私の社員に対する考え方

なごみ薬局の求める人材像は、誠実、情熱、挑戦、そして患者に対する思いやりがある方です。患者さんに心から元気になってもらいたい。そう思ってくれる方です。

まず根底にある前提として、自分達の世代の平均寿命が100才前後になることが決定的だということです。その場合、人の働き方は65才で定年退職し、残りの30〜40年を働くことなく収入なしで生き抜くことになります。50才以降は肉体的に、通常の業務を早く正確に行うことは難しくなります。したがって、人生の後半をどのように過ごすのか?どのように準備していけば良いのか?人それぞれが準備をしていきますが、今後の社員の将来ことを経営者として留意するのは当然であり、人事制度に反映させることが長く働きたい会社である為の必須の条件になっていると思います。
40才以降は転職はほぼ不可能です。ですが唯一社会から求められる人材の条件があります。それは「知的資本」としての人材であることです。
知的資本としての人材とは、知識を元に価値を生み出す、「資本」としてみなされる人材であり、より具体的には「資格」所持者です。薬剤師や看護師が高齢でも転職できるのは、国に守られているということもありますが、一定レベルの知的サービスを生み出す人材であると社会から認められているからです。
江戸時代の平均余命が男子45.5歳、女子40.6歳がたったの300年余りで寿命が倍になりました。寿命が伸びた分、今は当然、働き方と働ける期間が江戸時代とは違います、さらに自分の親の世代と同じ働き方ができて、給与が同じ様に昇給する会社は、今では物理的に存在すらできません。今は物が満たされてしまっているため、明らかにバブル時とは状況が違います。インターネットが無い時代の発展途上国の日本ではなく、今は世界一、清潔で誠実で知的な民族だと思われている日本で働いているということです。働き方がかわり、生き方にも変化が起きています。ワーク・シフトです。
なごみの社員には、社会から必要とされる人になってほしいと心から願っています。そして蓄えた知識や知恵を元に自律(自立)してお金を稼げるように、40才までに必ずなって欲しいと思っています。
例えば、非常に高度で専門的な知識をITを使って発表、発信したり、映像にしたり、電子書籍にして、または広告収入などで知識を売り、体を使わないで働いてお金を稼ぐことで、後半の人生をなんの心配もなく生き抜けるように「知的資本」を蓄えることで準備して欲しいのです
余談ですが、好きなこと!でないと勉強は続きません。本当に好きなことを見つけてほしいと自分がよく言うのはこのためです。料理でも写真でもサッカーでも子育てでも、事務のことでも、薬でも。。とにかく情熱を持って人が到達できないレベルまで楽しんでやることが価値を生む資本にするコツだそうです。AbsorbでなくObsess!!
労働集約的な作業しかやろうとしなかったり、新しい世の中の変化にチャレンジしないことは、40才以降、死を意味します。20代30代でしか知識を資本として蓄えることはできないかもしれないと認識して、計画し楽しみながら、「今」を大切になごみで過ごして欲しいのです。人材の不良債権社員や負債社員(お金を失うもの)と社会や会社から認定されないよう十分注意が必要です。
したがって、同じ役割をずっとやらせ続けたり、同じポジションをずっとさせる事はありえません。方針として様々な経験ができて成長できる仕組みにしています。私も30才から英語を始めました。学ぶのに早いも遅いもありません。なごみは情熱を持っている方には本代や受験料を支援しています。
職能資格制度運用規定をもとに、一定年数を経過すると等級が上がる仕組みにしています。資格取得、職位に応じて、仕事のポジションと給与をお支払い致します。
生産年齢が限られていることを意識して、素敵な仲間と成長できる会社にし、地域社会に貢献していくことが私の基本的な理念です。一度限りの人生の大切な時間を共有している以上、その人を尊重し、その人の選択したライフワークバランスをステージにあわせて働き方を変化せていくべきだと思います。切磋琢磨し、薬に心を込めて患者さんの手元にとどけること。雇用を生むだけでなく、個人を尊重し、仲間を思いやり、社会的に価値のある事業を継続させることが大切です。地域に根ざす会社とは、地域で一生懸命働き、人を育て、学び得た知識を還元することで、患者さんに感動の変化を起こさせることだと思います。

なごみ薬局の求める人材像は、誠実、情熱、挑戦、そして患者に対する思いやりがある方です。患者さんに心から元気になってもらいたい。そう思ってくれる方です。

長文をお読み頂きありがとうございまます。

いつか一緒に働けることを楽しみしています、ご応募お待ちしております。

株式会社なごみ薬局
代表取締役
渡邊輝