新しい薬の開始に不安のあった患者さんとご家族のケース

こんにちは。

中野区のなごみ薬局・在宅医療チーム 訪問薬剤師の3号です😊

今日は訪問している患者さんで、新しい薬の服用開始に不安のあった患者さんとご家族のケースについてご紹介したいと思います💊

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●「新しい薬、飲んだ方がいいのかしら?」

キーパーソンである患者さんご家族に事務連絡をしたところ、

今回から新しく処方された薬について、服用開始に不安があることをヒアリングしました。

●ご家族の気持ちを傾聴・疑問に答える

「この薬は一度飲み始めたらずっと飲まなければいけないの?」

「本当に効果はあるのかしら?」

「副作用は?」

などお気持ちを聞いて、疑問にお答えしました。

●患者さんご本人にも気持ちを伺いました

患者さんご本人に新しい薬が出ていることをご説明すると、不安な点がある様子。

どんな点が不安なのか詳しく伺ったり、

副作用が出ることもあるが、飲んでいるうちに薬に慣れておさまってくることが多いこと、

少量からスタートすることなどを伝えると、少し安心されたようでした。

●病院に情報を共有

患者さんや患者さんご家族からヒアリングした情報を共有するとともに、

医師からどのように患者さんやご家族へ説明したのかを確認しました。

説明の食い違いや、混乱がおこらないように注意しました。

最終的にはご本人から「医師を信じて、飲んでみます」との前向きな言葉が聞けました!

●患者さん1人1人に寄り添い、治療効果を上げていきたい

ただ「医師が処方しているので、きちんと飲んでください」というのではなく

不安な気持ちを傾聴し、少しでも不安を取り除くこと。

患者さんが納得し、前向きな気持ちで治療を受けること。

それが結果、治療効果を最大限に引き出すことができると私たちは考えています。

そのためにも普段からコツコツ信頼関係を積み上げ

「この薬剤師が言ってるんだから飲んでみよう」と思ってもらえる薬剤師でありたい、とあらためて思った出来事でした。

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なごみ薬局では薬剤師による居宅訪問を行っております。

ご依頼・お問合せは、お気軽にお電話でどうぞ。

03-6454-0595

女性のストレス3処方

【社内勉強会】

研修名:女性のストレス3処方

開催日時:2023/05/09 13:00 ~ 13:30

1.女性とストレス

女性は月経・妊娠・分娩・閉経といった、ホルモン変動があるため男性と比較して心身の不調をきたしやすいと考えられている。厚生労働省の「患者調査」では、気分障害患者数の推移、年代別患者数とともに、各年次、各年代において女性が男性よりも多い傾向であることがわかっている。

2.隠れ我慢に関する実態調査

株式会社ツムラによる、20代〜50代の女性10,000人を対象にした隠れ我慢(心身の不調を我慢していつも通り家事をすること)の実態調査結果は以下のとおりである。

・不調を我慢して家事や仕事をしているか?

→頻繁にある(34.3%)、時々ある(44.9%)、ほとんどない(14.9%)、まったくない(5.9%)

我慢している(頻繁にある・時々あると回答した)女性の割合が79.2%おり、それを年代別に見ると、20代(82.3%)、30代(83.7%)、40代(79.1%)、50代(72.9%)で20代・30代の若い世代の方がより我慢していることがわかった。

隠れ我慢をしている20代〜50代の女性1,000人(各年代から250人ずつ)を対象にどのような不調を感じるか調査を行なった結果は以下のとおりである。

・普段感じる不調トップ10(複数回答可)

1位  疲れ・だるさ(66.0%)

2位  冷え(48.6%)

3位  イライラ感(46.4%)

4位  肌荒れ(ニキビ・湿疹等)・しみ(41.5%)

5位  頭痛(40.9%)

6位  不安感(40.9%)

7位  PMS(39.1%)

8位  腰痛(37.9%)

9位  寝つきにくい・目覚めが悪い・眠りが浅い・不眠(37.9%)

10位  生理痛・生理不調・生理前後の腹痛(37.6%)

・感じても我慢する不調トップ10(複数回答可)

1位  疲れ・だるさ(23.8%)

2位  イライラ感(16.2%)

3位  不安感(15.6%)

4位  PMS(13.7%)

5位  寝つきにくい・目覚めが悪い・眠りが浅い・不眠(11.6%)

6位  冷え(11.3%)

7位  生理痛・生理不調・生理前後の腹痛(11.0%)

9位  言葉にしにくい不調(10.9%)

10位  便秘(10.7%)

感じる不調と我慢する不調の順位の差から精神的な症状が不調を感じているのに我慢しがちな症状であることがわかる。

*PMS(月経前症候群):月経予定日の3〜10日前から、イライラ、頭痛、浮腫、おっぱいが張る、眠気、落ち込む、便秘などの症状が現れるが、月経か始まると軽くなる症状のこと。

3.漢方薬による治療

ホルモン変動に付随する症状によって薬は使い分けるが、今回の勉強会ではストレスに注目して代表的な3つの漢方薬について学んだ。24番 加味逍遙散、54番 抑肝散 137番 加味帰脾湯。いずれも「柴胡」という生薬が共通して配合されており、イライラ・不安・不眠・抑うつなどの精神神経症状に用いられる。

