公費勉強会

公費勉強会 H31.2.7 15:30〜
参加者:4名
参加者が入社から2年以上の方が多かったので、元からあるテキストを参考に各自に公費の説明をしてもらいました。

目的として
説明出来る(=自分で理解している)、教えて貰うより自分で調べたほうが理解に繋がるため

簡単に公費のおさらい
●21(自立支援)
・負担割合1割
・病院と薬局は指定されたところ。
→病院変更、薬局は同じの場合適用外。(公費適応かは病院が決めるため、指定外の病院は公費外になる)
・上限があり、上限管理表を記入する。上限達したら、その月の記入はしない。
・受領された日から適用。

●54(難病)
・2割負担(主保険が1割の場合は1割。手入力で変更する)
・上限があり、上限管理表を記入する。上限達していても、その月は10割分は記入する
●82
◯喘息
・負担割合は主保険と同じ
・上限が6,000円で、管理表に記入する。
・喘息の薬のみ適用で副作用止めなどは適用外。
◯透析
・長1(1万円)と長2(2万円)がある。
・長2は一定以上医薬品代がかかると、負担金が発生する。
●10(結核)
・0.5割負担。
・結核の薬のみ適用。
→リファジンカプセルなど

あとは裏打ち要確認事項をやりました。
・禁煙治療
レセ適に「ニコチン依存管理料算定に伴う処方」を入れる。
・検査薬(ラキソベロン内用液など)
基本料などは外し、薬剤料のみ→本来は病院で処方するため

あと10日で薬剤師国家試験!!

厚労省の通知によると、平成31年2月23日(土曜日)及び同月24日(日曜日)の二日間が薬剤師国家試験になります。自分の時を思い出して振り返ります。

4月から晴れて薬剤師になりプロとして調剤薬局で患者さんの前に立つには国家資格が必要です。

私の時は10年以上前で参考になりませんが、6年ではなく4年間で卒業でした。勉強を始めたのは、10月か11月だったかと思います。通常の私立の薬科大学は、合格率を上げるために厳しい卒業試験があります。私の出身校は、通常の国家試験よりもクセがあって難しく卒業できればほぼ合格でした。

勉強時間は毎日10時間から15時間、朝から晩まで家にこもって過去問を解きまくっていました。病院実習や薬局実習で、就職したらほぼ勉強できないだろうと思いまたそれなりの年齢で勉強させてもらって親にも申し訳なく感じていたので徹底的に勉強しました。ただ合格するのではなく、人の命に関わる知識であるため満点を目指していました。合格する薬剤師はそういった方が多いのではないでしょうか。あの時感じたのが、好きなことを勉強するということは、疲れないというか全く苦痛ではなかったです。若かったこともあり、体力もあったのかもしれません。

試験後にすぐに回答の速報が出て、みんな答え合わせをするのですが問題が難しくて結構そのあと訂正が入ったりしてました(笑)試験は二日間あるので、1日目に撃沈するとその間はやる気がなくなる危険があり私は答え合わせはしませんでした。間の日に何をするかは決めておいた方がいいです。私は忘れやすいところをピックアップしてありました。いざとなったら持ち込んでカンニングしようと思い小さくまとめたのですが、凄まじい量になり試験会場に持ち込んでもバレバレです。覚えるしかないです。2日目の前日にサーッと覚えてしまいました。当時3問しか出なかったので捨てていた生薬も1-2時間くらいはやったかと思います。実際は2/3はとれました。

とある精神科医が言っていました。人が病む時は2パターンしかない。一つは過去に悔やむこと。もう一つは未来を不安に思うこと。であれば、アドラー心理学的にも「今」この瞬間に意識を集中して勉学に励むべきです。周囲に惑わされず、病に苦しんでいる人を助けたい思いでひたすら一心に勉強していました。

いつもこの時期に思い出しますが、4年間は相当な勉強量で、これだけ勉強したのだから何ならかのカタチで地域の皆様の健康に貢献できるよう更に頑張りたいと思います。

泣いても笑ってもあと10日!
薬剤師になって一緒に社会貢献しましょう!
なごみ薬局へエントリーお待ちしております。(笑)

