬局を見てみてください。

~世界の薬局②~

前回はヨーロッパと北米を紹介させていただきまして、今回はイスラム圏についてです。

まずはアフリカ北部、地中海に面しており、イタリアの対岸にある国、チュニジアより2枚。

1枚目は文字がアラビア語で全く分からないところ、「ヒュギエイアの杯」マークがあることで、恐らく医療機関、それも薬局だろうな、と予想がつきました。

2枚目はマークこそこそないものの、チュニジアの旧宗主国フランスの言葉でPHARMACIE(ファルマシー:フランス語で「薬局」)と併記されているため、薬局だと認識しやすかったです。

ちなみに、アラビア語は戦前の日本同様文字は右から左に読み、「薬局」を意味するصيدلية は「サイデリア」と発音するようです。

次はドバイ。ドバイ自体は国ではなく、チュニジアと同じく公用語がアラビア語であるUAE(アラブ首長国連邦)にある首長国の1つ。

オイルマネーによる急速な近代化で、様々な世界一(世界最大の噴水・ショッピングモール・人工島・屋内スキー場、高さ世界一のホテルやタワー等)があり、観光地として人気です。

そうして世界各国から人が集まるためか、もう10年ほど前の写真ですが、しっかり英語が併記されていました。ヒュギエイアの杯も表示されていますね。

ちなみに、ヒュギエイアの杯の横に赤い三日月がありますが、これは救急車や救護所等に使用されることでお馴染みの赤十字と同じ意味合いです。

イスラム圏では赤十字は十字軍(聖地エルサレムの奪還を名目に、11~13世紀頃キリスト教徒がイスラム教諸国に侵攻し、イスラム教徒の虐殺を行った)を連想させるシンボルであるため、人道支援を象徴するマークとしては受け入れ難く、代わりにイスラム教のシンボルでもある三日月が用いられるようになったそうです。

そして、チュニジアと同じくマグレブ諸国(北西アフリカ)に分類されるモロッコより3枚。

1枚目は薬局というより雑貨屋さんかと思ってしまうような、雰囲気のある外観。

かつてフランスが宗主国だったことや、雑貨宝庫として女性に人気のモロッコならではの雰囲気?

緑の十字や三日月の看板、壁にヒュギエイアの杯も見えますね。

2枚目は店内に薬品棚が見えて、日本の薬局に近い雰囲気ではないでしょうか?

3枚目は看板。ヒュギエイアの杯もありますが、電光の三日月が目立って分かりやすかったです。

ヨルダンでは走行中のバスからかろうじて撮影できた1枚のみのため、見にくくてすみません。アラビア語に英語が併記されていたため、薬局と認識できました。

次はウズベキスタン。中央アジア内西寄りで、旧ソ連の国でもあり、イスラム圏とはいえ、中東や北アフリカとはまた違った雰囲気。

旧ソ連国故か、DORIXONA(発音は不明ですが、ウズベク語で「薬局」)にAΠTEKA(アプチエーカ:ロシア語で「薬局」、入口上のガラス部分に赤文字で)と併記されていました。

しかもこの店舗は「24soat」という記載があるため、24時間営業のようです。

内部の撮影許可をいただいたため、1枚載せます。

恐らくいわゆるOTC(処方箋なしで購入できる薬剤)かなという背景ですが、外箱の印字はロシア語が多いように見えます。

次回はその他地域(中南米を中心に)の薬局を紹介したいと思いますので、楽しみにお待ちくださいませ。

前回の記事はこちら。

https://nagomipharmacy.co.jp/world-pharmacy/

~世界の薬局①~

なごみ薬局には海外旅行好きスタッフが何名かおりますが、その1人である私が、今までの旅行で撮影した世界の薬局の写真を、数回に分けて紹介させていただきます。

まず今回はヨーロッパと北米です。

ヨーロッパには、世界最古の薬局があります。

イタリアのフィレンツェにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局で、建物自体は1200年代のものだそうですが、残念ながら私はフィレンツェでの旅程がタイトで、訪問することができませんでした。

代わりにイタリア旅行中の街中の薬局写真を2枚。

電光看板がいずれも十字マーク。2枚目は赤ですが、緑のものが多かった印象です。

また、ガイドさんのお話によると、イタリアの電光看板で点滅が許可されているのは薬局だけなのだとか。

FARMACIA(ファルマチーア)が「薬局」の意味。

次に、クロアチアの首都ザグレブで見た、薬局の看板。

やはり緑の十字ですが、中の図が「ヒュギエイアの杯」です。

ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオスの娘であるヒュギエイアが持っていた杯で、蛇の巻きついた杯として表現されます。

「アスクレピオスの杖」、「ヒュギエイアの杯」のどちらも医療の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマークですが、前者が医学、後者が薬学のシンボルマークとして用いられる場合が多いと言われています。

これは覚えておくと便利で、旅先で現地語が分からず看板の文字が読めなくても、看板にヒュギエイアの杯があれば薬局!

