「GE使用率」について

ざっくりとした なんとなくの知識しかなかったため、今回GE使用率とは、ということを調べてみました。
自分の知識の定着のためにアウトプットしつつ、せっかく調べたことなので社員間で情報共有できたらと思い、投稿します。
既にご存知の方々もいらっしゃるかとは思いますが&長文ですみませんが、お時間あるときに目を通していただけたら幸いです。
(※2017.7.10時点で投稿)

●加算
「調剤基本料の加算」における「後発医薬品調剤体制加算」について、本店では規格単位数に占める割合(施設基準として、過去3か月の医薬品の調剤数量のうち、後発医薬品の調剤数量の割合)が「65%以上」に該当することから、「後発医薬品調剤体制加算1」=18点を算定している。
ちなみに西荻店では75%以上であるため、「後発医薬品調剤体制加算2」=22点を算定。

●国の目標、過去の変更
厚労省が掲げる後発医薬品の普及率目標(2016年度末までの目標が「60%以上」だった)
:2017年中頃までに70%以上、2018年度~2020年度末までのなるべく早い時期に80%以上
2015年度まで「55%以上」=18点、「65%以上」=22点だったが、2016年度の診療報酬改定により、点数は据え置きで%が引き上げられている。
→今後も同様に、点数据え置きでの%のみ引き上げ ということがあるかもしれない。
診療報酬改定は2年に一度行われており(次は2018年度)、改定の度に条件が厳しくなることが予想される。

●「後発医薬品の数量シェア(置換え率)」の計算方法
後発医薬品の数量シェア(置換え率)
=【後発医薬品の数量】/(【後発医薬品のある先発医薬品の数量】+【後発医薬品の数量】)
=【3で分類される品目の数量】/【2で分類される品目の数量】+【3で分類される品目の数量】
1:後発医薬品がない先発医薬品(後発医薬品上市前の先発医薬品等)→計算式に関与しない
2:後発医薬品のある先発医薬品
(先発医薬品と後発医薬品で剤形や規格が同一でない場合を含む)
3:後発医薬品

※ただし、下記薬剤・処方は計算から除外
a) 2(後発医薬品のある先発医薬品)のうち、後発医薬品と同額又は薬価が低いもの
Ex.)採用薬では メトグルコ錠250mg
b) 3(後発医薬品)のうち、先発医薬品と同額又は薬価が高いもの
Ex.)採用薬では メトホルミン塩酸塩錠250mgMT「トーワ」
(H28年度の薬価改定で、先発医薬品であるメトグルコ錠250mgの薬価が下がり、後発医薬品と同薬価になったため)
c) 経腸成分栄養剤、特殊ミルク製剤、生薬、漢方製剤、その他の生薬および漢方処方に基づく医薬品
d) 準先発品(昭和42年9月以前に承認・薬価収載された医薬品のうち、薬価差のある後発医薬品があるもの(内服薬・外用薬に限る))
e)基礎的医薬品(H28年の薬価改定より新設。薬価収載より25年以上経過し、かつ汎用され先発医薬品でも後発医薬品でもない医薬品:アスピリン、アレビアチン散、チラーヂンS錠等)
f)公費単独処方 Ex.)生保