24番 加味逍遙散

(効能効果)体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、時に便秘の傾向のある次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症

(重大な副作用)偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症

(特徴)多主訴に対して効果あり。月経前の精神神経症状にも処方される。5年以上の長期投与で腹痛、下痢、悪心嘔吐といった腸間膜静脈硬化症のリスクが高まると報告されている。原因は構成生薬のサンシシと考えられている。

*血の道症:婦人にみられる特有の生理現象に関連して起こる精神神経症状を基調とするさまざまな症状を指す。月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安や苛立ちなどの精神神経症状及び身体症状のこと。

54番 抑肝散

(効能効果)虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:神経症、不眠症、小児夜泣き、小児疳症

(重大な副作用)偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症

(特徴)イライラを主とする焦燥感、怒りっぽい、環境ストレスによる神経過敏に処方される。高齢者や小児にも処方されることが多いため甘草による浮腫が問題になることがある。

137番 加味帰脾湯

(効能効果)虚弱体質で血色の悪い次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症

(重大な副作用)偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症

(特徴)精神不安で気分が塞ぎ気味の時処方される。更年期障害・PMSにおける不安感の改善に加え、補中益気湯をベースにしているので疲労・倦怠感の改善にも適している。

所感

漢方薬はなんとなくの理解しかしておらず、婦人系の症状には加味逍遙散、イライラには抑肝散くらいのイメージであったが漢方薬ごとにキーワードが異なることがわかりもっと大事に扱おうと思った。私の中でのキーワードは、加味逍遙散は「イライラ、多角的」、抑肝散は「イライラ、気持ちのたかぶり」、加味帰脾湯は「不安、塞ぎ込み」。長期投与リスクやイメージの把握で服薬指導も行いやすくなりそうと思えたので今後、新規で開始する患者さんがいらした場合は少し踏み込んだ説明をしてみたいなと思えた。

ママ薬剤師日記⑨🌸こども薬剤師体験を行いました🌸


こんにちはママ薬剤師のMです😊

4年ぶりに、こども薬剤師体験を企画しました🥼

前の週には、予行練習を兼ねてなごみ薬局の社員の子供達が体験しました。

保育園や幼稚園、小学校で毎日頑張っている子供達。お母さんやお父さんはどんな所で働いているのか知ってもらえる機会にしたい、という思いもありました😌

☆久しぶりに会う皆の成長に感動しました✨

なごみ薬局には他にも社員の子ども達が沢山います。これから集まる機会が増えたらいいなと思います🍀

そしていよいよ本番です✨

まず模擬処方箋の通りに

軟膏調剤とお菓子を飲み薬に見立てて袋詰め(一包化)を体験しました。

☆軟膏を測って容器に入れる作業。空気が入らないように綺麗に詰めています✨

☆調剤室に入って粉薬や一包化にチャレンジ!とっても真剣です✨

☆作った薬はどこから出てくるんだろう⁇

正しく薬が作れたか確認(監査)をしてから

保護者の方に患者さん役となっていただき投薬も体験しました。

☆薬の説明書(薬情)と、作った薬を照らし合わせながら分かりやすく説明しています✨

皆さん1つ1つ丁寧でとっても素晴らしいこども薬剤師さんでした🥼✨ 興味を持って質問を沢山してくれた事も嬉しかったです😊

ご参加頂いた皆さん、改めてありがとうございました🌸

ビタミンDとは?

こんにちは!

なごみ薬局管理栄養士です🕊

今回はビタミンの種類の1つ、ビタミンDについて紹介します。

ビタミンは油に溶ける脂溶性と、水に溶ける水溶性に分類され、その中でもビタミンDは脂溶性ビタミンに分類されます。

ビタミンDには、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります🦴

ビタミンDは食事からの摂取に加えて、日光を浴びることで体内で作ることもでき、1日10分以上の日光浴が効果的とされています☀️

ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収力が低下し、体内のカルシウムが不足してしまいます。

カルシウムが不足すると、骨粗しょう症や、虫歯、皮膚の乾燥、骨折しやすくなるなどの症状に繋がります☠

若いうちから、ビタミンDとカルシウムを十分にとることに加え、適度な日光浴と運動が丈夫な体作りに大切です🏃‍♀️☀️

骨を丈夫にしたい方や骨粗しょう症などの疾患をお持ちの方は意識してビタミンDを食事に取り入れてみるのも良いかもしれませんね!ビタミンDは脂溶性なので、炒め物や揚げ物など油と一緒に摂ると効率よく吸収されます。

ビタミンDの多い食品は画像を参考にしてみてください‎😋

また、なごみ薬局にはビタミンDのおたよりも置いてあるのでぜひお手に取ってみてください。

なごみ薬局には管理栄養士が在籍しております。お近くの中野区、杉並区にお住まいの方はもちろん、遠くにお住まいの方も栄養相談を受け付けています。

「栄養相談に興味がある」「栄養相談をしたい」など店舗のスタッフまたは、お電話やLINE等で、いつでもお気軽にお声がけ下さい!

