こんにちは。中野区のなごみ薬局在宅医療チーム・訪問薬剤師の3号です
先日なごみ薬局は他職種連携システムのメディカルケアステーション(MCS)参加薬局です!という話を書きましたが、
最近も日々便利に活用していますので、その活用例をご紹介します。
(↑前回の記事はこちらです)
Contents
薬を置いた場所の写真での情報共有
認知症や寝たきりの症状が進んだ患者さんでは、1人の患者さんに多くの医療関係者・介護関係者が関わります。
他職種連携システムを利用すると、お薬の場所も文字情報だけではなく写真で共有できます。
どなたが見てもわかりやすく、安心できるなと思いました。
衛生材料(ガーゼ、包帯など)の購入希望に関しての相談・情報共有ができる
病院から患者さんや患者さん家族へ衛生材料の購入指示があった場合、スムーズに購入まで進むことができます。
今までなら、病院から患者さんに「今後このガーゼと包帯を使うので、用意しておいてください」のように指示があった場合、
患者さんやご家族自らドラッグストアなどに探しにいかなければなりませんでした。
種類も多く、どの商品を買ったら良いか、迷う場面もあったかと思います。
他職種連携システムを利用すると、病院・薬局・患者さん家族間で直接やりとりができます!
なので、病院と薬局間で、直接必要な商品や品番を確認することができます。
その後、患者さん家族に納期や値段をお伝えし、お届けという流れで提供できますので、
患者さんや患者さん家族が探すストレスなく、商品提供までがスムーズに行えます。
なごみ薬局にも衛生材料の取り扱いがございます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
その他、細かな情報共有に使っています
診察の時のご様子や、今後の施設入居予定、ご本人やご家族の気持ちの変化(「最後はホスピスでと考えていたが、やはり家で過ごしたいと気持ちが変わった」など)など
ケアマネさんや他の医療関係者・介護関係者からの情報共有がありがたいです。
何度もご本人やご家族に同じ話をしていただかずに情報共有ができること、大変助かっております。
逆に薬局からも、訪問時の状況、残薬の報告など、他職種の皆さんに知っていただけると良いかなと思う情報を共有させていただいております。
なごみ薬局は他職種との連携・情報共有を大切に考えています
この半年、在宅医療チームで働いてきて、病院や訪問看護、ケアマネさん、ヘルパーさん、ほか他職種の皆さんに助けられる場面がたくさんありました。
初めての人に会うのに抵抗がある患者さん、以前から患者さんと関わっている訪問看護の方が一緒に策を考えてくれた…
患者さんの要望に応えきれない時に、ケアマネさんに相談に乗っていただけた…
医師や看護師から、往診時の状況や処方意図について共有してもらえた…
本当に感謝です。
薬局からも他職種の皆さんへタイムリーに情報を発信・共有していき、
安心して頼める薬局、今度は皆さんが困った時に、頼っていただける薬局でありたいと考えております。
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なごみ薬局では薬剤師による居宅訪問を行っております。
ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。