後日イスラム圏について紹介しますが、欧米とは宗教が違えど、イスラム圏でもよく目にしたマークです。

クロアチア語でljekarna(イェカルナ)が「薬局」。

クロアチア最古の薬局はマラ・ブラーチャ薬局で、人気の観光地ドゥブロヴニクにあり、世界で3番目に古い薬局だそうです。

秘伝のレシピで作られるハンドクリームや化粧水等が大人気。

撮影禁止なので写真はありませんが、気になる方はガイドブックやインターネットでご覧ください。

代わりと言っては何ですが、クロアチアの都市スプリットで、その土地で最古の薬局に行きました。

レトロな立て看板と、店内の棚に薬瓶が配置された写真の2枚をご紹介。

棚右端に、ヒュギエイアの杯の飾り絵が見えますね。

こちらは、クロアチアの歴史的都市シベニクで、石造りの建物が並ぶ旧市街内の壁に表示された経路案内札。

そして中欧オーストリアの首都ウィーンには、大理石とモザイク造りが美しいエンゲル薬局があります。

オーストリアの公用語はドイツ語で、APOTHEKE(アポテーケ)が「薬局」。

窓上の壁画に、壺のようなものに巻きついた蛇が見えます。

入口両脇のエンゲル(ENGEL=天使)が盃を掲げ、その腕に蛇が巻きついているのも見えます。

これらも、ヒュギエイアの杯を表しているか、それに着想したものかと思われます。

また、2つ目の写真は別の薬局ですが、APOTHEKEの頭文字Aをヒュギエイアの杯にデザインしたものが薬局を表すマークになっており、「端的にわかりやすく」というドイツ語圏らしさと、音楽の都であるように芸術性に優れたウィーンらしさとを兼ね備えたデザインが、個人的には好きです。

他国では薬局は緑色のマークが多いところ、オーストリアでは赤にしているのも、国旗や国営航空会社等のカラーに合わせているのかなと、私が勝手にですが、愛国心を感じます。

今回の最後は北米枠でハワイ ホノルルより。

こちらは調剤併設のドラッグストアで、フロアが広かったことと、店内に一般用医薬品のクラリチン(花粉症の方はなじみの商品でしょうか)がたくさん在庫されていたのが目につきました。

本土と離れたハワイとはいえ、さすがアメリカ、フロア面積も在庫も、スケールが違うなぁ…と思いました。

次回はイスラム圏の薬局を紹介したいと思いますので、楽しみにお待ちくださいませ。

新人研修2019について

なごみ薬局は、新たな新人研修制度を始めます。

しっかりと1年間のスケジュールと達成基準を決め、評価に反映させることで入社後地域で活躍できる薬剤師に成長していきます。

調剤薬局未経験の方も、個人のペースに合わせながら一人前の薬剤師になることができます。

私も入社された方に寄り添い、わからないことがあれば一緒に考え、患者さんを心から笑顔になってもらえるよう頑張りますので、なごみ薬局へぜひエントリー下さい。

こちらのスライドは、昨年入社された薬剤師のKさんに作成していただきました。私も含め今年度以降、全員で本当に教育体制に力を入れていきます。

楽しい職場、笑顔が溢れる職場、しっかり患者さんに対応できる職場があってこそ、専門的な知識を活かせると思います。大学では教えてくれない「人」という土台をつくれる職場でありたいです💫

中野区薬剤師会の他職種連携セミナーに参加してきました。

訪問看護ステーションの方と蜜にお話ができてよかったです。薬学部の実習生も一緒に参加しました。とてもよい発言をされていました。^^

お題は、認知症の患者さんのケース、訪問看護ステーションや他職種とどのように連携していくか。実際に看護師さんがどんなことをされているのか、薬剤師が訪問でどのようなことをしているのか、5分ずつ紹介しあったあと独居老人のケースで介入の仕方について話し合いました。

いろんな介入の仕方があるかと思いますが、ざっくばらんに対話を通して普段なかなかお会いできない方たちとコミュニケーションを取れたのがとても良かったです。

副作用が出始めそうだったら情報共有してほしい!とか、薬物動態的に飲んで大丈夫か、朝の薬は昼でも大丈夫か、判断に迷う時がある。相談にのりたい。

お金のことはどうなっているのか、一包化はサービスなのか、どこまで頼んでいいのか、どこからは嫌がられるのか、看護師さんも薬剤師とはじめて話せたことも多いようでした。雑誌やネットでは手に入らない地域の健康情報を共有したりしました。いつも看護師さんのおかげで仕事ができているし、助けられていることも痛感しました。

薬剤師は適切な服薬指導で適正使用を促し治療効果を上げ、普段は発言が少ないけれども(発言が多いと良くない)命に関わるミスを防ぐ仕事。大きなマイナスをゼロにする、そんな風にケアに関われたらいいなと思いました。

他のテーブルの話を聞いて思ったのは、薬剤師も人の役に立ちたい、看護やリハの人とつながり、ケアの目的を共有したい。中野区はそんな人達がたくさんいて、この地域で働けて本当によかったと思います。薬剤師は何をやってるかわからないと思われがち?ですが、ガンガン担当者会議に出席して、呼ばれるようになって、他職種から信頼を勝ち取って、関わり続けられる町の薬局になれたらと思います。