こんにちは。
中野区のなごみ薬局・在宅医療チームの3号です😊
今日は「合剤」についてご紹介したいと思います💊
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●「合剤」とは?
合剤とは何種類かの同じような薬効、あるいは異なる薬効を持った成分を1つの薬の中に配合した医薬品をいいます。
配合剤とも言います。
複数の成分を組み合わせることにより、単一の成分による薬よりも効果を高めたり、副作用を抑え安全性を高めたりすることができます。
●合剤の例
合剤にはいろいろな組み合わせがあります。
・カルシウム拮抗薬(高血圧の薬)とARB(高血圧の薬)
・ARB(高血圧の薬)と利尿薬(高血圧や心臓の薬)
・カルシウム拮抗薬(高血圧の薬)とARB(高血圧の薬)と利尿薬(高血圧や心臓の薬)
・高血圧の薬とコレステロールの薬
・コレステロールの薬の配合剤
・糖尿病の薬の配合剤
・総合風邪薬の配合剤(咳止めと熱冷まし、鼻水の薬など)
・アレルギーの薬の配合剤
・パーキンソン病関連の配合剤
・緑内障の目薬の配合剤
・軟膏・クリームの配合剤
・吸入薬の配合剤
などがあります。
2種の合剤だけではなく、3種、それ以上を組み合わせた合剤もあります!
●どんなメリット・デメリットがあるの?
メリットとしては、
・服用する錠数を減らすことをできます
・服用する回数を減らすことができます
・2種類の薬を服用するより費用が安くなることがあります
デメリットとしては、
・お薬の特性上、半分に割ったり、粉砕して服用できないことがあります
・万が一副作用が発生した場合、原因の特定が困難になることがあります
・元の錠剤より、錠剤の大きさが大きくなることがあります
高齢の患者さんでは、
「薬が何種類か出ているけど、飲み方がいろいろでわからない」
「飲み方を間違えてしまう」
「錠数がたくさんあるとお腹いっぱいになってしまう」などの声を聞くことがあります。
メリットもデメリットもある合剤ですが、
必要なお薬を正しく使うために、合剤も便利に使っていけると良いですよね。
●「私の薬は合剤はありますか?」薬剤師におたずねください
「今私のもらっている薬には合剤があるの?」と薬剤師におたずねください。
お調べして、医師に提案することもできます。
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なごみ薬局では薬剤師による居宅訪問を行っております。
ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。
03-6454-0595
参考:総合南東北病院 広報誌 南東北
管理薬剤師.com