岸川 瞳Kishikawa Hitomi

やりがいを感じてもらうためのマネジメント

現在、西荻南口駅前店の管理薬剤師を務めています。患者さんは近くにお住まいの方が多く、長く通っていただいている方もいます。近隣のクリニックに限らず、都心の病院からの帰りに寄っていただくことも多いですね。そのため、1カ月に100以上の医療機関から処方箋を応需しており、幅広い診療科の医薬品を取り扱っています。
管理薬剤師としてはメンバーにやりがいを持って働いてもらうことを心がけています。自分の存在価値をしっかり確認できることが大事だと思うので、任せられることは積極的に任せるようにしています。また、一人ひとりの意見を吸い上げることも大切と考え、週1回、自由に意見がいえる場を設けて話し合ったりもしています。
私は以前、病院の薬剤師として働いていたのですが、そこでの後輩や部下に対する指導の仕方を見ていくなかで、人に何か行動をさせるためには、伝える側の一つひとつの言葉が非常に重要だなと感じました。その経験から、部下を持つ立場になった現在では、できていることをしっかりと評価し、言葉にして伝えることを大切にしています。

地域の医療の窓口として親しまれる存在に

私が当社に入ることを決めたのは、「患者さんのために」というのを、単なるキャッチフレーズではなく、心から考えていると感じたからです。利益になりにくい薬剤でもすべて揃えるなど、患者さんのためになることならお金にならなくとも取り組んでいます。患者さんとの距離も近い当社で薬剤師の知見を生かしたいと考えました。
本店で訪問薬剤管理指導をしていたときにはとくに患者さんとの距離の近さを感じました。担当する中に寝たきりの患者さんがいらっしゃったのですが、植物が好きな方で花の写真を撮って見せるといつも喜んでくれました。投薬以外にも地域の方々と温かいつながりを持てることが嬉しく、そこに仕事のやりがいを感じています。