@H30.8.7勉強会(日本イーライリリー)
- 患者に対する処方内容(薬剤名、用法・用量等)の確認
<効能効果>うつ病・うつ状態
<用法用量>1日1回朝食後40mg(維持量)
1日20mgより開始し、1週間以上の間隔をあけて1日用量として20mgずつ増量する
効果不十分な場合には1日60mgまで増量できる
※「少量から服用開始し、副作用等の様子を見ながら増量します」
※副作用の吐き気や眠気の影響を軽くするために夕に投与されるケースもある。今まで保険で切られたことはないとのこと。
※吐き気の副作用を軽くするためには食直後に飲むと良い。
※減薬していく時、最後は①隔日服用のパターン、②ジェイゾロフトに変えて中止するパターンもある。(メーカー推奨しているわけではない)
- 原疾患の症状と類似した副作用(錐体外路症状、パーキンソン症候群等)や致死的副作用(悪性症候群、セロトニン症候群等)のモニタリング
<多い副作用>悪心、傾眠、めまい、頭痛
発現率は投与初期(2週間まで)に高い傾向あり。多くの場合はしばらくするとおさまる。
★副作用にびっくりして服用中止しないように、初回は予期される副作用を説明しておく。
- 薬識が不足している患者及び患者家族への教育とアドヒアランス
離脱症状が現れることがあるので、自己判断で服用量を変更したり中止することのないように、継続的に飲むように伝える
抗うつ剤は一般的に「9ヶ月飲んで1年様子見る」 最低半年服用する
SSRI・SNRIは効果が出るのに4週間かかると言われている
臨床試験では2週間というデータもあり
(プラセボ効果か)数日で効果あるという人もおり、人による
- 薬物の依存傾向を示す患者等に対して、治療開始時における適正な薬物療法に関する情報を提供
サインバルタに関しては「依存の懸念は少ない」が、「やめづらい」薬ではあるとのこと(飲まないと症状が再発→やめられない)
→少しずつ減薬していく。最後は隔日やジェイゾロフトに変更することもある。
- 自殺企図等による過量服用の危険性のある患者の把握と服用管理の徹底
- 転倒に関する注意喚起
- その他
併用禁忌:エフピー(セレギリン塩酸塩)
7〜17歳では有効性が確認できなかったとの報告あり