「育ちがいい人」だけが知っていること

【読書感想文】

諏内えみ 著

●読んだ理由

以前より「育ちの良さ」を感じる振る舞いができる人は素敵だと感じており、この本を見つけた際に興味が湧いたため。

●内容紹介(業務に活かせそうな箇所の一部抜粋)

・「育ちの良さ」は一部の選ばれた人だけが持つものではなく、マナー以前のちょっとした所作や言葉遣いを知っているかいないかだけのこと。

・ご挨拶は、いったん立ち止まって

わずかな時間でも、相手の顔をしっかり見て、ご挨拶をする。今、目の前にいる方を大切にしているという気持ちが伝わる。

・受け渡しは、いつ何時でも両手で

両手で渡すのが無理な体勢の時も、届かないまでも片手を添えるような仕草によって、相手や品物を大切に思う気持ちが伝わる。

・若者言葉、流行り言葉を使わない

普段使っている言葉は、大事な場面でもつい出てしまう。言葉遣いで、育ちや人間性をはかられてしまうこともあると、心に留めておくこと。日常の会話でも美しい言葉を選びたいところ。

・「すみません」は使わない

謝罪や依頼、感謝など、便利ではあるが、どんな意味にもとれる曖昧な言葉。相手に気持ちが伝わりにくく、丁寧さに欠ける印象。

感謝なら「ありがとうございます」、依頼なら「お願いします」、謝罪なら「申し訳ありません」など、的確に気持ちを表現する言葉を。

・素敵な女性は「大丈夫?」より「大丈夫よ」

同じ「大丈夫」でも「大丈夫!?」とあわてて問いかけるのではなく、「大丈夫」と相手を安心させるような落ち着いたニュアンスで。ハプニング時に、なるべく相手に恥ずかしい思いをさせないようにという心配りが大切。

●感想

・「育ちが良い」所作や話し方、ふるまい方について、所々にエピソードを交えながら、簡単な言葉で紹介されているので、あまり読書をしない私でも手に取りやすかった。

・当たり前のように感じることでも「本当にできているのか?」を振り返るきっかけになった。

・業務にあまり関係ないため、内容紹介での記載は省略したが「季節の行事を愉しむ」「暦に敏感になる」「季節感を大切にした装いができる」等、日々の暮らしを大事にすることを意識した項目が多いと感じた。

・心の余裕と周りへの配慮を大切に、毎日を丁寧に生きることは、心の豊かな素敵な人になるための第一歩だと学んだ。

・すぐに全てを実践するのは困難だが、頭の片隅に留めておき、気付いた時に意識を向けてみることで、少しずつでも良い方向へ成長していきたいと感じた。

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