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チョコレートの成分について🍫

こんにちは、なごみ薬局管理栄養士です🕊

バレンタインシーズンですね❤️‍🔥

楽しみにされている方も、

多いのではないでしょうか?☺️

今回はバレンタインデーによく渡されている

チョコレートの成分についてです🍫

食品成分表によると、

ミルクチョコレート100gに対して、

エネルギー:550kcal

たんぱく質:6.9g

脂質:34.1g

炭水化物:55.8g

となっています!

エネルギーに換算すると、

脂質が約56%、炭水化物が約40%

を占めています😳

脂質が多い食事を続けると

脂質異常症や血管の病気などに、

炭水化物が多い食事を続けると

肥満や糖尿病などになるリスクが上がってしまいます!

チョコレートはあくまでも、

嗜好品やたまのご褒美として楽しむのをおすすめします🍫

なごみ薬局には管理栄養士が在籍しております。お近くの中野区、杉並区にお住まいの方はもちろん、遠くにお住まいの方も栄養相談を受け付けています

ご興味のある方は、お気軽にお声がけください☺️

参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

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花粉症と食事について

こんにちは、なごみ薬局管理栄養士です🕊

今回は、花粉症と食事についてです!

花粉症の季節が近づいてきていますが、何か対策はしていますか?

花粉症におすすめの食品を紹介します😊

・EPA、DHA 🐟

青魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸には、痒みや発疹などの症状を緩和する 作用があります。 

・ビタミンB6

免疫機能を正常にする神経伝達物質の合成に必要な栄養素です。 

発疹などの症状を軽減します。サンマや牛レバー、マグロに多く含まれています。 

・乳酸菌 🐄🥛

ヨーグルトなどに多く含まれていて、免疫機能を向上させアレルギー体質を改 善する作用があります。 

ケアとして最も大切なことは、花粉を「つけない」「取り除く」ことです。 

外出時はマスクやゴーグル、帽子などでガードし、体をはらって花粉を落としてから家に入るなどの対策をしましょう。 

同時に、体の免疫機能を正常に保つことで症状の緩和に役立ちます!

なごみ薬局は管理栄養士による栄養相談を実施しています👩‍🍳!

さらに詳しく知りたい方、食事のお悩みがある方、管理栄養士に相談してみませんか?

是非お気軽にお声かけください!

参照:全国健康保険協会

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g5/cat510/h25/20140124001/

年始の食生活

こんにちは!

なごみ薬局管理栄養士です🕊

みなさん、おせち料理はたべましたか?

先月12月はクリスマスもあり、いつもよりおいしいものを多く召し上がっていた方も多いのではないでしょうか?

ついつい体重が増えてしまいがちな時期です。そこで今日は年始の食生活についてご紹介です。

年末年始の体重増加の原因

・食べ過ぎ🍚→お餅やおせち料理、間食の増加

・飲酒機会の増加🍻→お酒と一緒に食べるおつまみは高エネルギー・高脂質・高塩分のものが多いです。

・不規則な生活🌃→睡眠不足はホルモン分泌や、自律神経機能にも影響を与え、食欲が増大してしまいます。

・運動不足🏃‍♂️→寒さから運動をする機会が減少しがちです。

摂取カロリーの増加と消費カロリーの低下によって、体重増加に繋がってしまいます😳

そのため、こまめに身体を動かすこと🏃‍♂️や、湯舟に浸かって身体を温めること🛁、しっかりと睡眠をとること😴を意識して行うと、ホルモン分泌や代謝の増加、消費カロリーの増加によって正月太りを緩和できます。

食事のポイント

・お餅

いつも食べているごはんや麺の量はお餅何個分になるか確認してみましょう!(画像)

・おつまみ

低エネルギー・低脂質な豆腐や枝豆などの大豆製品🫘、刺身や焼き魚(特に白身魚、タコ、イカ)などの魚介類🐟、サラダや酢の物などの野菜🥬がおすすめです。

なごみ薬局には管理栄養士が在籍しております。お近くの中野区、杉並区にお住まいの方はもちろん、遠くにお住まいの方も栄養相談を受け付けています。

お食事から楽しく、無理なく体質改善してみませんか?

ご興味のある方は、お気軽にお声がけください☺️

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ChatGTPを薬局業務に取り入れられないか考えてみました。

ChatGTPを薬局業務に取り入れられないか考えてみました。

Googleで検索して答えにたどり着くには一定の知識や教育が必要になりますが、ChatGTPはその前提がなくても答えをダイレクトに得られる可能性があります。

でも、2023年の段階では、幸いかなりズレていて、医療情報はまだまだ薬剤師の対面サービスが必要そうです。GTP4がさらに開発中ですし、どんどん返答精度は上がっていくことは間違いなさそう。。

その時、どのような人が求められるのか、会社でどのような社員教育をしていくべきか。AIにできないことは具体的に何か?どのような問を立てればよいか。よく考えていかなければなりません。→と、いうことをChatGTPにいれたら、答えを教えてくれました。。

調剤薬局でもどんどん活用されていくことでしょう。