師走になり年末年始の準備で忙しくなってまいりましたが、皆様体調は崩されていませんでしょうか?
なごみ薬局では、クリスマスツリーや飾りを出し、少し早めのクリスマス気分を味わっています♪
皆様もぜひ、クリスマスのわくわく感をお楽しみください♪お待ちしております♪
西荻店にも、もちろん☆
心から患者さんを元気にする薬局です。
少しずつですが、インフルエンザが出始めました。ワクチンを打ったという方も、もういますでしょうか?!
うがい、手洗いをお忘れなく!充分に休養し、本格的なインフルエンザシーズンに備えましょう♪
インフルエンザに関する投稿はこちら↓↓↓
http://www.nagomipharmacy.co.jp/インフルエンザにご注意!/
ランサップ(ピロリ菌除去薬)の処方が増えているのでピロリ菌についてまとめてみました。
ピロリ菌がいるとどんな事がお腹の中で起こっているのでしょうか。
*ピロリ菌がいると・・・*
ピロリ菌がつくりだす酵素ウレアーゼと胃の中の尿素が反応して発生するアンモニアなどによって直接胃の粘膜が傷つけられたり、ピロリ菌から胃を守ろうとするための生体防御反応である免疫反応により胃の粘膜に炎症が起こります。
このように、胃酸から胃を守っている粘膜が傷むと胃潰瘍や十二指腸潰瘍になりやすくなってしまいます。この病気にかかった方の約90%がピロリ菌に感染していたそうです。また、胃がんとの関係も囁かれていますね。
*感染*
ピロリ菌は、ほとんどが5歳以下の幼児期に感染すると言われています。幼児期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生きのびやすいためです。
また、ピロリ菌は口から入ると感染は間違いないようです。そのため最近では母から子へなどの家庭内感染が疑われていますので、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。
*検査〜除菌*
内視鏡を使う検査
・迅速ウレアーゼ検査 ピロリ菌の持つ酵素の働きでできるアンモニアの量を調べます。
・鏡検法 採取した組織を染色して観察します。
・培養法 採取した組織を培養し、ピロリ菌が増えるかを観察します。
内視鏡を使わない検査
・抗体測定 血液や尿を採取して、ピロリ菌に対する抗体の有無を調べます。
・尿素呼気試験 検査用の薬を飲み、一定時間置いてから呼気検査をします。
・便中抗原測定 便を採取して調べます。
検査の4週間後に結果、ピロリ菌がいるかいないかで治療が変わります。
菌がいる方は、お薬を1日2回7日間忘れずに飲んで除菌を、
菌がいない方は、ピロリ菌の検査の前にする、もとの病気(胃炎等)の検査結果に基づき治療を進めていきます。
*ピロリ菌の薬*
ランサップ400・800を使います。
↓こんな箱!7日分のお薬が入っています!
↓中身はこんな感じ!
飲み忘れ、間違いの内容に縦に半分ずつ区切られていますね。
飲み忘れがあると、除菌効果が減ってしまいますのでご注意ください!
ピロリ菌は胃酸から胃を守る働きのある表層粘膜で動きまわります。そのため、胃酸による殺菌、除菌は難しいようです。
しっかりと除菌し、健康な胃で食欲の秋を迎えましょう*
↓↓↓参考↓↓↓
http://www.pylori-story.jp
暦では秋となりましたが、40度近い気温の日が続いています。。。
暑い日に特に気をつけたいのが食中毒です。
食中毒は目には見えない「細菌」「ウイルス」が付着した食べ物を食べることで引き起こります。
症状は細菌の種類によって少し異なりますが、下痢や嘔吐、発熱などが起こります。
今回は食中毒にならないために注意するポイントをまとめました!
◆食中毒予防の3原則◆
1、細菌をつけない
食事の前や調理の前は念入りに手を洗いましょう。また、生の魚や肉を調理した後は、その都度まな板や包丁など使用した調理器具を洗い、他の食べ物に菌が付着しないようにしましょう。
2、細菌を増やさない
細菌は高温多湿な所で増殖します。買ってきた食品は早めに冷蔵庫にいれましょう。ただし冷蔵庫で保存していても絶対細菌が増えないという訳ではありません。なるべく早めに食べる事が大事です。
3、細菌をやっつける
ほとんどの細菌は加熱することで死滅するそうです。調理の際は食品を中心部までしっかり加熱しましょう。また調理後の調理器具は、洗剤でしっかり洗った後、熱湯をかけて殺菌することが大切です。
厚生労働省のHPでさらに詳しく&わかりやすくまとめてある資料がありますのでぜひご覧下さい♪
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/dl/point0709.pdf
また、夏休みにお弁当を持っておでかけされる方もいらっしゃるかと思います。お弁当は調理してから食べるまでに時間が空くので特に注意です!ここではお弁当からの食中毒を防ぐPointをご紹介します!
★調理のPoint
・冷凍食品も含め中心までしっかり加熱しましょう。
・ 手にも菌がついている為、おにぎりを握るときはラップを使うと衛生的です。
・梅干しやお酢は細菌の増殖を抑える効果があるといわれています。上手に取り入れましょう。
★詰め合わせのPoint
・水分が多いと細菌が増える可能性があります。食品の汁気をしっかり切り、充分に冷ましてから蓋をしましょう。
・夕飯の残りをお弁当に…という事が多いかと思いますが、夏はなるべく避けましょう。入れる場合は必ず冷蔵庫で保存したものを使用し、充分に火を通しましょう。
★食べるまでのPoint
・持ち歩く際は保冷剤を活用しましょう。
・室内でも高温の場所は危険です。日のあたらない涼しい場所に置いておきましょう。
・食べるときに味やにおいがおかしいなと思ったら食べるのをやめましょう!
