《11月度分プレアボイド報告》

●本店より5件●
①ビラノア錠20mg初回処方の方、1T/1×夕食後の指示だったため問い合わせ。
→夕食1時間前に変更となった。
●本剤は食事の影響で吸収が悪くなり、効果が半減するため、添付文書上「1日1回空腹時」となっています。
一般的には「食事のおよそ1時間前、または食後2時間以上後」のようです。
同じ時期(H28年11月頃)に薬価収載された類似薬にデザレックスがありますが、こちらは服用時間がいつでもよいタイプです。

②FAXで処方箋を受けて、後日配達している方の定期処方箋中に、久しぶりにムコダインDSが追加されていた(春先まではわりと定期的に出ていた)ため、急ぎで配達が必要か、あるいはストック分か、確認のためご家族へ連絡。
いつも追加があれば医師が家族に声かけして下さるようだが、今回はいつもと違う医師であり、特別声かけはなかったこと、特に該当する症状はないことから、不要なのではないかとのことで、家族より問い合わせ希望あり。→問い合わせし、ムコダインDSは削除となった。

③いつもウルソ100mg 6T,ユベラN100mg 6C/3×だった方が、今回6T,6 Cのまま/2×に用法変更となっていた。
ウルソは適応により900mg/日まで可、ユベラNも適宜増減の記載があるため、それぞれ300mg/回となることはありえることから、1日量はかえずに用法のみ3→2回/日にかえた可能性あり。
ただ、単純に昼だけなくして、4T,4C/2×にするつもりだった可能性も考えられたため、患者へ声かけしたところ、自分は後者だと思っていた、先生が間違えたのではないか、とのこと。→問い合わせし、4T,4C/2×に変更となった。

④目と手先が不自由なため、処方がない日でも 以前当局でお渡しした点眼薬を持参して、溶解や開封を依頼される方(カタリンK、ベストロン、溶解はないが開封のみでクラビット1.5%も)。
来局日にどの薬剤を開封希望なのか、基本的にはご自身で把握されており、今回カタリンKは溶解希望がなかったが、薬歴記載上+持参された本体の開封日記載から、カタリンKも新規溶解日と思われたこと(かつ手元の在庫ないため、今回の処方分からの溶解が必要)、他の点眼液処方本数からすると再診日が1ヶ月先と予想されたがカタリンK(溶解後3週間が期限)は1本しか処方がなかったことから、本人へ確認。
再診は4週間後で、医師が2本処方しておくと言った際、本人は本日カタリンは溶解日ではないと思っていたことから、1本でよいと断ってしまったとのこと。
→医師に報告し、2本に変更となった。
●持参の在庫を見れば分かりますが、溶解時に残数含めPC上に記録を残していたことで本人への確認に至りました。

⑤施設のカンファレンス時に、今回の定期からアローゼンを外すと話が出ていた方。
後日処方箋が届いた際、酸化マグネシウムもなしになっていたため、カンファレンス後にそのようなやりとりが生じたのかどうか、施設スタッフへ確認。
→特になかった、現在便がゆるいわけではないとの返答にて、医師へ問い合わせし、酸化マグネシウムは継続の指示となった。

●西荻店より2件●
①ラベプラゾール10mg 3T/1×眠前 との処方がきたため、問い合わせ。
→1Tに変更となった。
●ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助で20mg/2×、PPIによる治療で効果不十分な場合の逆流性食道炎に20or40mg/2×で使われることもありますが、通常5or10or20mg/1×の薬剤です。
上記照らし合わせでは30mg/日は用量的には可能な範囲内ですが、分1では20mgまでとなるため問い合わせに至りました。

②抗生剤の処方がない方に、ビオフェルミンR錠が処方されたため、問い合わせ。
→ビオフェルミン錠に変更となった。
●ちなみに、抗生剤が処方されていたとしても、その種類によってはR錠が適応外になる場合もあります。

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