〜りんごジャムを作りました〜
少しずつ寒くなり、12月並みの気温になる日もちらほら出てきました。
先日、スーパーで大袋に入ったりんごが美味しそうだったので購入しました。後先考えず買ってしまったので一部はそのまま食べて、残りはジャムにしようと考えました。ジャムは初めて作るので、作り方を早速検索してみました。りんご以外に塩、レモン汁、砂糖があればジャムが作ることができるようです。作り方はまずりんご(2個)の皮を剥きいちょう切りにします。変色を防ぐために塩水に浸します。塩水を切って鍋にりんご、砂糖(りんご量の20〜30%程度)、レモン汁(大さじ1程度)を入れ火にかけます。沸騰したら灰汁をとり、30分程度弱火にかけます。リンゴが焦げないように時折混ぜます。トロトロしてきたら火を止め、熱が冷めてきたら完成です!好みの甘さやりんごの種類によって砂糖やレモン汁の量が変わるそうなので、詳しく知りたい方は検索していただくと良いと思います。今回は「紅玉」という品種のりんごを使用しました。やや酸味があるのが特徴です。
ちょうど今弱火にかけ少し待ち時間ができたので、ここでりんごの栄養についてお話しします。イギリスの諺で「1日に1個のりんごは医者を遠ざける(An apple a day keeps the doctor away.)」と言われる果物です。皮付きりんご100gのうち83.1%は水分、カリウム120mg、食物繊維1.9g(水溶性0.5g 不溶性1.4g)含まれています※1。
カリウムは必須ミネラルの一種であり、人体ではほとんどが細胞内に含まれています。細胞内液の浸透圧を調整したり、ナトリウム排出し血圧の上昇を抑制したりする働きがあります。また神経伝達、筋肉の収縮にも関わっております。日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、生活習慣病の予防を目的とした成人1日あたりのカリウム目標量は男性3,000mg以上、女性2,600mg以上とされています。カリウムは腎機能が低下した方は1,500〜2,000mgもしくはそれ未満が目安となることがあり、注意が必要です。腎臓からカリウムが排出されず体内に蓄積されると高カリウム血症(悪心、しびれ感、嘔吐、不整脈等)の症状が見られます。
水溶性食物繊維であるペクチンはりんごの果肉や柑橘類の皮に多く含まれ、整腸作用やコレステロールの低下作用があると言われています※2。ペクチンは粘性を持つ多糖類であり、食品ゲル化剤として用いられています。またカルシウムイオンと反応すると液体をゲル化させる作用を持つため、医薬品業界では経腸栄養剤(流動食)の逆流防止目的、下痢を防ぐ目的として使用されることもあります※3。
さて、いよいよジャムが完成しました!あとは粗熱を取るだけです。料理がさほど得意でない私でも上手く作れたと思います。パンに塗ったら美味しいかな、、あ、パンがない!それならヨーグルトと一緒に、、ヨーグルトもない!ということでパンとヨーグルト買ってきます!
参考文献
※1)https://www.aomori-ringo.or.jp/component/