第4回アイケアユーCafé 〜栄養でつながらナイト!〜開催のお知らせ!

今回のアイケアユーCaféは「栄養」をテーマに開催いたします。
 
日々、在宅医療介護の現場でコワーカーとして働いていると、本当に自分は役に立っているのか?多職種として連携できているのだろうか?不安になることもあります。特に、療養生活が長くなる方だと、ルーチンワークになりがちで、自分を見失うこともあります。
 
そこで、第4回アイケアユーCafeは、在宅医療で必要な「栄養」をテーマに対話を通して学べる場を用意いたしました。
ご参加はこちらから。

 
低栄養が高齢者に及ぼす影響ってご存知ですか?
低栄養と判断された高齢者は約3年後の生存率が20%未満と極めて低い報告がなされています。
サルコペニアや、フレイルティの概念、介護職、食支援やアセスメントを参加者の皆さんと、おさらいできたらなと思っています。
まだまだ参加可能です!患者さんの変化に気づき、専門職につなげるスキルを持ち帰ることで、よい社会をみんなでつくっていきましょう!(渡邊)
 
お手伝いいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
→ いつもご参加いただく蓮沼さん(管理栄養士)に15分~20分
「多職種に知っていただきたい栄養」というお題でお話いただくことになりました!!
 
対象者は訪問介護士でなくても、地域介護医療にご興味を持たれている方であれば誰でも参加できます。
(患者さんやご家族の方も参加されています。)
 
地域の薬局で、患者さんに同じ想いで向き合おうとする素敵な仲間と「対話」を通して、気づきを持ち帰れるよう企画いたしました。
前回までの反省を踏まえ、早めに終わらせて、薬局で軽い懇親会を企画しようと思っています。
 
 
 
■日時 5月29日(月)19:00-20:30
 開場へは18:30よりお入りいただけます。
 
■場所 なごみ薬局
 東京都中野区野方1-6-1 中野駅より徒歩10分
 
■定員 20名(どなたでも参加可能です)
 定員になりしだい締め切らせていただきます。
 
■タイムライン
19:00-19:05[05min]始まりの挨拶
19:05-19:20[15min]全体自己紹介
19:20-19:40[20min]話題提供1(渡邊輝)
19:40-19:50[10min]質疑応答
19:50-20:10[20min]話題提供2(蓮沼さん)
20:10-20:20[10min]質疑応答
20:20-20:30[10min]感想シェア
〈終了後希望者のみ〉
20:30-21:30[60min]懇親会(お酒と軽食あり)
 
■参加費 
ワークショップ:無料(ドリンク・スイーツ付き)
懇親会:1,000円(お酒・軽食付き)
 
■お申込み方法
 
※お申込み後、キャンセルされる方は3日前までにイベントページのコメント、またはメッセージにてご連絡をお願いします。※FBをされていないお友達を連れていらっしゃる場合は、その方の氏名、連絡先メール、所属などを記載の上、メッセージまたは、メールにてご連絡下さい。Mail: shohousennagomi@gmail.com
 
 
■主催者紹介
▼コーディネーター 渡邊 輝
昭和薬科大学卒業
順天堂大学医学部附属病院 薬剤部 勤務
株式会社 なごみ薬局 代表取締役
株式会社 SENSECARE 代表取締役(平成28年度創業・第二創業促進補助金採択事業)
薬剤師、ケアマネジャー、Fullstack Ruby Engineer、経営学修士(MBA)
2017/2/6 内閣府 地方創生推進室主催のハッカソン 最優秀賞
小池百合子政経塾 希望の塾 第一期生
早稲田大学 eコマースのためのA.I.活用研究コンソーシアム メンバー
グロービスベンチャーチャレンジ2016 ファイナリスト
 
▼ファシリテーター 和泉裕之
和泉ワークショップデザイン事務所 代表
NPO法人Educe Technologies「FLEDGE(フレッジ)」チーフディレクター
看護師/保健師
 
日本赤十字看護大学を卒業し、看護師と保健師の国家資格を取得。同時に在学中から学習環境デザインについて学び、卒業後フリーのワークショップデザイナーとして活動。行政,大学,企業,NPOなど多様なフィールドでのワークショップデザイン経験を積んだ後、現在は多職種連携を目的とした病院内ワークショップやコミュニティーデザインを複数手がける。
 
 
■アイケアユーCaféについて
「元気があればなんでもできる!」
一人一人が最期まで心から元気に笑顔で、長生きしてよかったと思える世界を作りたい。
そのために多職種みんなで集まり、悩みや知恵を出し合い、発信し地域を活性化させることを目的としたCafeを月1回開くことにいたしました。
もし新しい知見が創造できれば、本にしたり在宅医療学会で発表などを考えています。小さな薬局のささやかなイベントです。どなたでも参加できるイベントです。私たちと一緒に未来を考えてみませんか?

