【読書感想文】

※なかなか過激な本なので、会社のメンバーに紹介するのに適した本ではないかもしれません。。※
最近、小田桐あさぎさん関連でいくつか本を読んだのですが、自分としてはものすごく学びや発見が多く、
感想やアウトプット、学びをまとめて書きます。
・「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本 小田桐あさぎ著
https://www.amazon.co.jp/「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本-小田桐-あさぎ/dp/486621287X
・「嫌なこと全部やめたらすごかった」 小田桐あさぎ著
https://www.amazon.co.jp/嫌なこと全部やめたらすごかった-小田桐-あさぎ/dp/4866211318/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&keywords=嫌なこと全部やめたら&qid=1614552611&sr=8-1
・ストレングスファインダー→「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」 トム・ラス著
・VIA→「強みの育て方」 ライアン・ニーミック博士, ロバート・マクグラス博士, 鈴木 健士, 松村 亜里 著
結論としては、私はなごみ薬局で働くにあたり、「なごみのファンを1人でも増やす!」という(勝手な)使命感で働くことにしました。
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●著者の主張
著者の主張は一貫していて
・感覚は持って生まれたギフト。唯一無二。
・1人1人が特別。普通の人なんていない。
・それなのに普通のふりをしようとするから疲れる。
・世間の目を気にしたり、他人の価値観で生きるな。自分のしたい人生を生きよう。
・世間の常識は一度疑おう。常識だから、普通こうだから、ではなく、自分で調べ、「自分はどうしたいか」を考えよう。
・自分の感覚にもっと正直に生きよう。自分を幸せにするために時間を使おう。
・いきなり人は動かせない。みんなコミュニケーションが下手すぎる。もっと意見を言おう。話し合おう。
・弱点を克服するより、強みを活かそう。強みで助け合おう。
ということでした。
なんだかものすごく納得感があったので、
そこから「自分の強み・個性・好きなこと・幸せを感じることって一体なんだろう?」と思い、
本に載っているワークをしたり、ストレングスファインダー(仕事上の強み診断)やVIA(性格の強み診断)をしてみました。
●強み診断
ストレングスファインダーの結果、自分のトップ5は
「収集心、内省、学習欲、慎重さ、着想」でした。
VIA診断のトップ5は
「親切心、知的柔軟性、好奇心、誠実さ、希望」でした。
「なんだかインプット過多の行動できない人間みたいで嫌だな…」と落ち込んだり、
「誰でも自分くらいの親切心はあるのでは?」と思いましたが、
思い切って「これが自分の強みだ!」と思い込むことにしました。
ちなみに、強みに上がってくるものが「他の人も普通にできているんじゃない?」「特別頑張ってないけど?」と思うことだったら、
自然すぎて気づかないだけ(=つまり、その人の生まれ持っての強み!)なのだそうです。
逆に言うと、他人にも「それが普通でしょ?」と押し付けてしまいがちになるので、注意が必要なのだそうです。
●充実していた仕事とその理由
また、本に載っていた「今までの仕事で一番充実していた仕事は?その理由は?」というワークをしてみました。
自分が仕事で充実感を感じた瞬間を思い返すと、
・在宅で関わった、亡くなった患者さん(1人で出歩くことが出来ない、世間話が好きな患者さんで、よく薬をセットしている間などに世間話をしていました)が、亡くなる少し前に自分のことを「明るくていいね」というようなことを言ってくれていたこと。
・最初はよくクレームを言っていた患者さんが、だんだん散歩で薬局に立ち寄ってくれたり、心を開いてくれるようになったこと。最近は食品を買ってくれたり、院内処方の病院の処方を院外処方に変えてまで持ってきてくれるようになったこと。
に思い当たりました。
理由はそれぞれ
・亡くなる前に、私との世間話で少しでも楽しい時間を過ごしてもらえたのかな?と思えたから。
・自分達のしたことが「間違ってなかった」と認められたような気がしたから。信頼してもらえるようになって嬉しかったから。
です。
●強み・性格と繋がった
ここで、点と点が繋がるような感覚がありました。
私は2人の患者さんに特別な薬学的知識を使ってはいません。
きっと自分の強みである「親切心」や「誠実さ」、どうしたらもっと良くなるかな?と考える「内省」「好奇心」、患者さんはどんな人かなと無意識にデータを集めた「収集心」、失敗しても次に活かそうとした「学習欲」の積み重ねなどが活きた結果なのかもしれないと思いました。
自分は薬学的知識は誇れるほどないですし、薬剤師としては勉強不足で模範的ではないかもしれません。
ですが、強みを活かすことで、なごみで働きながら自分らしく充実感を得ることができると感じました。
そして「自分が関わったことで人が少しでも嬉しい気分になってくれること、喜びを感じること、何か状況が少しでも前進すること」=「自分自身も充実感・幸せを感じること」ということに改めて気づきました。
●「働く使命」を勝手に決める→そこから見えてきたこと
冒頭に書いた通り、私は「なごみのファンを1人でも増やす!」という(勝手な)使命で働くことにしました。
なごみのファン(なごみに関わることで幸せになる人)が増えることで、自分も幸せな気持ちになると思ったからです。
(「勝手でも、まずは決め打ちする」と著者の本に書いてありました)
まず、1日患者さん1人には「相談してよかった!」「なごみに来てよかった!」と思ってもらえることを目標に投薬することにしました。
これを繰り返せばファンになってもらえると思ったからです。
そのためにはどうしたら良いか考えました。
基本的には、お待たせしない。早く出す。何かトラブルなどあれば早めに患者さんに伝える。患者さんの時間を大切にする。
患者さんから相談があった時はじっくり傾聴する。患者さんの主張を自分でも繰り返し、共感する。わかりやすく結論から答える。
こちらから決めつけず、相手にも「どうしたいか?」を聞いてみたり、「個人的にはこう思う」「こういう方法もある」と提示したり。日々勉強です。
「話を聞いてくれてありがとう」「聞いてよかった」と(たまにですが)言ってもらえるととても幸せな気分なりますし、疲れたとしても「いい1日だったな〜」と充実感を得ることができるようになりました。
また患者さんだけではなく、周辺病院の医師・スタッフ、卸さん、見学にくる学生さんなどにも「ファンを増やす!」という気持ちで対応していると、それまでとは少し心持ちが変わりました。
「関わってくれてありがとう」という感謝の気持ちが生まれたり、
こちらの主張だけでなく「お互い気持ちよく働ける関係を築くにはどうしたらいいかな?」と考えるようになりました。
●まとめ
今回は私の一例であり、人により強みや充実を感じる仕事は全然違うのだと思います。
みんなそれぞれの強み・個性を活かし、お互いを助けあえるような組織になったら素敵だなと改めて感じました。
皆さんも自分の強みを調べたり、私はこんな仕事に充実感を感じるよ!という話があれば、知りたいのでぜひシェアして欲しいです。

薬剤師 S

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