<ポイント>
① 1(後発医薬品がない先発医薬品)は式に含まれていないため、新薬のような先発医薬品(後発医薬品が世に出るタイミングは、先発医薬品製造販売開始後10年経過時が一般的)はいくら使用しても関係ない。
Ex.)ネキシウムカプセル、エリキュース錠 等
②数量ベースである→内服薬錠剤であれば、1回の服用数量が多く、1日の服用回数も多く、かつ処方日数の長いものから切り替えた方が置換え率のプラス側への変動が大きい。
(結果が出やすい)
Ex.)ウルソ100mg錠 6T/3×毎食後 90日分 を後発医薬品とした場合、6T/日×90日=540T の後発医薬品使用となる
③計算には薬価収載における規格単位が使用される
Ex.)液剤、散剤、外用剤のカウント方法
ヒアレイン点眼液0.1%:398.50円/瓶
(当店採用の後発薬:ティアバランス点眼液0.1%)
→1瓶処方時に後発医薬品への変更で数量「1」(錠剤で言えば1T相当)
リボスチン点眼液0.025%:131.90円/mL
(当店採用の後発薬:レボカバスチン点眼液0.025%「サワイ」)
→1瓶(5mL)処方時に後発医薬品への変更で数量「5」(同じく5T相当)
ヒルドイドソフト軟膏:23.7円/g
(当店採用の後発薬:ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「日医工」)
→100gで「100」(100T相当)
軟膏では 他に薬価が○円/10g というもの、水剤では△円/mLと□円/10mL等、
同剤形でも薬価単位が異なるものもある。
つまり、ヒアレインとリボスチンが同じ処方量であれば、リボスチンを後発医薬品へ変更した方が貢献度が高い。
④分母は受け付けた処方箋内容により決まるため、どの医療機関の処方箋でも受け付ける旨をうたっている一般の保険調剤薬局では、分子を大きくするしかない。
「今迄後発医薬品が存在しなかったため先発医薬品で調剤していたが、最近後発医薬品が誕生したのを知らずに今迄通りの薬剤で調剤した」となると、今迄計算式に関わらない薬剤だったものが、急に分母(後発医薬品ありの先発医薬品)に入ってきてしまうため、置換え率の低下を招いてしまうことに注意。
特に今年は 6月にミカルディス(テルミサルタン)やエビリファイ(アリピプラゾール)、セイブル(ミグリトール)の後発医薬品が薬価収載・販売開始となり、今後もクレストール(ロスバスタチン)やオルメテック(オルメサルタン)も特許切れで後発医薬品が出てくる予定であるため、ただでさえ分母が大きくなってしまう状態。
該当薬剤の後発医薬品への切り替えに着手する必要がある。
また、2年に一度 薬価改定があり、前出のメトグルコの件のように、「先発医薬品の薬価が後発医薬品レベルまで下げられた」となると、該当する後発医薬品は式から除外されてしまうため注意。
今迄偶数年(直近では2016年)に薬価改定が行われていたが、2018年度からは毎年になる予定。
⑤A医院の処方や、先発医薬品名で記載され かつ変更不可にチェックの入った処方では、後発医薬品への変更ができない。
⑥透析の方達は公費単独ではないため、先発医薬品→後発医薬品への切り替えにより%が変わる。

ジェネリック薬品 ⇒ 粗悪品というメディアの偏向報道があります。
ジェネリック薬品の中にはそういったものもあるのかもしれませんが、生物学同等試験を行い、先発より新しい工場で、優れた基剤を使ったものや剤形の工夫をされたものがほとんどです。
しっかり勉強して、患者さんにとって価格だけでなくメリットが多いものは、ご説明をし変更を提案していきたいです。
なごみ薬局は、未来の子供たちに医療費の負担を背負わせてはいけないと思っています。

 

引用:80%目標の具体的な達成時期については、平成29年6月の閣議決定において、「2020年(平成32年)9月までに、後発医薬品の使用割合を80%とし、できる限り早期に達成できるよう、更なる使用促進策を検討する。」と定められました。
http://www.mhlw.go.jp/…/iryou/kouhatu-iyaku/index.html

《6月度分プレアボイド報告》

☆本店より4件
①欠品分ノボリンNフレックスペン1本(2本は会計時にお渡し済み)について、薬剤管理者である家族が受け取り来店。
未開封のうちは冷蔵庫内(奥は凍ってしまう可能性があるため、ドア側がオススメ)で、使用開始後は直射日光を避けて常温で保管するようお伝えしたところ、その保管方法は知らなかったため全て常温で保管していたとのこと。
→上記保管方法での対応をお願いした。
●当店の履歴にはないが、以前ノボリンRフレックスペンを使用されていた旨、薬歴にあり。
使い捨てタイプのペン型インスリン製剤使用経験があること、薬剤変更や 同時に処方された他剤の説明が優先となったであろうことから、投薬時に保管方法までは説明していない・できなかった可能性があります。
いつもの薬剤でも、患者さんは意外とできていないこと・間違っていることがあるため、時々1点ずつ確認してみる必要がありますね。