日本人はとくに”もったいないから… ”と日にちが経っていても食べてしまう方が多いかと思いますが、食中毒は最悪の場合、死に至る事もあります。しっかりと対策をしていきましょう!
むしむし暑い日が続いています。プールに行く機会も多いのではないでしょうか?!プールでもらいやすい病気、夏風邪の一種である咽頭結膜熱についてご紹介します。
*咽頭結膜熱(プール熱)はこんな病気*
学校伝染病に指定されていて、発病したときには主要な症状(高熱、目の充血、喉の痛み)がなくなってからも、2日間を過ぎるまでは登校・登園禁止です。
主な症状は、強い喉の痛み(咽頭炎)、首のリンパ節の腫れ、目の痛みを訴え、涙や目やにが出ます。約5日間の潜伏期間(症状のない期間)を置き、39~40℃の高熱が出現し、3~7日間持続します。
結膜は充血するが化膿することはなく、角膜も通常おかされません。
ほかに頭痛・鼻水・咳などの風邪症状や全身の倦怠感、時に下痢や腹痛を伴うこともありますが、のどや目やにの症状も1週間ほどで良くなり、合併症の心配はありません。
*感染経路*
プールなどで流行的に感染しやすいので別名プール熱とも言われます。感染した人のつばや目やにを通して伝染すると考えられています(飛まつ感染・接触感染)。
*治療*
ウイルス感染が原因なので特効薬はありません。対処療法となります。高熱には解熱剤、のどの痛みには鎮痛剤や抗炎症剤、結膜炎には点眼薬を使用します。細菌による二次感染を防ぐため抗生物質が処方されることもあるようです。
プール熱にかかったこどもは高熱のため、体力を消耗します。また、のどの痛みのために充分な食事が取れないこともあります。のどごしの良い物、食べやすいものを食べられるだけ食べさせてあげましょう。食べられない時は無理に食べさせる必要はありません。でも、水分も出来るだけ摂って脱水にならないように注意しましょう!
前回・前々回と手足口病とプール熱をご紹介しましたが、夏風邪とは一般的にどのような風邪なのでしょうか。今回は「夏風邪」についてまとめてみました。
*夏風邪とは*
夏風邪の原因は、高温多湿な環境を好むアデノウイルスやエンテロウイルスなどといったウイルスです。夏風邪は、冬の風邪と違ってあまり大流行はしません。その理由として真夏は湿度が低いので、多湿を好むウイルスの感染力が弱まるためです。しかし、最近では、エアコンによって部屋の空気がかなり乾燥しており、ウイルスの進入を防ぐ役割を持つ粘膜が乾燥気味…。このため、ウイルスが体内に入り込みやすく、「映画館で夏風邪がうつった」「1人が夏風邪をひくと、家族全員にうつる」などということが起こりやすくなっています。おでかけしたりと、体力を使った日は早めに寝て体力を回復させましょう!
ストレスが多い生活では、免疫力が低下してしまい、夏風邪にかかりやすくなります。また、喫煙は、体内でウイルスと闘う補助をするビタミンCを破壊してしまうため、やはり抵抗力が低下してしまいます。
*症状*
夏風邪の症状としては、37.5℃程度の微熱、頭痛、のどの痛み、下痢、倦怠感などがあります。冬の風邪とは異なり、夏風邪の症状は穏やかですが、長期間続く傾向があります。仕事に支障をきたさないためにも、「風邪かな?」と思ったら無理をせずに早めに休みましょう。
子供の場合や、アデノウイルスが原因のプール熱などでは、高熱が1週間程度続くこともあるので注意が必要です。また、夏風邪の下痢は長く続くことがあり、暑さやエアコンによる乾燥も加わって脱水症状を起こす可能性が高くなります。水分補給を十分に行い、食事でも水分を補給することを心がけましょう。
ほとんどの場合は、3日~1週間程度の間、安静にしていれば症状が改善することが多いのですが、夏風邪をこじらせると肺炎や髄膜炎や脳炎などを引き起こす恐れがあります。特に子供やお年寄りの場合には症状の変化に注意し、熱があがったり嘔吐が激しいときなどにはすぐに医師の診察を受けましょう。
*治療*
夏風邪は一般的には症状が穏やかなため、解熱剤や鎮咳剤なども重症でなければ処方されないことが多いようです。夏風邪の治療では、十分に睡眠をとって自分自身の免疫を高め、自然治癒することが一番です。乾燥させすぎないように、エアコンの温度を少し高めに設定してあげましょう。
夏風邪になると「体力をつけるため」といって肉やらうなぎやらを食べることがありますよね。実は、体内にある酵素は食べ物を消化する役割と免疫に関する役割とを担っており、夏風邪をひいているときなどには、食べ物の消化に使う酵素を免疫力の向上に回してあげることが好ましいことがわかってきました。無理にこってりとしたものを食べさせるよりも、消化の良いものを食べさせてあげましょう。また、果物などに含まれる天然酵素は、体内の消化酵素の代わりに働いてくれることもわかってきました。夏風邪をひいたときにすりおろしりんごを食べるのは、とても理にかなっているんですね!
*予防*
夏風邪を予防するためには、「乾燥を防ぐ」「免疫を高める」「ウイルスと接触しない」ということが大切です。暑い時期にじりじりと症状が続く夏風邪は、体力だけではなく精神的にも消耗されてしまいます。しっかりと夏風邪を予防しましょう。
夏風邪を予防するためには・・・
夏風邪に負けず、元気に夏を満喫しましょう♪