2019年4月入社、2020年4月入社まだまだ可能です💫
お気軽にお問い合わせください。

小児の服薬指導 なごみ勉強会

「極める!小児服薬指導」勉強会を行いました。
2019年2月9日 14時半〜15時 主催 S

【目標】
小児科処方の服薬指導スキルアップ→顧客満足度アップ

【本の内容を紹介】
◯患者指導せんを活用
忙しい保護者には(どんなに私達ががんばって説明しても)薬局の説明が記憶に残らないことがある。
帰宅後に参照できるメモ(患者指導せん)があれば、確実に伝わりやすい。

◯時には「頑張り過ぎないで」と伝えてあげよう
子育ての大変さは、想像以上。日々、頑張る保護者をいたわる気持ちを忘れずに。

◯プレパレーション(子供にわかりやすく説明)で服薬アドヒアランス向上
これから行なわれる治療を子どもにわかりやすく説明して、不安や恐怖を軽減し、前向きに取り組めるようにするためのケアも必要。

◯おすすめの飲ませ方は年齢に応じて変わる
小児への薬の飲ませ方は「乳児」「1歳前後〜3歳」「4歳以上」に分けて考えると対応しやすい。

①本能的になんでも飲み込もうとする、比較的素直に薬を飲んでくれる「新生児〜乳児」

②薬をひどく嫌がることが多い「1歳前後〜2歳」

③納得すれば我慢して飲める「4歳以上」

①新生児〜1歳前後
・横抱きにし、スポイトで飲ませる。
・お薬団子を頬の内側に塗る方法もおすすめ。※団子を作るコツは「1滴ずつ」水を加えること。

②1歳前後〜3歳
・嫌がってどうしても飲めない場合は、食品との混合を検討する
・少しでも飲めたら必ず褒めるよう保護者に伝える
・おなかが空いている食前(あるいはミルクの前)に飲ませる
・食事中に薬を飲ませ、その後に残りの食品をさらに食べさせて口に残った薬を流す
・少しずつ飲ませる

③4歳以上
・本人に理解してもらい、自ら進んで飲んでもらうための指導が必要。
・薬は水で飲むのが基本。
・「おとなのみ」の例を紹介。

【Mさんより子供の成長、食事に関連しての発表】
・お薬団子は赤ちゃんには有効だが、ある程度年齢がいった子のママには評判悪い(飲ませにくい)
・ジュース、お茶、アイスなどの一般的な服用開始年齢→これを踏まえてアドバイスできると丁寧
・味が濃い野菜ジュースは薬の味をマスクしやすくてオススメというママ談あり
・4歳くらいになるといろいろ分かってきて騙せなくなってくる→子供の薬は子供にも話しかけて納得して飲んでもらう、大袈裟にほめる、などが有効かも!

【提案】
◯やってみた!
・巻末の指導せんを印刷した
→家に帰ってから確認できるように

・ステロイドの使用が怖いって質問をよく受けるので、そのQ&Aをとりあえず印刷してみた
→軟膏メーカーにそのような指導せんがないか問い合わせるか、自分達でかいつまんで指導せんにしても良いなと思ってます。

・「にがいおくすり飲めるかな」絵本を買ってみた!
→子供向け(にがいおくすり飲める?読んでみて!)、大人向け(お子さんに薬を飲ませるのを頑張っている保護者の方へ)のPOPを書いて待合室に置きたい。

・牛乳アレルギーの子が飲めない薬一覧
→少し古いがスズケンのDI作の一覧を出してみた。スズケンのDI情報は使えます!(Sオーダー→医薬品検索→ドラッグインフォメーションタブより。小児に限らずいろいろな表や情報が見れます)この様な「役立つ一覧」「小児科で頻出のこと」をクリアファイルブックなどにまとめて監査台に置くと良いかも。

◯やってみたい!
・定例でくる患者さんに「お薬のどんなことに困ってる?」アンケート→その指導せんをそろえる!
忙しい時にやらなくてもいいけど比較的落ち着く曜日や夏の閑散期とかに。

・Mさんにママ目線の発信してほしい!
→ぜひいろんなことをシェアしてほしい!