②施設入居患者の定期処方が、以前は酸化マグネシウム錠330mg 2T/1×夕食後だったところ、今回は1T/1×となっていた。
前回処方→入院→退院後は退院処方より服用→今回の処方 となっており、退院処方は入院前と同用法用量(酸化マグネシウム錠→マグミット の変更はあったが)だった。
退院処方は入院前と比べセンノシドが中止となっていたため、今回も下剤を更に減量した可能性もあったが、センノシド中止で便秘し易い状況でもあるため、問い合わせ。
→2Tへ変更となった。

③昼のコンプライアンスが不良な在宅患者に、継続分として オダノン30mg 3T,トラネキサム酸250mg 3C/3× 28日分処方。
いつも昼の残薬が朝夕より多いこと、処方箋を持参された家族より『止血剤は今回で最後にする、と先生が言っていた』との情報があったことから、家族に残薬を確認していただき(朝8包、昼33包、夕16包:朝夕は他剤と一緒になっている)、昼分なし(残薬から服用)かつ朝夕は20日分への変更を医師へ提案。
→上記処方へ変更となった。
毎食前服用の五苓散も58包残があったため、28→9日分へ変更となった。
●残薬調整を毎回するのはなかなか大変であり、残が多くなったタイミングで何回かに一度行うのが実情かと思いますが、このケースは今回の処方で終了予定の薬剤であったこと、特に昼の残薬が多かったことから調整に至りました。

④今回脳外科の処方箋を持参されたが、先に出ていた循環器の処方(バイアスピリン、ランソプラゾール、カルベジロール等)と一部薬剤重複。
→循環器では4/7に91日分出ており、患者様へ確認したところ 次回の循環器受診日まで薬剤が足りるため、問い合わせを行い、重複分の薬剤は処方削除となった。
●処方箋受け取り・入力を担当した事務職からの報告です。
この患者様は以前にも複数回同様の問い合わせをしており(入院中に一方の科が2科分まとめて処方していたが、退院後は再度2科それぞれ受診となった経緯によるものと思われる)、今回受付を介して医師より『次回も同じことが起こりかねないため、受診時に患者から医師へ今回の重複の件を申し出るよう、患者へお願いして下さい』と指示がありました。

☆西荻店より1件
耳鼻科・歯科からの同日付け処方箋を2枚持参され、耳鼻科からはメイアクトMS100mg 3T/3× 7日分、歯科からはトミロン100mg 3T/3× 3日分処方。
共にセフェム系抗生剤であり、通常一緒に服用することはないと思われたため、まずは患者から聞き取りを行った。
耳鼻科受診後に歯科を受診したが、その際耳鼻科で処方があったことを伝えていなかったとのこと。
後から受診され、かつ処方日数の少ない歯科へ問い合わせたところ、局所麻酔を使用した処置を行っており 抗生剤処方とセットでないと保険請求ができないことから、処方削除はできないとのこと。
系統の異なる(マクロライド系)クラリス200mg 2T/2× 3日分に処方変更となった。

第5回アイケアユーCafe〜地域包括ケアでつながらナイト!〜

今回のアイケアユーCafeは「地域包括ケア」をテーマに開催いたします。

日々、在宅医療介護の現場でコワーカーとして働いていると、本当に自分は役に立っているのか?多職種として連携できているのだろうか?不安になることもあります。特に、療養生活が長くなる方だと、ルーチンワークになりがちで、自分を見失うこともあります。

そこで、第5回アイケアユーCafeは、地域の新しいカタチ、在宅医療介護で必要な「地域包括ケア」をテーマに対話を通して学べる場を用意いたしました。
地域包括ケアとは何なのか。中野区として、どんな取り組みをしているのか、いったい現場で何が起きているのか。
私達が大好きな「中野」という地域に視座を上げて、一人ひとりがどのように多職種連携をしていくことが患者さんや生活者にとって幸せなのか。。
今回は、超スペシャルゲストとして中野区地域包括ケア推進担当副参事をお招きし、話題提供として中野区の取り組みを紹介していただきます!!

