☆本店より4件
①欠品分ノボリンNフレックスペン1本(2本は会計時にお渡し済み)について、薬剤管理者である家族が受け取り来店。
未開封のうちは冷蔵庫内(奥は凍ってしまう可能性があるため、ドア側がオススメ)で、使用開始後は直射日光を避けて常温で保管するようお伝えしたところ、その保管方法は知らなかったため全て常温で保管していたとのこと。
→上記保管方法での対応をお願いした。
●当店の履歴にはないが、以前ノボリンRフレックスペンを使用されていた旨、薬歴にあり。
使い捨てタイプのペン型インスリン製剤使用経験があること、薬剤変更や 同時に処方された他剤の説明が優先となったであろうことから、投薬時に保管方法までは説明していない・できなかった可能性があります。
いつもの薬剤でも、患者さんは意外とできていないこと・間違っていることがあるため、時々1点ずつ確認してみる必要がありますね。
②施設入居患者の定期処方が、以前は酸化マグネシウム錠330mg 2T/1×夕食後だったところ、今回は1T/1×となっていた。
前回処方→入院→退院後は退院処方より服用→今回の処方 となっており、退院処方は入院前と同用法用量(酸化マグネシウム錠→マグミット の変更はあったが)だった。
退院処方は入院前と比べセンノシドが中止となっていたため、今回も下剤を更に減量した可能性もあったが、センノシド中止で便秘し易い状況でもあるため、問い合わせ。
→2Tへ変更となった。
③昼のコンプライアンスが不良な在宅患者に、継続分として オダノン30mg 3T,トラネキサム酸250mg 3C/3× 28日分処方。
いつも昼の残薬が朝夕より多いこと、処方箋を持参された家族より『止血剤は今回で最後にする、と先生が言っていた』との情報があったことから、家族に残薬を確認していただき(朝8包、昼33包、夕16包:朝夕は他剤と一緒になっている)、昼分なし(残薬から服用)かつ朝夕は20日分への変更を医師へ提案。
→上記処方へ変更となった。
毎食前服用の五苓散も58包残があったため、28→9日分へ変更となった。
●残薬調整を毎回するのはなかなか大変であり、残が多くなったタイミングで何回かに一度行うのが実情かと思いますが、このケースは今回の処方で終了予定の薬剤であったこと、特に昼の残薬が多かったことから調整に至りました。
④今回脳外科の処方箋を持参されたが、先に出ていた循環器の処方(バイアスピリン、ランソプラゾール、カルベジロール等)と一部薬剤重複。
→循環器では4/7に91日分出ており、患者様へ確認したところ 次回の循環器受診日まで薬剤が足りるため、問い合わせを行い、重複分の薬剤は処方削除となった。
●処方箋受け取り・入力を担当した事務職からの報告です。
この患者様は以前にも複数回同様の問い合わせをしており(入院中に一方の科が2科分まとめて処方していたが、退院後は再度2科それぞれ受診となった経緯によるものと思われる)、今回受付を介して医師より『次回も同じことが起こりかねないため、受診時に患者から医師へ今回の重複の件を申し出るよう、患者へお願いして下さい』と指示がありました。
☆西荻店より1件
耳鼻科・歯科からの同日付け処方箋を2枚持参され、耳鼻科からはメイアクトMS100mg 3T/3× 7日分、歯科からはトミロン100mg 3T/3× 3日分処方。
共にセフェム系抗生剤であり、通常一緒に服用することはないと思われたため、まずは患者から聞き取りを行った。
耳鼻科受診後に歯科を受診したが、その際耳鼻科で処方があったことを伝えていなかったとのこと。
後から受診され、かつ処方日数の少ない歯科へ問い合わせたところ、局所麻酔を使用した処置を行っており 抗生剤処方とセットでないと保険請求ができないことから、処方削除はできないとのこと。
系統の異なる(マクロライド系)クラリス200mg 2T/2× 3日分に処方変更となった。