営業時間、変更のお知らせ

平成29年5月1日より、なごみ薬局本店の営業時間を誠に勝手ながら、

9:00-19:00に変更させていただきます。

朝ご利用の方にご迷惑をおかけしますが、これからもご利用いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

 

全国の中学校図書室に置かれる本に紹介されました。

全国の中学校図書室に置かれるということで、インタビューうけました。なごみ薬局が本になると嬉しいです!!( ´ ▽ ` )ノ

私も薬剤師になろうと始めて思ったのは、中学のときでした。両親が一生懸命働いている姿をみて、もしも体調を崩したときには、自分が治してあげたいと思っていたのがきっかけで薬剤師を目指すようになりました。
高校で勉強する化学がとても好きで、新しい薬を作れたら沢山の人が救える!と思って薬学部に進学し、生化学研究室で嫌というほど研究した思い出があります。好きなことを仕事にできたら、一生好きなことをして生きていけます。
毎年中学生を受け入れて、薬の面白さ危なさの両面から正しい知識を知っていただき、社会に貢献できる仕事であることを伝えています。
最近の調剤薬局の仕事は、地域の多職種と連携できるコミュニケーションスキルだけでなく、専門性を発揮し、積極的に関わることが求められています。医療の供給インフラとして、医療情報の窓口としてやり甲斐のあるお仕事です。

薬が口の中に入る直前に止めることができるのは薬剤師です。

なごみ薬局は健康に豊かな社会にするために、毎日頑張っています。

薬の定期勉強会を行っています。

なごみ薬局では、薬剤師の育成に力を入れています。

医療に貢献することで患者さんから信頼され、地域に根ざし、自信とやりがいを感じてもらえるようにするためです。

なごみ薬局は、年に6人薬学実習生を受け入れています。受け入れられる最大の人数です。なぜ、私たちは教えるのに時間もかかるし、11週間で大学に戻っていくのに、受け入れ続けるのでしょうか。私たちは、コストがかかっても、経営に負担が生じても、医療の専門家としての薬剤師を社会に送り出すことが、「患者さんが心から元気になれる」と思っているからです。

また、未経験の薬剤師や若い薬剤師も積極的に受け入れて育てています。私たちは、笑顔を増やすために、この薬剤師に会えてよかった、信じて薬を飲んでみよう!そんな、些細なきっかけが患者さんの人生を大きく変えることもあるからです。私たちはDrの処方通り薬を出すだけでなく、しっかりと薬の使い方と効果を伝え、効果を確認し不安を取り除くコミュニケーションが薬剤師の専門家としての大事な仕事です。知識を丹念に補充していくことを続けていけば、巣立っていった薬剤師も次の職場で勉強を続け、しっかりと社会から求められる人間になってくれるのではないかと思います。

同じ患者さんはいません、それぞれに出会いがあり、それぞれの背景があって、病気や症状になっています。だから同じ服薬指導では、うまくいきません。新しい薬もどんどんでてきます。国家試験で勉強したことを現場でどう使うか。自分を高めることは、一人では限界があります。私たちはみんなで助け合って勉強していける職場環境を目指します。

人は、できなかったことができるようになったとき、成長を感じることができます。初めはわからないことばかりですが、ほんの少しずつの挑戦の積み重ねで、積もり積もれば、地域や本当に大切な人を「心から元気にする」薬剤師になれると思っています。

どんなに辛くても、批判されても、育成することから逃げず、なごみ薬局は人を育てる薬局でありたいと思っています。
また、それが、笑顔であふれる薬剤師の生き方だと思ます。

在宅医療や他職種連携にご興味のある薬剤師さんのエントリーをお待ちしております。是非、ご連絡ください。採用情報はこちら。

内閣府 地方創生推進室主催のハッカソンで最優秀賞いただきました!

内閣府 地方創生推進室主催のハッカソンで最優秀賞いただきました!