私たちが、社会問題を解決できないのは、解くべき問題を間違っているからです。
中野区とベクトルを合わせて、ご家族、介護士、保険外介護サービス事業者、ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、医師、薬剤師、看護師、大学、経営のスペシャリスト、そしてテクノロジー企業がつながることで、捉えるべき課題を特定することができるはずです。
今回の対話から生まれる「気づき」によって、中野区や企業、サービス事業所が連携するきっかけになればと思っております。
普段から患者さんが通う地域の薬局で、患者さんに同じ想いで向き合おうとする素敵な仲間と「対話」を通して、気づきを持ち帰れるよう企画いたしました。
学ぶのに年齢は関係ありませんし、立場や職種を捨てて「つながる」ことが大切です。1人で解決できないことはみんなで解決すればよいと思います。
本当に大切な人を、地域でささえるケア、まもるケアを中野区から新しいカタチをつくりましょう。
ご参加お待ちしております!

■日時 6月27日(月)19:00-21:00
開場へは18:30よりお入りいただけます。

■場所 なごみ薬局
東京都中野区野方1-6-1 中野駅より徒歩10分

■定員 20名
定員になりしだい締め切らせていただきます。

■参加費 無料 (ドリンク・スイーツ付き)
どなたでも参加可能です。

■お申込み方法
イベントページの「参加する」を押して下さい。

※お申込み後、キャンセルされる方は3日前までにイベントページのコメント、またはメッセージにてご連絡をお願いします。※FBをされていないお友達を連れていらっしゃる場合は、その方の氏名、連絡先メール、所属などを記載の上、メッセージまたは、メールにてご連絡下さい。Mail: shohousennagomi@gmail.com

■ゲスト紹介
酒井 直人
中野区地域包括ケア推進担当副参事
中野区区民活動センター調整担当副参事
中野区職員勉強会NAS幹事
自治体改善マネジメント研究会事務局長
まちづくりに取り組むNPO法人ストリートデザイン研究機構理事長。
岐阜県生まれ。
大学から中野に住む。
1996年中野区入区。
国民健康保険担当、広報担当などを経て、2016年より現職。

■主催者紹介
コーディネーター 渡邊 輝
昭和薬科大学卒業
順天堂大学医学部附属病院 薬剤部 勤務
株式会社 なごみ薬局 代表取締役
株式会社 SENSECARE 代表取締役(平成28年度創業・第二創業促進補助金採択事業)
薬剤師、ケアマネジャー、Fullstack Ruby Engineer、経営学修士(MBA)
2017/2/6 内閣府 地方創生推進室主催のハッカソン 最優秀賞
小池百合子政経塾 希望の塾 第一期生
早稲田大学 eコマースのためのA.I.活用研究コンソーシアム メンバー
グロービスベンチャーチャレンジ2016 ファイナリスト

ファシリテーター 和泉裕之
和泉ワークショップデザイン事務所 代表
NPO法人Educe Technologies「FLEDGE(フレッジ)」チーフディレクター
看護師/保健師

日本赤十字看護大学を卒業し、看護師と保健師の国家資格を取得。同時に在学中から学習環境デザインについて学び、卒業後フリーのワークショップデザイナーとして活動。行政,大学,企業,NPOなど多様なフィールドでのワークショップデザイン経験を積んだ後、現在は多職種連携を目的とした病院内ワークショップやコミュニティーデザインを複数手がける。
http://izumi-ws.com/

■アイケアユーCaféについて
一人一人が最期まで心から元気に笑顔で、長生きしてよかったと思える世界を作りたい。
そのために多職種みんなで集まり、悩みや知恵を出し合い、発信し地域を活性化させることを目的としたCafeを月1回開くことにいたしました。
もし新しい知見が創造できれば、本にしたり在宅医療学会で発表などを考えています。小さな薬局のささやかなイベントです。どなたでも参加できるイベントです。私たちと一緒に未来を考えてみませんか?

なごみ薬局が帝京平成大学のパンフレットに使われました!

なごみ薬局で撮影さ、帝京平成大学 薬学部薬学科のパンフレットに使われました!