・イナビル一緒に吸う。
→怖がって吸いたがらない子供を何人か見てきた。私たちがデモ器を吸ってみせるのはどうだろう?飛行機の中のCAさんのデモみたいに…。

・冬は感染症や乾燥、夏は熱中症、薬剤師目線の季節のアドバイスも良いのかも。(毎回Do処方の子供になど)

・(Tさんの意見)閑散期に時間を決めて、おくすり相談会、栄養士による栄養相談会を開くのはどうか?普段忙しい時間帯にはゆっくり相談できない患者さんからのお薬相談に答えたり、他に患者さんが困っていることも聞けるかも。

【まとめ】
忙しいママさんたちにお待たせしないよう正確に調剤し、治療効果を最大化できるよう短い間に最低限の説明をしつつ、必要に応じてダイレクトにシンプルに情報提供できれる準備が社員全員にできなければいけないと思います。クリニックや薬局との関係を患者さんが安心して構築できれば地域医療と健康に貢献できるのではないかと思いました。薬は口の中へ入れるもの、理論やエビデンスでは正しいとわかっていても感情や不安が治療を遅らせてしまうこともあります。専門的知識を持った薬剤師が適正使用できるよう、これからも正しい知識を発信できる薬局になれればと思います。

【抗インフルエンザウイルス薬の予防投与について】

ご存知の方が多いと思いますが、タミフル、リレンザ、イナビルの予防投与は例外なく全て自費です。
添付文書に予防投与の対象についての記載があることから勘違いしている医師もいるため、保険で処方された場合は必ず問い合わせをして下さい。
写真は①添付文書②中外製薬のタミフルに関するFAQです。

【透析の患者さんへタミフル】

透析の患者さんがインフルエンザになり、タミフルが処方されたので情報を共有しておきます。
透析患者では1回75mgを単回投与になります。通常通り処方されていたら問い合わせをお願いします。

【オセルタミビルDS(サワイ)はダマリや、着色があっても問題ないようです】

▷以下の資料もご参考下さい。

・分かりやすい患者さん向け資料
https://www.mhlw.go.jp/…/kekkaku-kanse…/pdf/ninpu_1217_2.pdf
※上高田店ではインフルエンザ薬が置いてある引き出しに2部置きました。

・日本小児学会より2017年に改定された記事  
インフルエンザにおける小児への対策
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20170924influencer.pdf

「ドーピングの現状とオリンピックムーブメント」

【勉強会報告】
いよいよ東京五輪を来年に控えて、e-ラーニングにて「ドーピングの現状とオリンピックムーブメント」について受講しました。
ジャマイカ選手のドーピング違反による失格から、昨年12月に 2008年北京五輪陸上男子400mリレーにおける日本チームの銀メダル昇格が決定しました。
「日本の選手から五輪で薬物使用の陽性反応が出たことは一度もない」(フェンシング 太田雄貴氏)ことが2020年東京五輪決定の一因だったと考えられている一方、2018年平昌五輪でショートトラックの日本代表選手がドーピング検査で陽性となったり、カヤックの日本の選手が他選手のドリンクに禁止物質を混入させた事件が同年1月に発覚したりと、意図的なものから「うっかりドーピング」まで、現在要注意の状態です。

●ドーピングの起源
語源:アフリカ南部原住民が祭礼・戦時等に飲む強い酒「dop」
→「興奮させる飲み物」「麻薬」等の意味で用いられるように
→「薬物を使用すること」=「ドーピング」という意味になった

