居宅訪問管理指導にかかる料金

こんにちは。中野区のなごみ薬局在宅医療チーム・訪問薬剤師の3号です😊

今日は、少し複雑な、居宅訪問にかかる料金について書いてみたいと思います。

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居宅訪問にかかる料金は、患者さんの利用している保険の状況によって変わります。

大きく「介護保険を利用できる場合」「介護保険を利用できない場合(医療保険の場合)」「生活保護、小児、公費をお持ちの場合」3つのパターンに分かれます

介護保険を利用できる場合

通常のお薬代に加え、介護保険で定められた費用を利用者様よりご負担頂きます。
介護保険の利用限度額には含まれません。

①単一建物診療患者が1人の場合・・・517点(1割自己負担の方で517円)
②単一建物診療患者が2~9人の場合・・・378点(1割自己負担の方で378円)

③単一建物診療患者が10人以上(①および②以外)・・・341点(1割自己負担の方で341円)

一般的に①が自宅、②③は施設の患者さんが対象となります。

例外として、ご夫婦やご家族の場合には、同じ建物に患者さんが2名以上いてもそれぞれ①を算定いたします。

この指導料をとる場合、算定できるのは月4回まで、間隔は6日以上あけないといけません。(末期がん患者などは少し違ってきます。)

介護保険は、年齢別に大きく2つに分けられます。

65歳以上の方(第1号被保険者)では、原因を問わずに要介護認定または要支援認定を 受けたときに介護サービスを受けることができます。

負担割合は1割、または一定以上の所得のある場合は2割、特に所得の高い場合は3割となります。

40歳から64歳までの方(第2号被保険者)では、加齢に伴う疾病(特定疾病※)が原因で要介護(要支援)認定を受けたときに介護サービスを受けることができます。

負担割合は1割です。

介護保険を利用できない場合(医療保険の場合)

65歳未満(小児以外)では、一般的にこちらとなります。

通常のお薬代に加え、医療保険で定められた費用を利用者様よりご負担頂きます。

医療保険の負担割合は2割または3割です。

①単一建物診療患者が1人の場合・・・650点(2割自己負担の方で1300円、3割自己負担の方で1950円)
②単一建物診療患者が2~9人の場合・・・320点(2割自己負担の方で640円、3割自己負担の方で960円)

③単一建物診療患者が10人以上(1および2以外)・・・290点(2割自己負担の方で580円、3割自己負担の方で870円)

一般的に①が自宅、②③は施設の患者さんが対象となります。

例外として、ご夫婦やご家族の場合には、同じ建物に患者さんが2名以上いても、それぞれ①を算定いたします。

この指導料をとる場合、算定できるのは月4回まで、間隔は6日以上あけないといけません。(末期がん患者などは少し違ってきます。)

生活保護、小児、公費をお持ちの場合

生活保護や小児では、居宅訪問にかかる料金は無料(自己負担0割、0円)となります。

公費をお持ちの方は、居宅訪問にかかる料金にも公費の負担割合が適応となる場合があります。(お持ちの公費により変わります)

詳しくはお問い合わせください。

公費をお持ちの場合、居宅訪問にかかる料金にも公費の負担割合が適応となる場合があります。

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なごみ薬局では薬剤師による居宅訪問を行っております。

ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。

03-6454-0595

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