地域で信頼され

社会に愛される

薬剤師になる

5年次の薬局実習生の受け入れは、全て断らず、今までやってきました。現在、年間受け入れ最大の6名を受け入れています。
居宅療養管理指導の実習や、OTC販売,お薬相談、ロボットを使った調剤、ICTの活用、薬剤師会や病院薬剤師との連携、地域に貢献するコミュニティファーマシーとしての活動を学生とともに弊社薬剤師も成長させていただいております。
薬剤師国家試験合格の報告が指導薬剤師としては何よりも嬉しいです。

患者さんにご迷惑をおかけすることもありますが、将来の地域に貢献する薬剤師になるためご協力頂いております。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

《5月度分プレアボイド報告》

5月度分プレアボイド報告と、半期の統計です。

本店より1件
・DMにて血糖降下薬複数種服用中の患者様の処方を家族が受け取り来店。
服薬指導時 低血糖有無について問うと、時々あるようで、すぐに板チョコ1枚摂るようにしているが、すぐには効かず、体調回復まで時間がかかるとのこと。
→α-GI(セイブル)服用中にて、お菓子やジュースではなくブドウ糖で対応すべきであることを説明。

《半期の報告》
5/20までの半期分(実際に報告を開始したのが1月末のため、実質4ヶ月程度ですが)について、統計をとってみたので報告です。
グラフはかえって見辛くなると思い、箇条書きで失礼します。

本店:計28件
●当該者(報告者)
薬剤師:6名、事務:1名

●当該者が薬剤師の場合、経験年数
1年目:1件、2〜5年目:2件、10年目以上:
24件

●当該者のなごみ歴
1年目:23件、2〜5年目:5件

●発見時(1件に対し複数選択の場合があるため、計28を超えます)
処方鑑査,鑑査:各9件、服薬指導:7件、調剤:4件、在宅:3件、施設:2件、受付,処方入力:各1件

●発端(1件に対し複数選択の場合があるため計28を超えます)
PC:18件、処方箋:6件、お薬手帳:3件、患者との会話,その他(ヘルパーや訪看からの相談):各2件、患者の訴え,患者の症状:各1件

●原因(1件に対し複数の場合があるため計28を超えます)
重複:5件、用法:4件、同種同効薬重複,併用注意,誤処方,その他(患者の希望、残薬あり等):各3件、処方漏れ,禁忌:各2件、副作用,剤形,特殊な状況(腎機能低下等),併用禁忌:各1件

●ケア
処方削除(うち1件は残薬調整時の処方日数変更も伴う):11件、用法変更,服薬指導:各4件、薬剤追加:3件、薬剤変更,薬剤減量:各2件、薬剤中止,剤形変更:各1件

●重複投与・相互作用等防止加算:8件

西荻店:計5件
●当該者(報告者)
薬剤師:2名

●当該者が薬剤師の場合、経験年数
2〜5年目:3件、10年目以上:2件

●当該者のなごみ歴
1年目:2件、2〜5年目:3件

●発見時(1件に対し複数選択の場合があるため、計5を超えます)
服薬指導:4件、鑑査:3件、処方鑑査,その他(不足薬お渡し):各1件

●発端(1件に対し複数選択の場合があるため計5を超えます)
患者との会話:4件、患者の訴え,その他(初回アンケート):各1件

●原因
その他(アレルギー,患者の希望等):3件、誤処方:2件

●ケア
薬剤変更:3件、用法変更:2件

●重複投与・相互作用等防止加算:8件

※本店では同一薬剤及び同種同効薬の重複による処方削除が多いようですが、発端は圧倒的にPCが多いため、しっかり薬歴を確認することが大事ですね。
これなら経験年数によらず、1年目の方々も今後報告につながるのではないかと思います。
また、お薬手帳をたまたま持参されなかった場合、前回の服薬指導記録中 併用薬欄を参考にするため、やはり投薬前のPCチェックのみならず、投薬後にきちんとした記録を入力する(次回参照に役立つ内容を)ことも大事だと感じます。
西荻店では患者との会話から薬剤や用法の変更になるタイプが多いようで、お渡しするお薬の内容はもちろん、併用薬や個人の嗜好等(時には一見無関係と思われる日常会話も)ききとりが重要だと感じました。

日々多忙故、皆さん報告書を記入していないケースもあるかと思います。
今後のためにも、ぜひぜひ沢山の報告をお待ちしています。

第4回アイケアユーCafe〜栄養でつながらナイト!〜

第4回アイケアユーCafe〜栄養でつながらナイト!〜
を5月29日に開催させていただきました。

「多職種に知っていて欲しい栄養」というテーマで管理栄養士にゲストとしてお話いただき、見た目は普通の食事と全く変わらないのに舌ですりつぶして飲み込めるような工夫や、普段なかなか知られない栄養士の資格や立場の違い、役割などをご紹介いただきました。