●現在の「ドーピング」とは
・スポーツ選手の競技能力を高めることを目的として不正に薬物を摂取すること

●ドーピングの歴史概要
19世紀後半:競走馬にヘロイン・コカイン・カフェイン等を投与
1886年:アムステルダム運河水泳でのオランダ選手の覚せい剤使用
1960年:ローマ五輪で自転車選手がアンフェタミン乱用でレース後死亡
1968年:グルノーブル及びメキシコ五輪でドーピング検査実施(競走馬は1911年に先行)
1972年:ミュンヘン五輪で競泳選手がドーピング陽性(喘息治療:エフェドリン)で金メダル剥奪

●ドーピングの効果例
陸上女子100m世界ランキング1位の記録変遷(1970年代半ば~2012年)
・1988年のジョイナーの記録が突出
・蛋白同化ステロイドの使用で永久追放になったマリオン・ジョーンズの1990年代後半の記録がそれに次ぐレベル

●日本におけるドーピング検査
・1985年の神戸ユニバーシアードが契機となり、国内初のドーピング検査機関設置
(前年のロサンゼルス五輪で男子バレーボール選手が風邪薬として服用した漢方薬に禁止薬物成分含有、薬剤手配したトレーナーが処分された)
・2001年:アンチドーピング機構(JADA)創立(世界アンチドーピング機構=WADAは1999年)
・2002年~:箱根駅伝で実施
・2009年~:インターハイで実施
・2010年~:東京マラソンで一部の市民ランナーにも実施
※国内のドーピング検査(2005~2016年)での陽性率は0.08~0.22%と他国より有意に低い

●ドーピングの定義:禁止薬物の使用だけがドーピング違反なのではない
<10のアンチドーピング規則違反>
採取した尿や血液に禁止物質が存在すること
禁止物質・禁止方法の使用または使用を企てること
ドーピング検査を拒否または避けること
ドーピング・コントロールを妨害または妨害しようとすること
居場所情報関連の義務を果たさないこと
正当な理由なく禁止物質・禁止方法を持っていること
禁止物質・禁止方法を不正に取引し、入手しようとすること
アスリートに関して禁止物質・禁止方法を使用または使用を企てること
アンチ・ドーピング規則違反を手伝い、促し、共謀し、関与すること
アンチ・ドーピング規則違反に関与していた人とスポーツの場で関係を持つこと

●禁止物質について
・ドーピング防止規定や禁止物質は毎年1月1日に変更される
WADA禁止表(使用禁止薬物、2018年)
<Ⅰ:常に禁止される物質と方法(競技会時及び競技会外)>
[禁止物質]
S0:無承認物質(臨床開発中の薬・デザイナードラッグ等)
S1:蛋白同化薬(筋肉増強作用)←違反が疑われる分析報告のうち約半数がこれ!
S2:ペプチドホルモン、成長因子及び関連物質(エリスロポエチン、成長ホルモン、インスリン、鹿茸等)
S3:β2作用薬(中枢神経興奮作用・蛋白同化作用/吸入サルブタモール、吸入ホルモテロール、吸入サルメテロールは用法用量を守り使用する限りは禁止されず、TUEも不要)
S4:ホルモン調節薬及び代謝調節薬(アロマターゼ阻害薬・選択的エストロゲン受容体調節薬(SERMs))
S5:利尿薬と他の隠蔽薬(禁止薬物の排泄を低下させる、尿検体中の禁止薬物を隠蔽する、血液パラメータを変化させる物質 等)
[禁止方法]
M1:血液および血液成分の操作(血液ドーピング・酸素供給を人為的に促進すること(酸素事態の補給は除く))
M2:化学的および物理的操作(尿検体のすり替え、12時間あたりで100mLを超える点滴)
M3:遺伝子ドーピング(核酸のポリマーまたは核酸類似物質の使用、正常なあるいは遺伝子を修飾した細胞の活用 等)
<Ⅱ:競技会検査で禁止される物質と方法>Ⅰに加えて…
[禁止物質]
S6:興奮薬
a 特定物質でない興奮薬(メタンフェタミン)、b 特定物質である興奮薬(エフェドリン)
S7:麻薬(ヘロイン、モルヒネ、フェンタニル等)
S8:カンナビノイド(大麻に含まれる生理活性物質および合成カンナビノイド)
S9:糖質コルチコイド(局部はOKだが、全身的治療は全て禁止、治療のためにはTUE必要)
Ⅲ 特定競技において禁止される物質
P1:β遮断薬(アーチェリー、自動車、ビリヤード、ダーツ、ゴルフ、射撃、スキー/スノーボード 等)
静穏作用のため選手の不安解消や「あがり」の防止、心拍数と血圧の低下作用で心身の動揺を少なくする。集中力が重要な競技において禁止されている。

