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私の、選択。
薬剤師 × 在宅
岡部 愛子Chikako Okabe
薬剤師
2019年入社1年目から組織運営に関わる仕事にも挑戦
当社では薬剤師が2つの店舗に所属する体制です。私は本店で週3日、上高田店で週2日勤務しています。警察病院前にある本店では透析や抗がん剤に対応するほか、訪問薬剤管理指導も実施。上高田店では隣の医療モールに入っている内科、小児科、消化器内科、整形外科の調剤に対応しており、いろいろな処方箋を経験できています。
調剤室には自動でピッキングを行うロボットや散剤の自動分包機が入っているほか、処方箋を専用端末でスキャンし、調剤室のiPadに情報を転送する仕組みもあります。対人業務に時間を割けるようになっているので、投薬の際には一方的に説明するだけでなく、患者さんの体調変化などについて話を聞くことを大切にしています。
また、当社では各薬剤師が店舗業務以外に、会社運営に関わる各課の業務にも携われるようになっています。私は在宅医療課に所属しており、訪問薬剤管理指導に関するマニュアルの作成にも携わりました。会社全体の業務効率化に貢献する仕事であり、1年目からこうした業務に携われることは自身の成長にもつながっています。
高齢の患者さんに飲みやすい剤形を提案
やりがいを感じるのは、自身の投薬管理で患者さんの服薬状況などを改善させていけることです。以前、介護施設の患者さんで「錠剤が飲みにくい」という方がいらっしゃいました。話を聞くと、どうやら錠剤の大きさが原因のよう。そこで、ドクターに相談して散剤に変えてもらったところ、飲んでいただけるようになりました。
「どうすれば薬を飲みやすくなるか」はけっこう意識していますね。お子さんや高齢の方は嚥下機能がうまく使えないこともあるので、錠剤を散剤に変えてもらったりしています。また、あるお母さんから「ヨーグルトに混ぜると子どもが薬を飲めた」という話を聞いたときには、その情報をほかのお母さんにも伝えたりしています。
最近は投薬時に小児の服薬状況について聞き取ることを提案し、薬局内の取り組みにしてもらいました。社歴に関係なく意見できるのが当社の良いところで、これまでには整腸剤や抗ヒスタミン剤の勉強会を主催したりもしました。現在は認定薬剤師の勉強をしているので、学んだ知識を社内でも共有していきたいと考えています。