私からは、「病気と障碍と共に共存していくには」というテーマで栄養を絡めて、お話させていただきました。
高齢者が低栄養になると3年で生存率20%、テクノロジーで気づくには?、低栄養をMNAスコアで評価の提案、ポリファーマシーをご紹介しました。(もう少しサルコペニア、フレイルティ、リハビリ栄養、ロイシンの話をしたかった、、)
ただ、どんなに知識や手技ができる人が増えても「地域の低栄養」は改善されていかない。そのことを後半は伝えました。


2030年には中野区と同じ人口以上の看取り難民が全国で出現します。
どのように、この苦難をみんなで乗り越えるか。
私は、低栄養の人だらけだった戦後でさえ力強く生き抜いてきた先人である、松下幸之助さんの言葉をご紹介させていただきました。「ときに過去を振返って、世と人の多くの恵に感謝する心をお互いに持ちたい。」
健康を管理するもの、介護士として専門性を発揮するもの、ご家族の気持ち、ご本人の生活モデルすべてを理解するのは不可能かもしれないけれど、思いやりや真心、それがなかったら、やっぱり「つながり」は広がっていかないのではないでしょうか。
スキル(栄養)と情熱とつながり。
健康寿命を延ばすことで、心から元気で、長生きしてよかったなと思える世界を作れるよう、アイケアユーでこれからも発信していきたいです。
本日は、お忙しい中、イベントに参加していただき誠にありがとうございました!!

第4回アイケアユーCafe〜栄養で振りかえらナイト!〜
5月29日に開催させていただいた栄養をテーマに地域でつながるCafeですが、参加者の熱気がスゴかったのが第一印象です。施設介護士、鍼灸師、病院看護師、訪問看護師、ケアマネジャー、中野区地域包括担当職員、NPO理事、訪問看護ステーション経営者、薬剤師予備校新宿室長、調剤薬局薬剤師、昭和薬科大学教授特任教授(地域連携薬局イノベーション講座)、帝京平成大学教授、管理栄養士2名、薬歴ベンチャー企業、ファイナンシャルプランナー元施設長、人材紹介会社、CRO企業戦士、地図エンジニア、Rubyエンジニアカメラマン、なごみの患者さんが参加されました。メンバーだけ振り返っても、このようなつながりが、今後何かを産み出すきっかけになると思うとワクワクします。

■高齢者の低栄養は元の状態に戻すのは極めて困難、低栄養と診断されると3年生存率20%、地域の低栄養状態は連携しないと解決できない。
であるなら、早めにプレフレイルティに「気づき」、医療従事者(専門家)につなぐ必要があります。「気がつける」のは最も寄り添っているご家族や介護士です。医療従事者も、専門性を捨てて患者さんに心を開き寄り添う必要がありますし、ご家族や介護士も専門外の栄養などの知識を主体的に学び、使えるように(アセスメント)することが絶対必要です。体重、握力や歩行速度は、テクノロジーで管理、MNAスコアで早めに気づく!!低栄養にならないようにするための「護るケア」「ささえるケア」は、健康寿命を伸ばし、長生きしてよかった人生、心からの笑顔につながります。色んな人とつながることで、いつも発見があり、食を通してイキイキ暮らせる、そんな療養生活ができる「地域」を作っていきたいですね!

■僕たちはスキルも能力も情熱もあるのに、地域の低栄養は改善していかない。マンパワーのせいにしたり、自身の役割に固執していては解決しません。私は、戦後に低栄養が蔓延していた時代を切り開いてきた経営者、松下幸之助さんの言葉を紹介させていただきました。「お互いに感謝する」
本当に大事なのは、思いやりや真心を通して仕事をすること。心の奥底で「やったほうが良い」と思っていることに耳を傾け、困難に逃げずに立ち向かう勇気、一歩踏み出す、つながる。を提案させていただきました。元気があればなんでもできます。

■感想を書いていただいた付箋からも、とてもよい気づきがありましたし、カフェやってよかったなと思えました。感謝です。

■最期は、冗談で「馬鹿になれ」を紹介しましたが、まさか本当に即ポチする人が・・反省。

お忙しい中、貴重なお時間を使っていただき、誠にありがとうございました。あの時にしか出会えない、一期一会の学びの場になりました。

次回もどうぞよろしくお願いいたします!
またお会い出来るのを楽しみにしております。

上高田ちば整形外科・小児科がなごみ薬局と一緒にオープンいたします!