特定物質:医薬品として広く市販されているために不注意でドーピング違反を起こしやすい物質、あるいはドーピング物質として乱用されることが少ないと思われる物質
→特定物質でのドーピング違反の場合、競技能力向上を目的としたものでないことを競技者が証明できれば、制裁措置が軽くなることがある。

監視物質:WADAが監視必要と位置づけ。当該年における禁止物質ではないが、監視の結果乱用が認められれば禁止物質へと移行する場合がある。
ex.)メルドニウム(持久力向上作用):2015年まで監視物質→2016年から禁止物質へ
※これによりシャラポワはリオ五輪に出場できず

●TUE(治療使用特例)
・スポーツ選手がケガや病気の治療をする際、禁止薬を治療目的に使う許可を得るためにJADAへ「TUE申請」を行い、承認を得る必要がある。選手が書類を入手し、医師が記載する。

●のど飴の話題
・浅田飴:エフェドリン含有→以前から禁止物質として指定されている
・南天のど飴:ヒゲナミン(気管拡張、鎮咳効果:2017年~禁止物質へ)
・龍角散ののどすっきり飴:ヒゲナミン含有せず
ヒゲナミンは、麻黄附子細辛湯、小青竜湯、八味地黄丸、呉茱萸湯、温経湯 等や、米国製サプリメント、アサヒビール特許の健康食品(脂肪分解促進剤)にも含まれている。

●最新の競技別・国別違反件数(WADA,2016年)
競技別 1位:陸上、2位:ボディビルディング
国別 1位:イタリア(ダントツ!)

●ドーピング違反の主な内容
・故意のドーピング
※以下「うっかりドーピング」
・TUE(Therapeutic Use Exemptions:治療使用特例)申請の不備
・ネットで個人購入した医薬品・サプリメントに違反物質が含まれていた
・競技選手だと言わずに受診し(以前服用した風邪薬の処方を希望して)、その処方薬に禁止物質が含まれていた
・市販薬を購入し服用した

国内のドーピング陽性報告のうち40%以上がうっかりドーピング!
ex.)育毛剤、花粉症治療薬でのベタメタゾン、貧血治療で投与されたエリスロポエチン 等

感想:エフェドリン入りの風邪薬を服用したシドニー五輪の女子体操選手が 金メダル剥奪となったことが、個人的には今でも印象に残っています。
そして、日本の選手の場合、ドーピング陽性率は他国より有意に低いものの、うっかりドーピングの割合が高いことから、選手本人はもちろん、監督・コーチや医師・薬剤師等サポートメンバーも最新の情報・知識を得ての協力体制が必要だと感じました。

年末年始の休業日について

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。当社の年末年始の営業に関しまして、下記の通りお知らせいたします。

年末年始休業日

なごみ薬局本店 警察病院前店
2018年12月30日(日)~ 2018年1月3日(木)終日

なごみ薬局 西荻南口駅前店
2018年12月29日(土)~ 2018年1月3日(木)終日

なごみ薬局 上高田店
2018年12月30日(日)~ 2018年1月3日(木)終日
※上高田店につきましては、12月29日(土)正午まで営業いたします。

2018年1月4日(金)より開始いたします。
休業期間中はご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