なごみ薬局の薬剤師が、内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が地方創生の実現に向けて、地域に紐付いた官民ビッグデータ(産業、人口、観光、農業等)を分かりやすく「見える化」したシステムを使って、新しいビジネスモデルを評価いただきました。
チームメンバーのデザインやWEBアプリの深夜の作り込み、データクレンジングが素晴らしかったです。なごみ薬局の薬剤師が患者さんからのご意見を参考に、システム構築をチームリーダーとしてリード・発表させていただきました。
作ったものは「つれだつ」というアプリ。
寝たきりのシニアを外に連れ出し、同じ疾患同士のコミュニティーイベントにて社会参加につなげる試みです。
Railsで地域のシニア向けイベントと対応疾患別検索、RESASデータ(観光資源情報、年齢別人口密度)、DCPデータ、65歳以上の密度ヒートマップ、病院&薬局&福祉施設をESRIさんのArcGISにマッピングしました。外に行きたいときは介護士に情報が発信されます。

このアプリで、健康な人が増え、長生きしてよかった、あなたに会えてよかった、心から元気に笑顔になれる世界を作れるのではと思い、熱く語ってきました。
賞品がすごく、今後、Startup Hub Tokyoの事業化支援、開発サポート、ESRIジャパンのArcGIS for Developers を用いた継続開発サポート、日本マイクロソフトのサポート、チームラボさんのデモブース展示券が・・。個人的には、使えるオープンデータを知れたのと、丸の内で3ヶ月の事業化支援が本気で嬉しいです。
メンバーと運営側のみなさまに、心より感謝申し上げます。2日間ありがとうございました!!

地域と連鎖する、#中野 #なごみ薬局 #薬剤師募集 しております!

気軽にメッセージいただけたらと思います。

 

ご説明会や、店舗見学、薬剤師採用ページはこちらへどうぞ。

個人情報保護や秘密保持について

情報を扱う専門職の葛藤

個人情報保護や秘密保持について

ソーシャルワーカーやケアマネジャー(以下、援助職、等と記載します)の仕事には葛藤がつきものです。何でも相談してくださいねと言いながら、これ以上はできません、と言ってみたり、あなたの味方ですと言って情報を聞き出しておきながら、虐待の通報をする際には敵のようになってみたり、そのような態度を取った経験は対人援助職者であれば誰しもが経験したことだと思います。しかし、そのような対応をするのには大きな理由があります。利用者を守るという専門職としての大前提があるからです。そのために、自分ができもしないサービスを提供するかのような期待を持たせないよう限界を伝えること、加害者に本音を語ってもらいつつも被害者の安全確保は絶対に譲らない、というスタンスを貫くことになります。この事が時に葛藤を生み出します。

この葛藤は個人情報の取り扱いにおいてもみられます。相談内容は本人の同意なしに他人には開示しないという前提がある一方で、生命の安全確保のために情報公開に踏み切ることもあります。業務上知り得た情報を外部に漏らさないという守秘義務自体は、どの職種にも発生しますが、場合によっては開示する倫理的責任があるというのが援助職における守秘義務の特色です。

倫理的責任という意味では、開示する情報を最小限に留めるということもあります。情報は出来るだけオープンにした方がより良い援助につながるのではないか、と思われがちなため、他職種からはいろいろと情報を求められますが、援助職者は利用者を守るために、情報提供や情報共有が適切かどうか、常に注意しなければなりません。アメリカのHIPAA法や日本の個人情報保護法では、利用者の個人情報の共有は目的と共有先について必要最小限かつ限定的に留めることとされています。利用者の個人情報を知ることで得た「力」を援助者が乱用したり、利用者が搾取されたりする事がないようにという配慮ですが、一歩踏み込んで解釈するならば、援助職者がつい過度に情報を共有してしまいがちだということです。

情報はとても貴重であり大切なものです。ある演習があるので紹介します。グループでの演習なのですが、数名が輪になって座ります。各々が紙とペンを持っています。自分もその一員で参加していると考えてください。演習を仕切っている者から「自分の最大の秘密を紙に書いてください」「書いたら小さく畳んでください」「ではそれを隣の人に渡してください」と言われます。みなさんならどうしますか?他人にすんなりと紙を渡す事ができますか?この演習の目的は、自分の秘密を他人に託してしまうという無力感と、他人の秘密の運命を手中にする責任の重さを味わうことでした。守秘義務なんて信用してないから何も書いてないという人もいました。手の中の紙が重たすぎて怖くて手を開けないという人もいました。受け止め方は人それぞれだと思いますが、秘密を人に預ける、預かるというのはそのくらい大変なことなのだと思います。薬局でも日常的に多くの情報を取り扱っています。折に触れてその重さを思い返したいものです。