上高田ちば整形外科・小児科

所在地 東京都中野区上高田1-8-13
診療科目 整形外科、小児科
http://chiba-cl.net

アクセス
東西線 落合駅 徒歩約9分
JR総武線 東中野駅 徒歩約10分
西武新宿線 中井駅、新井薬師前駅 徒歩約12分
駐車場、駐輪場あり

■院長紹介

ごあいさつ

はじめまして。上高田ちば整形外科・小児科院長の千葉直樹です。平成29年10月に開院いたします。
私が整形外科医師、妻が小児科医師であり、これまで各々大学病院や市中病院で勤務してまいりました。
共に地域に根ざした、患者さんに望まれた医療を行いたいという志の下、よく遊んだ従弟の住んでいた上高田のこの地でご縁を頂き、開業の決意を致しました。
体の痛みから解き放たれて元気になり、色々なことにチャレンジしたい患者さん、これまで「老化現象なので仕方がない」や「原因は不明です」という言葉だけでずっと我慢を強いられてきた患者さん。整形外科にはいろいろな悩みで来られる患者さんがいらっしゃいます。
当院ではなるべく体に優しく、侵襲の少ない方法で体の痛みを取るべくご提案を致します。どうしたらよりよい方法が見つかるか、あなたの悩みに前向きに取り組ませてください。
清潔な院内環境の中で、明るいスタッフとともに地域の皆様の「かかりつけ医」になれれば、これ以上の喜びはありません。
初心を忘れることなく、職員一同で笑顔の絶えない明るいクリニック作りを行ってまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

上高田ちば整形外科・小児科院長 千葉 直樹

経歴
昭和大学医学部医学科卒業
昭和大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
東京、神奈川、埼玉の病院勤務を経て
平成25年~石川島記念病院整形外科
平成26年~石川島記念病院整形外科部長
平成29年 上高田ちば整形外科・小児科新規開院予定
資格・所属学会
日本整形外科学会 整形外科専門医
日本整形外科学会 ロコモアドバイスドクター
日本整形外科学会 認定運動器リハビリテーション医
東京都身体障害認定医(肢体不自由)
日本骨折治療学会
日本アロマセラピー学会評議員
主著
平成29年6月 「健康長生き カラダのための ながらロコモ体操(仮)」金園社
平成28年11月 「香りで心と体を整える」フレグランスジャーナル社
平成24年   「香りで痛みをやわらげる~ある整形外科医の処方箋~」フレグランスジャーナル社

■副院長紹介

ごあいさつ

はじめまして。上高田ちば整形外科・小児科副院長の千葉智子です。
これまで、病院や診療所で勤務を続けてまいりました。
核家族化が進み、隣近所との交流も少なくなった現代、社会情勢も変化し、働きながらの子育てが一般的になってきました。小さい子供に関わる機会の少なかったママにとっては、育児は未知の領域との遭遇の連続ともいえると思います。
私自身も子育て真っ只中で、ホームケアの具体的な方法を含めた分かりやすい説明で、お子さまの変調に寄り添います。また、種類が増え複雑化する予防接種についても、スケジュールも含め、ご相談に応じます。
また、こどもの心相談医ですので、なんなりとご相談ください。漢方も含めた内服治療や環境調整のアドバイスなどもいたします。
地域の皆様とともに、未来を背負う子供たちを守っていけたら、と思っております。

上高田ちば整形外科・小児科副院長 千葉 智子

経歴
昭和大学医学部医学科卒業
東京、神奈川の病院、クリニック勤務を経て、
平成24年~まつしま病院勤務
各種メディアへの小児医療へのコラム執筆や、保護者向け への小児科のかかり方、ホームケアについての講演を行う
現在3児の母として子育てにも奮闘中
資格・所属学会
日本小児科学会 小児科専門医
日本小児科医会 こどもの心相談医
日本ACLS協会 PALSプロバイダー
日本周産期・新生児医学会 NCPRプロバイダー
日本小児科学会
日本小児科医会