なごみ通信 11月号

冬に向かって一段と寒くなり、寒暖の差で体調を崩されてはいないでしょうか?今月は毎年猛威をふるうインフルエンザについての健康情報をご紹介させていただきます。

インフルエンザ予防は総力戦

インフルエンザ予防の基本は、流行前にインフルエンザワクチンの接種を受けることですが、併せて手洗いを徹底し、体調を良好に保つなどの総力戦で挑みましょう。

インフルエンザワクチンの接種

2015年/16年シーズンのワクチンからA型2種・B型2種に対応しています。ワクチンは接種した人のインフルエンザに対する免疫力を高めます。感染を完全に阻止する効果はありませんが、発症する可能性を減らし、発症しても重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があることがわかっています。
ワクチンは接種後に効果が出るまで数週間かかりますから、早めに受けるといいでしょう。効果は約5ヵ月間持続するといわれています。

接触感染を予防する手洗い

インフルエンザのウイルスがついている手やドアノブなどに触ると、ウイルスが自分の手につきます。その手を鼻や口に持っていくことで感染します。鼻や口にウイルスがつかないようにするには手洗いが一番の予防になります。
手洗いは、石けんの泡をよく立て、手のひら、手の甲、指の股や爪の先までしっかり洗い、流水で洗い流しましょう。
出先などで手洗いできない場合は、携帯できるアルコール消毒剤を活用してもいいでしょう。

飛沫感染を予防するマスク

くしゃみや咳をすると、口から飛沫(ひまつ)が飛び散ります。インフルエンザに感染した人の飛沫には、大量のインフルエンザウイルスが含まれているので、それを浴びて吸い込むと、鼻やのどからウイルスが入り込んで感染します。
インフルエンザ流行時にマスクをすることは、こうした飛沫感染を防ぐために有効です。また、自分自身が咳やくしゃみがある場合もマスクをかけることはもちろん、ティッシュやハンカチなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔を背け、周囲の人に飛沫を浴びせないようにしましょう。

疲れている時は外出を避ける

疲労やストレス、睡眠不足などで体調が低下している場合はインフルエンザウイルスに対する抵抗力も低下しています。栄養と休養を十分にとり、なるべく人ごみには出かけないようにしましょう。全身倦怠感は高熱や関節痛とならんでインフルエンザの初期症状でもあります。インフルエンザに感染していると気づかないままウイルスをまきちらすことを防ぐためにも、無理をしないことが大切です。

なごみ通信 10月号

だんだんと肌寒い季節となってきました。今回は、秋の養生(過ごし方)についてお伝えしたいと思います。

秋は、東洋医学的には『肺』が深く関わる季節です。

夏と比べて、この時期は秋晴れで空が高く感じられ、空気が乾燥してくるので、肌の潤いが足りなくなったり、咳が出やすい人も多いのではないでしょうか。

秋の過ごし方としては、ゆったりリラックスして、外から来るストレス(外邪の燥)から身体を守りつつ、温める食材を中心に摂り、冬に向けて、必要な体力をつけておきましょう。

例えば、

・冷たいもの、体を冷やす食品は控えましょう。身体を温めるスパイス(生姜、シナモンなど)や発酵食品を摂りいれましょう。

・睡眠の取り過ぎには注意しましょう。肺気を弱らせます。意識して、腹式呼吸を取り入れてみましょう。

・朝と夜、寒暖差があるこの季節に、塩風呂で身体を芯まで温めるのがおすすめです。(できれば自然塩で。大さじ2杯くらい)

また、秋は実りの季節です。新鮮な旬の食材には、大地のエネルギーがたっぷり含まれています。食べ過ぎは脾(胃腸)が弱ってしまうので要注意ですが、積極的に取り入れていきましょう。

ちなみに『栗』は秋の代表的な食材ですが、古くから、栗は胃腸を温めて丈夫にし、血のめぐりを良くするものとして重宝されてきました。また、滋養のある食べ物なので、元気に冬を越すためにも、おすすめです。

私は、今回栗の渋皮煮を甘さ控えめで作ってみました。重曹を入れて3度茹でるので、すこし手間ではありますが、その分より一層おいしく頂けたように思います(^^)