こんにちは。中野区のなごみ薬局在宅医療チーム・訪問薬剤師の3号です😊
今回は、薬局に在庫していたヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液0.1%「日点」が期限切れとなり、
実際に開封して使用感を確かめる機会がありましたので、その使い心地についてレポートしたいと思います。
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「PF」って何?
PFとは「防腐剤無添加」の意味。
Preservative Freeの頭文字から取っています。
パッケージにも「防腐剤無添加」の文字がありますね。
この薬品以外にも、ロートニッテンの薬には「〇〇PF点眼」という薬があります。
他の目薬との違い、フィルターが入っている
通常、目薬には二次汚染防止の目的で防腐剤が入っています。
しかし、防腐剤アレルギーだったり、コンタクトの上からの点眼という点から、防腐剤が入っていない方が良いという場面も。
ヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液0.1%「日点」では、ノズルの内側にフィルターを取りつけることで、防腐剤無添加でありながら開封後の微生物汚染を防いでいます。
実際に開けてみた
初めて蓋を開けて中身を見ました。
上部の青い部分がフィルター。
※このフィルターは開けずにこのまま使います。
押してみた
「PFの目薬はフィルター部分があるから、通常の目薬よりも押し心地が固い」と知識では知っていましたが、どれくらい違うのか試してみました。
通常の目薬では、両脇を軽く押すだけですぐに数滴薬液が落ちますが、
PFの目薬では軽く押しただけでは出ませんでした。
かなり強めにギュッと押さえ、それでも薬液が出るまでには、3秒ほどかかりました。(3号調べ)
目薬1滴の量も、通常の目薬よりもやや少なめに感じました。
感想
実際に使ってみて、「思いの外、固い」「これは握力のないお年寄りは難しいかも?!」と思いました。
使い方が特殊な薬は、患者さんにお渡しする前に、できるだけデモ器でも良いので一度使ってみたいですね。
今後の服薬指導に活かしたいと思います!
参考)ロートニッテン
https://www.rohto-nitten.co.jp/medical/documents/pf/
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