ピロリ菌とは?

ランサップ(ピロリ菌除去薬)の処方が増えているのでピロリ菌についてまとめてみました。

ピロリ菌がいるとどんな事がお腹の中で起こっているのでしょうか。

 

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*ピロリ菌がいると・・・*

ピロリ菌がつくりだす酵素ウレアーゼと胃の中の尿素が反応して発生するアンモニアなどによって直接胃の粘膜が傷つけられたり、ピロリ菌から胃を守ろうとするための生体防御反応である免疫反応により胃の粘膜に炎症が起こります。

このように、胃酸から胃を守っている粘膜が傷むと胃潰瘍十二指腸潰瘍になりやすくなってしまいます。この病気にかかった方の約90%がピロリ菌に感染していたそうです。また、胃がんとの関係も囁かれていますね。

*感染*

ピロリ菌は、ほとんどが5歳以下の幼児期に感染すると言われています。幼児期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生きのびやすいためです。

また、ピロリ菌は口から入ると感染は間違いないようです。そのため最近では母から子へなどの家庭内感染が疑われていますので、ピロリ菌に感染している大人から小さい子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。

*検査〜除菌*

内視鏡を使う検査

・迅速ウレアーゼ検査 ピロリ菌の持つ酵素の働きでできるアンモニアの量を調べます。

・鏡検法 採取した組織を染色して観察します。

・培養法 採取した組織を培養し、ピロリ菌が増えるかを観察します。

 

内視鏡を使わない検査

・抗体測定 血液や尿を採取して、ピロリ菌に対する抗体の有無を調べます。

・尿素呼気試験 検査用の薬を飲み、一定時間置いてから呼気検査をします。

・便中抗原測定 便を採取して調べます。

 

検査の4週間後に結果、ピロリ菌がいるかいないかで治療が変わります。

菌がいる方は、お薬を1日2回7日間忘れずに飲んで除菌を、

菌がいない方は、ピロリ菌の検査の前にする、もとの病気(胃炎等)の検査結果に基づき治療を進めていきます。

 

*ピロリ菌の薬*

ランサップ400・800を使います。

↓こんな箱!7日分のお薬が入っています!

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↓中身はこんな感じ!

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飲み忘れ、間違いの内容に縦に半分ずつ区切られていますね。

飲み忘れがあると、除菌効果が減ってしまいますのでご注意ください!

 

 

 

ピロリ菌は胃酸から胃を守る働きのある表層粘膜で動きまわります。そのため、胃酸による殺菌、除菌は難しいようです。

しっかりと除菌し、健康な胃で食欲の秋を迎えましょう*

 

↓↓↓参考↓↓↓

http://www.pylori-story.jp

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