第4回アイケアユーCafe〜栄養でつながらナイト!〜
を5月29日に開催させていただきました。
「多職種に知っていて欲しい栄養」というテーマで管理栄養士にゲストとしてお話いただき、見た目は普通の食事と全く変わらないのに舌ですりつぶして飲み込めるような工夫や、普段なかなか知られない栄養士の資格や立場の違い、役割などをご紹介いただきました。
私からは、「病気と障碍と共に共存していくには」というテーマで栄養を絡めて、お話させていただきました。
高齢者が低栄養になると3年で生存率20%、テクノロジーで気づくには?、低栄養をMNAスコアで評価の提案、ポリファーマシーをご紹介しました。(もう少しサルコペニア、フレイルティ、リハビリ栄養、ロイシンの話をしたかった、、)
ただ、どんなに知識や手技ができる人が増えても「地域の低栄養」は改善されていかない。そのことを後半は伝えました。
2030年には中野区と同じ人口以上の看取り難民が全国で出現します。
どのように、この苦難をみんなで乗り越えるか。
私は、低栄養の人だらけだった戦後でさえ力強く生き抜いてきた先人である、松下幸之助さんの言葉をご紹介させていただきました。「ときに過去を振返って、世と人の多くの恵に感謝する心をお互いに持ちたい。」
健康を管理するもの、介護士として専門性を発揮するもの、ご家族の気持ち、ご本人の生活モデルすべてを理解するのは不可能かもしれないけれど、思いやりや真心、それがなかったら、やっぱり「つながり」は広がっていかないのではないでしょうか。
スキル(栄養)と情熱とつながり。
健康寿命を延ばすことで、心から元気で、長生きしてよかったなと思える世界を作れるよう、アイケアユーでこれからも発信していきたいです。
本日は、お忙しい中、イベントに参加していただき誠にありがとうございました!!
第4回アイケアユーCafe〜栄養で振りかえらナイト!〜
5月29日に開催させていただいた栄養をテーマに地域でつながるCafeですが、参加者の熱気がスゴかったのが第一印象です。施設介護士、鍼灸師、病院看護師、訪問看護師、ケアマネジャー、中野区地域包括担当職員、NPO理事、訪問看護ステーション経営者、薬剤師予備校新宿室長、調剤薬局薬剤師、昭和薬科大学教授特任教授(地域連携薬局イノベーション講座)、帝京平成大学教授、管理栄養士2名、薬歴ベンチャー企業、ファイナンシャルプランナー元施設長、人材紹介会社、CRO企業戦士、地図エンジニア、Rubyエンジニアカメラマン、なごみの患者さんが参加されました。メンバーだけ振り返っても、このようなつながりが、今後何かを産み出すきっかけになると思うとワクワクします。
■高齢者の低栄養は元の状態に戻すのは極めて困難、低栄養と診断されると3年生存率20%、地域の低栄養状態は連携しないと解決できない。
であるなら、早めにプレフレイルティに「気づき」、医療従事者(専門家)につなぐ必要があります。「気がつける」のは最も寄り添っているご家族や介護士です。医療従事者も、専門性を捨てて患者さんに心を開き寄り添う必要がありますし、ご家族や介護士も専門外の栄養などの知識を主体的に学び、使えるように(アセスメント)することが絶対必要です。体重、握力や歩行速度は、テクノロジーで管理、MNAスコアで早めに気づく!!低栄養にならないようにするための「護るケア」「ささえるケア」は、健康寿命を伸ばし、長生きしてよかった人生、心からの笑顔につながります。色んな人とつながることで、いつも発見があり、食を通してイキイキ暮らせる、そんな療養生活ができる「地域」を作っていきたいですね!
■僕たちはスキルも能力も情熱もあるのに、地域の低栄養は改善していかない。マンパワーのせいにしたり、自身の役割に固執していては解決しません。私は、戦後に低栄養が蔓延していた時代を切り開いてきた経営者、松下幸之助さんの言葉を紹介させていただきました。「お互いに感謝する」
本当に大事なのは、思いやりや真心を通して仕事をすること。心の奥底で「やったほうが良い」と思っていることに耳を傾け、困難に逃げずに立ち向かう勇気、一歩踏み出す、つながる。を提案させていただきました。元気があればなんでもできます。
■感想を書いていただいた付箋からも、とてもよい気づきがありましたし、カフェやってよかったなと思えました。感謝です。
■最期は、冗談で「馬鹿になれ」を紹介しましたが、まさか本当に即ポチする人が・・反省。
お忙しい中、貴重なお時間を使っていただき、誠にありがとうございました。あの時にしか出会えない、一期一会の学びの場になりました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします!
またお会い出来るのを楽しみにしております。